生ビール中ジョッキの容量は「何ml」?ジョッキと瓶の種類と量を解説
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ビールを注文する時に「生中1つ」「瓶ビール1つ」と言いますよね。何気なく頼んでいるビールですが、それぞれの量がどれくらいなのかは、あまり知られていません。
またジョッキの種類も様々で、国によってはビールの量が決められているところもあります。
そこで今回はビールジョッキと瓶の種類や量、そして海外のビール事情について解説をしていきます。自分が飲んでいるジョッキに、どのくらいのビールが入っているのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、以下記事にて、日本を代表するクラフトビールを7つご紹介しています。
色んなクラフトビールを試してみたい人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
参考記事:自分好みのクラフトビールを見つけよう!クラフトビール銘柄7選
「生小・生中・生大・瓶ビール・缶ビール」それぞれの量と値段は?
それでは、みなさんが気になっているビールジョッキの容量をご紹介します。
一覧表はこちらです。
種類 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
小ジョッキ | 300ml | 280円~380円 |
中ジョッキ | 360ml~500ml | 480円~580円 |
大ジョッキ | 700ml~800ml | 680円~980円 |
瓶ビール | 633ml | 280円~650円 |
缶ビール | 350ml~500ml | 150円~350円 |
生ビール「小ジョッキ」の容量と値段
小ジョッキはアサヒビールとキリンビール、どちらも300mlとなっています。瓶ビールを飲む時に利用する人がほとんどなので、あまり容量は気にしなくても良いでしょう。
小ジョッキのお値段は、280円~380円前後です。
生ビール「中ジョッキ」の容量と値段
中ジョッキの容量は様々で、360ml、380ml、400ml、435ml、500mlなどがあります。お店によってもビールジョッキの種類や価格も違います。安くて量が少ないお店などもあるので、一概に中ジョッキが何mlかは分かりません。
なのでピンキリではありますが、中ジョッキのお値段は480円~650円前後です。
生ビール「大ジョッキ」の容量と値段
大ジョッキには700mlと800mlのふたつがあります。主に700mlのジョッキを使用しているお店が多いです。昔は1000mlが大ジョッキだったので、いまだに1000mlのジョッキでビールを提供するお店も存在しています。一度でいいから1000mlのジョッキで、キンキンに冷えたビールを飲んでみたいですね。
ちなみに大ジョッキのお値段は、680円~980円前後です。
瓶ビールの容量と値段
瓶ビールの容量は各メーカー共通で633mlとなっています。なぜこんな中途半端な数字なのか気になりますよね。
昔は各メーカーごとに瓶ビールの容量が異なっていました。しかし昭和15年に新しい酒税法ができ、瓶ビールの大きさを統一することになったのです。その中で最も小さかった633mlが採用され、現在も同じように使われています。
瓶ビールのお値段は、280円~650円前後です。
缶ビールの容量と値段
缶ビールの容量は、大きく350mlと500mlの2種類が主流です。スーパーやコンビニで手軽に買えるという利点に加え、飲み切りサイズなので持ち運びやすいのもポイント。またリサイクルもできることから缶ビールは環境にもやさしいといえます。
缶ビールの値段は容量によっても違いますが、350ml前後の缶ビールが150円~200円、500ml容量の缶ビールは280円~350円前後が多いです。
生中のおいしい飲み方
せっかくビールを飲むならより美味しく飲める方法についても抑えておきましょう。自宅で飲む際はぜひ参考にしてみてください。
生中ジョッキを斜めに傾ける
まず、生ビールをジョッキやグラスに注ぐ際は斜めにするのがコツです。
そうすることで泡の立ちすぎや、グラスからあふれることを防いでくれます。また注ぐの量をうまくコントロールできるので試してみてください。
ビールと泡の比率を7:3にする
ビールと言えば、泡も醍醐味の一つでしょう。そこで、ビールと泡の比率を7:3にするとより美味しくいただけるのです。
ちなみにビールの泡は、生ビールは空気から遮断してくれる役割があります。しっかり泡立たせることで、ビールの温度が長持ちしたり、風味が逃げないなどのメリットもあるのです。
「3度注ぎ」
基本的に先ほど紹介した2つの方法でも美味しく飲めますが、より上級者向けな飲み方はビールの3度注ぎがおすすめです。
まず下準備として1回目の注ぎ方は、泡を勢いよくグラスに注ぎ、ジョッキを満タンにします。
泡が落ちついたら、2回目はジョッキを斜めにして液体をゆっくり注ぎましょう。ちなみにこの時の量は、ジョッキやグラスの8割に抑えておきましょう。
最後にビールと泡の比率を7:3になるように優しく注げば完成です。
通常の注ぎ方に比べひと手間かかりますが、注ぐ回数を増やすとビールの旨味がより際立ちますよ。
ビールジョッキの歴史
ジョッキが使われ始めたのは紀元前800年ごろからと言われています。日本では江戸時代からコップでビールを飲むようになったそうです。
ビールジョッキが使用されるようになったのは明治時代。ビールを提供するお店にはジョッキが用意されていました。昭和50年代までは1000mlや500mlなど、大きめのビールジョッキが主流だったそうです。1000mlのジョッキで飲んでいたなんて驚きですね。
また1970年代後半になると、ビアホールなどで中ジョッキが登場するようになりました。仕事帰りのサラリーマンからの支持も高く、現在でも中ジョッキが主流となっています。
「生ビール」の定義
生ビールは居酒屋などでしか飲めないと思っている方も多いのですが、実は日本で流通しているほとんどのビールは生ビールに該当します。
そう!コンビニで販売される缶ビールや瓶ビールも生ビールなんです。
まず、生ビールとは熱処理されていないビールのことです。熱処理を加えないことによって、ビールの発酵が進み、この喉ごしのよいビールに仕上がります。
ちなみに熱処理を施すビールは、キリンクラシックやサッポロラガービール、アサヒスタウトなどがあります。生ビールに比べ、苦みが強いので飲み比べてみても面白いですよ。
なお、生ビール以外についても別記事で詳しく紹介しており、ビールの種類を知りたい方はそちらも参考にしてみてください。
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実はビールの穴場?チルドビールとは?
生中に関するQ&A
最後に生ビールについてよくある質問にお答えします。
「生中ジョッキに目盛付き!?」ビールの量が法律で定められている国とは?
日本ではビールジョッキの大きさや容量は様々ですが、国によっては法律で容量が定められているところもあります。
ビール大国のドイツでは、ビールジョッキに対して細かい法律が定められています。ジョッキやグラス、コップ全てに目盛りがついており、目盛りまでがビール、目盛りから上は泡といったように、ビールを注ぐ法律があるのです。店員さんは大変かもしれませんが、飲む側にとっては、「泡が多すぎて残念」「ビールが少ない」ということがないので嬉しいですね。
またドイツではビールの種類ごとに、ジョッキやグラスが定められており、「ケルシュビール」は200mlのグラス、「アルト」は300mlのグラスで提供しなければなりません。ビールを愛する国では、お酒の法律も細かく分類されているんですね。
なお、別記事では運転中や妊娠中にノンアルコールビールを摂取しても大丈夫かを紹介しており、気になる方は参考にしてみてください。
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ノンアルコールビールとは?運転や妊娠中に飲んでも大丈夫?
瓶ビールと生中は量や温度が一緒でも味が違うのはなぜ?
居酒屋でビールを注文する時に、瓶ビール派とジョッキ派に分かれるかと思います。どちらも中身は一緒ですが、どこか味や香りが違うと思いませんか?
味や香りに違いが出るのは、容器の違いによるものです。
瓶ビールや缶ビールは保存が効くように、樽生よりも多くガスが注入されています。よって瓶ビールなどは、コップに注いでガスを飛ばしてから飲んだ方が美味しいと感じられます。缶ビールを直接飲むのが味気ないのは、こういった理由があったんですね。
この背景を見ると樽生から注がれた「生中」が一番美味しいということになります。しかしこれは、サーバーの管理が行き届いている場合のみです。サーバーの衛生面が悪いと、ビールが不味くなります。管理が行き届いているお店でないと美味しいビールは飲めないのです。
もしジョッキでビールを頼んで美味しくなかったら、瓶ビールを注文するのも手です。状況に応じて使い分けてみてもいいかもしれません。
なお、ビールが美味しく感じない場合はストレスに関係していることもあります。別記事ではビールとストレスの関係について紹介しており、そちらも合わせて参考にしてみてください。
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苦いのになぜ美味しいの?ビールとストレスの関係
エンジェルリングとは?
ビールを飲み干した時にジョッキの内側にできる泡の輪を「エンジェルリング」といいます。
ただし、このエンジェルリングはどんなジョッキにでもできるわけではありません。
エンジェルリングが出来る条件は、注ぎ方をはじめ、ビアサーバーやグラスが清潔に管理されていることも大切です。
ですからエンジェルリングが出来た時は、生ビールを美味しく飲めたといえます。
まとめ
今回はビールジョッキや瓶ビールの種類や容量について解説をしてきました。中ジョッキにしても、容量は様々なので、居酒屋に行ったらコストパフォーマンスが良いか確認して見るのもありでしょう。またドイツのように、ビールの容量や泡の量が決められているのもいいですよね。
それでは本記事を参考に、美味しいビールライフを送ってくださいね。
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