アイラの決定版!ラガヴーリンとは?歴史やおすすめをご紹介!
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「ラガヴーリン」と呼ばれるウイスキーをご存じでしょうか。ラガヴーリンは一部のファンから「アイラモルトウイスキーの決定版」とも呼ばれる完成度の高いウイスキーです。
今回はラガヴーリンの歴史や特徴、代表的な商品などを紹介します。世界中で多くの愛飲家がいるラガヴーリンのことを知り、ウイスキーへの知識を深めていきましょう。
目次
ラガヴーリンとは?
ラガヴーリンはスコットランドにあるアイラ島で製造されるシングルモルトウイスキーの1つです。ラガヴーリンの名前の意味は「湿地の中の粉挽き小山」で、蒸留所の一帯が湿地だったことが名残りといわれています。
ラガヴーリンは他のアイラモルトと同様に、強烈なピート香が大きな特徴です。薬品のような香りが強く、好き嫌いがはっきりと分かれます。
ただラガヴーリンは他のアイラモルトよりも飲みやすいといわれており、初心者にもおすすめのアイラモルトです。
ラガヴーリンの歴史
ラガヴーリン蒸留所が誕生したのは、今から200年以上前の1816年です。「ジョン・ジョンストン氏」によって創業したラガヴーリンは、創業者の死後に買収が繰り返され、現在では「ディアジオ社」が親会社となり、製造を続けています。
1988年にはクラシックモルトの1つにこのラガヴーリンが選出され、アイラ島を代表するウイスキーとなりました。さらにシングルモルトが世界的な人気となったことで、地元島民だけでなく、世界中にラガヴーリンのファンが多く存在します。
人気の高まりもあり、一時期ではラガヴーリンの販売量はアイラ島でトップでした。しかし1980年代の不況や1990代には原酒が枯渇したことから、販売量が低迷します。
現在では同じアイラモルトのラフロイグとボウモアに次いで3位の販売量です。
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ラガヴーリンの特徴
ここではラガヴーリンの特徴を紹介します。この特徴をラガヴーリン選びの参考としていただければ幸いです。
ラガヴーリンは強烈な風味に加え、甘みとなめらかさがプラスされており上手くバランスが取られた味わいです。そのためアイラモルトの中でも飲みやすさには定評があります。
アイラモルトの他のブランドは飲めないものの、ラガヴーリンなら飲めるという方もいるようです。ラガヴーリンのバランスの良さは他を圧倒しているといってよいでしょう。
ラガヴーリンのおすすめの飲み方
ラガヴーリンのスモーキーさと甘みを堪能するなら、ストレートがおすすめです。ピリッとした口当たりと甘さが交じり合った個性的な味をしっかりと楽しむことができます。
また、少しアルコール感が苦手という方にはロックもおすすめです。ロックにすると氷が溶けて少しずつ水が加わることで、よりまろやかな口当たりとなります。それぞれ飲み比べてみて、自分に合う飲み方を見つけてみましょう。
ラガヴーリンの商品紹介
ラガヴーリンには様々な商品があり、味わいもそれぞれ異なります。
そこで、ラガヴーリンを代表的する5つの商品について見ていきましょう。
ラガヴーリン 16年
「ラガヴーリン 16年」はラガヴーリンのスタンダード商品です。スタンダード商品として「16年以上」の原酒を使用するウイスキーは珍しいといわれています。
アイラモルト特有のスモーキーさとのバランスよく、シェリー樽の甘味やフルーティーさも上手くプラスされているのが特徴です。強烈な匂いの後にくるバニラやフルーティな味わいを楽しんてみてはいかがでしょうか。
ラガヴーリン 8年
熟成期間「8年以上」の原酒を合わせて製造するのが「ラガヴーリン 8年」です。スモーキーさはそのままに、熟成期間が短い分味わいに透明感があると評価されています。
アーモンドに似た香ばしい風味やオレンジなどのフルーティーさが特徴で「ラガヴーリン 16年」とは違った魅力を楽しめる商品といえるでしょう。
ラガヴーリン ダブルマチュアード
「ラガヴーリン ダブルマチュアード」はミレニアム販売された商品です。名前となっているダブルマチュアードとは「2種類の樽で熟成した」という意味があります。
シェリー感のある甘さと喉越しにビター感がプラスされ、スタンダードの16年よりもさらにコクがより強くなった印象です。
ラガヴーリン 12年 リミテッドエディション
「ラガヴーリン 16年」の個性を前面に押し出したのが「ラガヴーリン 12年 リミテッドエディション」です。フルーティで透明感のある香りが特徴で、バニラクッキーを思わせる風味を味わうことができるでしょう。
この商品は「熟成期間12年以上かつ状態が良い樽の原酒」のみを使用して製造します。原酒は樽から出されたものをそのまま使う「カスクストレングス」を採用しており、アルコール度数は約55度と高めです。原酒の強さを楽しむことができる商品といえます。
ラガヴーリン 25年
ラガヴーリンの創業200年を記念に販売されたプレミアム商品が「ラガヴーリン 25年」です。こちらも25年以上熟成したシェリー樽の原酒をそのまま使用する「カスクストレングス」でボトリングされます。
25年間熟成した分のシェリー樽の余韻を楽しむことができ、フルーティーさやビター感など様々な味わいを楽しめることができる商品です。
まとめ
当記事ではラガヴーリンの歴史や特徴、代表的な5商品などを紹介しました。
ラガヴーリンはアイラモルトさをベースに甘さが加わったことで初心者でも気軽に楽しめることができるバランスの良さが自慢のウイスキーです。
「アイラモルトが初めての方」や「他のウイスキーも飲めるようになりたい」という方はぜひラガヴーリンから試してみてください。
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