ウイスキーを樽買い?究極の大人の楽しみ方
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大人になり余裕が出てくると「大人買い」という贅沢ができるようになってきますね。
コミック全巻、高級肉のkg買い、ディスプレイされているスイーツ全種類…など様々ありますが、ウイスキーを愛する人の中には、「樽ごと購入」を夢見る方もいらっしゃいます。
今回はウイスキーの樽買いにフォーカスし、樽ごと販売している会社や樽買いをしたような気分にさせてくれるアイテムをご紹介します!
また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
「初心者におすすめなウイスキーは何?」という方はぜひ参考にしてください。
参考記事:【おすすめ銘柄10選】初心者向けに飲みやすいウイスキーの選び方
目次
ウイスキーの樽買いとは?
ウイスキーの樽買いとは、樽ごとウイスキーを購入できるサービスのこと。樽ごと購入とは言っても、実際購入できるのは中身のウイスキーのみで樽本体も購入できるわけではありません。
ウイスキーを購入した後は、蒸留所の貯蔵庫で適切な状態で保管されます。ボトリングするタイミングは樽買いしたオーナーが決めることができます。
樽買いの価格はウイスキーの貯蔵年数や樽の種類によって異なりますが、小さいバレル(50L)の場合は約30万~、ひとつの樽からできる量は700mLボトル30本~40本程度。
大きいバレル(180L~200L)の場合だと50万~100万円程度、できる量はボトル250~280本分となります。
一般的に結婚式の引き出物や記念日のプレゼント、また会社経営者がセレモニーの記念品用として購入するケースが多いですが、近年ではぜいたくな家飲み需要も相まって、家庭用に樽ごとを購入する人も増えています。
樽買いできるメーカー
ウイスキーラバーが憧れる「樽買い」をできる企業はそんなに多くありませんが、叶わない夢ではありません!
どこで樽買いできるのかチェックしていきましょう。
ガイアフロー 静岡蒸留所
2012年に設立したウイスキー事業をメインに行っている会社です。「静岡プライベートカスク」の名前で樽買いオーナーを募っています。
初留の蒸留では薪直火蒸留機か軽井沢蒸留機を選択できたり、泥炭の使用や、バレル以外にクォーター(110~120L)、オクタヴ(50~60L)といったサイズの樽を選ぶこともできます。
現在は、プライベートカスク2020の抽選受付を実施しており、毎月決められたエントリー期間に応募することが可能。ちなみにプライベートカスク2020では好みに合わせて、ノンピートの日本国内産麦芽とピーテッドの英国産麦芽が選べるようになっています。
また発売する年によって受け付けられるオーダーが異なりますので、静岡プライベートカスクのオーナーになりたい方は、ガイアフローのHPを随時確認してみてください。
三郎丸蒸留所 一口樽オーナー
富山県に位置する北陸唯一の蒸留所。母体は、清酒造りで知られる若鶴酒造です。
2018年から始まった「一口樽オーナー」サービスは、三郎丸蒸留所のウイスキー2樽につき、200名の方がオーナーになれる樽買い制度です。その年の夏に蒸留したニューポットを樽詰めし、熟成期間を経て5年後に届けられます。
毎年即日完売するほどの人気がありましたが、残念ながら、2021年をもってサービス終了となりました。また再開することがあるかもしれませんので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
サントリー オーナーズカスク
大手メーカーとして知られるサントリーから「オーナーズカスク」が出ていたことが過去にありました。
2005年から始まったサービスで、選りすぐりのブレンデッドモルトを樽ごと購入することが出来たのですが、2010年に休止が発表されてから再販の気配はありません。
販売していた当時はリーズナブルなもので50万円、高いものだと3,000万円するものもあったそうです。
樽買いができない場合
ハードルが高すぎてとても樽買いなんてできない!という方におすすめのアイテムが「ミニ樽」です。
1~5L程度の小さい樽なので、通販でも簡単に手に入れることができます。
購入したウイスキーをミニ樽に移して熟成が可能になります。自宅に置いておけばインテリアとしても活躍できますし、好きな熟成タイミングに好きなだけウイスキーが飲めますよ。
ミニ樽の選び方
ミニ樽を選ぶときに注意していただきたいのがウイスキー貯蔵用の樽であるかどうか。
ミニ樽の中には飾り用のものも存在していて、ウイスキーの貯蔵に向いていない場合があります。そういった樽に入れてしまうとウイスキーが漏れるだけでなく、木樽自体が腐敗してしまうことも考えられます。
確実にウイスキー熟成用のミニ樽を手に入れたければ、少々値段が張っても品質が保証されたものを選ぶようにしましょう。
また、樽の種類によっても香りが左右されます。その際は、どんな素材が使われているのかにも注目してみると良いですよ。
樽の種類 | 味わい | こんな方におすすめ |
バーボン樽 | 甘いトロピカルフルーツ、フローラルな風味 | メーカーズマーク、ジャックダニエルが好きな方 |
シェリー樽 | 生の果実、ドライフルーツのような香味 | マッカラン、グレンファークラスが好きな方 |
ミズナラ樽 | 白檀など、香木のような独特の香り | ジャパニーズウイスキーが好きな方 |
使い方
ウイスキーをミニ樽に移す前に水漏れがないかを確認する必要があります。
ミニ樽の中に水を入れ一晩置いておき、漏れていなければ水だけで洗い流します。2~3回すすいだら自然乾燥させ、水気が無くなったらホワイトリカーであく抜きをします。
ホワイトリカーを入れて2~4週間ほど置いたら中身を出し、やっとここでウイスキーを入れることができます。(※瓶は捨てない!)
ちなみにミニ樽に入っていたホワイトリカーは飲むことができますよ。
一週間ごとに味を見て、自分の好みの味に到達したら入っていた瓶にウイスキーを詰め、完成です。
※液体が入っていない状態でミニ樽を放置してしまうと、乾燥によって縮んだり割れてしまうことがあります。ミニ樽が使えなくなるのを防ぐために、中身が少なくなった段階でウイスキーを足すか、樽に残っているウイスキーをボトリングしてから新しいウイスキーを入れるかで調整した方が良いでしょう。
少量で楽しみたい方におすすめ!フレーバースティック
樽買いもミニ樽も、ひとりで楽しむには時間とお金がかかる。そんな方には、簡単に樽熟成ができる「フレーバースティック」をおすすめします。
フレーバースティックとは、樽をスティック状にカットされた木片で、ウイスキーや焼酎など、お好みのお酒に1か月漬け込むことで、まるで樽で熟成させたような熟成感を味わうことができます。
短期間、そしてリーズナブルな価格でお気軽にウイスキーを楽しめますよ。
▼フレーバースティックが気になる方におすすめな記事
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まとめ
今回はウイスキーの樽買いについてご紹介しました。ウイスキーを樽ごと購入するのは、愛好家にとっては至極のロマンではないでしょうか?
樽買いはできなくてもミニ樽で熟成させるという選択肢もありますので、ぜひ一度自宅熟成のウイスキーを味わってみてくださいね!
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