【定番】するめいかと合うお酒はどれ?いろんなお酒をあわせて検証してみた!
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定番のおつまみとして、酒飲みから愛される「するめいか」。コンビニやスーパーのお酒コーナーでも、よく見かけますよね。
日本酒や焼酎のおつまみとして親しまれていますが、他のお酒と合うのか気になる部分があります。
そこで今回は、どのお酒が一番合うのかを探るべく、さまざまなお酒とするめをペアリングしてみました。
するめと相性の良いお酒が知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
また、以下記事にて、料理とペアリングを楽しむ5つのコツをご紹介しています。
ペアリング初心者の人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
目次
するめの特徴
するめとは、イカの内臓を取り除き乾燥させた加工食品です。長期保存に向いており、古くから保存食として食べられていました。
ヤリイカやケンサキイカ、スルメイカなどの内臓や眼球を取り除き、竹串で広げます。これを天日干しや室内干しで乾燥させ、水分量を20%程度まで落としたらするめの完成です。
日本では縁起物として扱われており、結納に収める品として活用されていました。
「するめ」「あたりめ」「さきいか」の違い
おつまみを購入する際、「するめ」「あたりめ」「さきいか」という言葉を見かけませんか?
どれも同じイカのおつまみですが、どんな違いがあるのか気になりますよね。
結論からお話すると、「するめ」「あたりめ」は同じもの、「さきいか」は製法が違います。
あたりめは、するめの俗語として使われるようになったものです。江戸時代に、するめの「する」という文字が「金を掏る(盗む)」や「金を擦る(賭け事など)」などを連想させ、縁起が悪いと考えられるようになります。
そこで「する」を「あたり」に変えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。
さきいかは、するめやあたりめとは全く違う食べ物です。生のイカやするめを炙ったものを、細かく裂いて作られます。
また生のイカを用いた場合は、柔らかさが増すため「ソフトさきいか」という名称で流通しています。
するめは健康食品として優秀
するめは、健康に気を遣う人にもおすすめのおつまみです。
そこでするめの栄養や効能をまとめて解説します。
血液がサラサラに
するめには、血液をサラサラにするDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。血液を調整したり肝臓の働きをサポートしたり、健康的に欠かせない成分です。医薬品の原料としても活躍しています。
肝臓をサポート
するめには、肝臓をサポートするタウリンが豊富に含まれています。お酒を飲むと肝臓に負担がかかりがちです。
しかしタウリンには、脂肪肝などの病気を予防・改善してくれる効果があります。お酒とするめの組み合わせは理にかなっていたんですね。
ストレス解消
するめには、必須ビタミンのナイアシンが豊富に含まれています。ナイアシンが不足すると、不眠やイライラなどの症状を引き起こすといわれています。するめを噛むこともストレス発散になるので、イライラしている人は積極的に食べるといいでしょう。
健康な歯に導く
するめは固いため、咀嚼回数が増えます。何度も噛むことで顎が鍛えられ、唾液の分泌量も増えます。噛む行為は脳の活性化にもつながりますので、歯の健康や老化防止にもおすすめです。
ダイエットになる
するめはダイエットにもおすすめです。するめには100gあたり約70gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の材料となるため、ダイエットには欠かせない栄養素です。
カロリーも100gあたり約100kcalとヘルシーなのもポイント。1回に食べる量は30g程度を目安にし、小腹が空いた時に食べるといいでしょう。
食べ過ぎには注意が必要
体に良いとされるするめですが、食べ過ぎには注意が必要です。するめには100gあたり約2.9gの塩分が含まれています。
厚生労働省では、日本人の1日の塩分摂取量は男性11.6g、女性9.8gを推奨しています。食べすぎると塩分の過剰摂取になってしまうため、1日の摂取量は30g程度に抑えておいた方がいいでしょう。
するめとお酒と合わせるコツ
するめとお酒を合わせるコツを紹介します。
部位で選ぶ
するめには、耳と胴体、軟骨、足(げそ)の部位が存在します。
耳はコリコリした食感があり噛み切りやすいため、サッと食べられるのが特徴です。口の中にイカが残りにくく、アルコール度数が低いお酒でも合わせやすいでしょう。
胴体は筋肉があり噛みごたえのある部位です。口の中で咀嚼する時間が長いため、日本酒や焼酎など、乾物と合わせやすいお酒を選ぶのがポイントです。
軟骨や足(げそ)は独特な食感があります。味がしっかりとあるため、アルコール度数の高いお酒とよく合います。
「そのまま」「焼き」で選ぶ
するめはそのまま食べても、焼いて食べても美味しいですよね。
そのままなら定番の日本酒や焼酎と合わせやすいでしょう。焼くと香ばしさが増すため、ハイボールやビールなど、さっぱり系のお酒ともよく合います。
調味料で選ぶ
するめに調味料をつける場合もあります。七味マヨや醤油をつけて食べても、一味違いますよね。
七味マヨなら、口の中をさっぱりさせるハイボール、醤油なら日本酒などが合うでしょう。
するめと合うお酒(ベストペアリング)
それではするめと合うお酒をペアリングしていきます。
するめ(そのまま)と日本酒
するめと日本酒は定番の組み合わせです。するめは縁起物として日本酒と一緒に提供されることもあります。
またイカ漁が盛んな地域では、するめを徳利の形に加工した「イカ徳利」が有名です。
イカ徳利の中に日本酒を入れて、かじりながら日本酒を堪能する。まさにするめと日本酒は最高の組み合わせなのです。
実際に合わせてみても、イカの旨味と日本酒の旨味が絶妙にマッチしています。お酒選びに迷ったら、日本酒を買っておけば問題ないでしょう。
するめ(そのまま)焼酎(芋・麦)
するめと焼酎も人気の組み合わせといえるでしょう。
酒屋の焼酎コーナーにも、必ずといっていいほどするめが置いてありますよね。漁師の街でも、焼酎と魚介類は定番の組み合わせです。
麦焼酎と合わせると、するめのクセをキリッと引き締めてくれます。旨味は流れることなく、程よいするめの余韻を楽しめました。
芋焼酎とするめの相性も抜群です。イカと芋の煮物があるくらいなので、合わないわけがありません。
焼酎が好きな人は、自分の好きな銘柄とするめを合わせてみてください。
するめ(あぶり)とビール
炙ったするめにはビールがぴったりでした。
熱々で香ばしいするめを、冷たいビールで流し込む。これほど至福の時はありません。
するめを炙ると、口の中に香りが充満します。それをさっぱりできるのがビールのメリットです。
個人的にはアサヒスーパードライで、キリッと飲むのがおすすめです。
するめ(あぶり)ハイボール
炙ったするめとハイボールの相性も抜群です。熱々のするめからの、キンキンに冷えたハイボールは最高ですね。
角ハイボールはクセがなくググっと飲めるので、するめの独特の香りをきれいに洗い流してくれます。他の料理を食べながら飲むのには、ぴったりのお酒だと感じました。
するめと合わないお酒(ワーストペアリング)
するめにも合わないお酒がありました。
そこで、するめと相性の悪いワーストペアリングを発表します。
白ワイン
するめと白ワインは、合うようで合わない組み合わせです。
生のイカと白ワインは相性抜群です。しかし、するめは味わいが凝縮されているため、白ワインの旨味や香りをかき消してしまいます。
そのため、するめをかじりながらワインを飲んでも、香りのバランスは良くはありませんでした。
梅酒
イカの旨味と梅酒の果実味が合わせにくかったです。果実とイカは全くの別物なので、相性は良くありません。
ドライな梅酒なら合わせやすいかもしれませんが、甘めの梅酒には合わせない方がいいでしょう。
ブランデー
ブランデーの深みとするめの旨味は、合わせにくい印象がありました。ブランデーはブドウを原料としており、魚介と合わせられることもあります。
しかし、するめの濃厚な旨味や香りには勝つことができず、微妙な味わいになってしまいました。
ウイスキー(ロック)
ウイスキーのロックとするめは、「合わないこともないがハイボールの方が美味しい」という印象でした。
するめの旨味をさっぱりとさせてくれますが、日本酒や焼酎のように旨味を引き立たせてくれるわけではありません。さっぱり感が味わえるハイボールの方がおすすめです。
するめとお酒の種類別の評価・特徴
するめとお酒の種類別の評価を表にまとめてみました。
順位 | お酒 | 評価 | ペアリングの味わい |
---|---|---|---|
1位 | 日本酒 | ★★★★★ | するめと最も相性の良い組み合わせ。熱燗にしても美味しいと感じました。 |
2位 | 焼酎(麦・芋) | ★★★★★ | 日本酒と並んでするめに合わせやすいお酒。すっきりなら麦、こってりなら芋をおすすめします。 |
3位 | ビール | ★★★★ | 炙ったするめと相性抜群。さっぱりとしたい時におすすめです。 |
4位 | ウイスキー(ハイボール) | ★★★ | キリッと飲めて美味しい。するめの独特の香りも洗い流してくれます。 |
5位 | 梅酒 | ★ | するめの旨味と梅酒の酸味が合いません。ドライ系の梅酒なら合うかも。 |
6位 | ワイン(赤・白) | ★ | ワインの果実味とするめの旨味が合いません。 |
まとめ
今回はするめとお酒のペアリングを試してみました。
やはり日本酒や焼酎はするめと相性抜群です。地のもの同士は相性がハマりやすいというのが顕著に表れた結果ともいえますね。
それでは本記事を参考に、するめとお酒の組み合わせを楽しんでみてくださいね。
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