【人気急上昇】地ウイスキー「あかし」の特徴や人気の理由、飲み方を解説!

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兵庫県明石市の江井ヶ嶋酒造が手掛けるジャパニーズウイスキー「あかし」。

品質の高いブレンデッドウイスキーやシングルモルトウイスキーを生み出し、ウイスキー愛好家から注目度が上がっています。

今回は、地ウイスキー「あかし」の特徴や人気の理由、飲み方を徹底解説します。

また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
「自分の好みに合ったウイスキーを探したい」という方はぜひ参考にしてください。

参考記事:【おすすめ銘柄10選】ウイスキーの選び方を紹介

ウイスキー「あかし」とは?

「あかし」は、兵庫県明石市の江井ヶ嶋酒造の敷地内にある、蒸留所で造られるウイスキーです。

日本で最も海に近い蒸留所として知られ、海洋性気候の潮風を受けながら丁寧に蒸留しています。

また江井ヶ嶋酒造では、日本酒は気温の低い11月~3月、ウイスキーは3月~11月にかけて造る、二足のわらじでお酒の製造をしているのも特徴です。日本酒を貯蔵したホワイトオーク樽で熟成したウイスキーなども販売されています。

主力商品である「あかしレッド」は、スコッチウイスキーの本場イギリスから輸入した大麦麦芽を使用し、キリッとした飲み口と奥深い味わいに仕上がっています。

最近はスーパーやコンビニの定番商品となり、1,000円前後で購入できるのも嬉しいポイントです。

あかしの歴史と人気の秘密

江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸留所は、1888年に創設された日本酒の酒蔵です。日本三大酒処の灘に拠点を持ち、品質の高い米と良質な水を使用して酒造りを行っています。

初代社長のト部兵吉は、敷地内に7つの木造蔵を建設し、熟成や貯蔵、発酵など役割を持たせた酒造りをしてきました。現在も7つの木造蔵は健在で、全て活用されています。

1919年には蒸留設備を増築し、みりんやウイスキー、ブランデー、白ワインの製造も開始します。

1923年、日本初のウイスキーが山崎蒸留所からリリースされましたが、それよりも前に蒸留の許可を取っていることから、古い歴史がある蒸留所だということが分かります。

1984年になると蒸留所が建設され、本格的にウイスキー生産が開始されます。

しかし、日本の酒税法が改定されウイスキーの価格が高騰。その結果、江井ヶ島ウイスキー蒸留所で生産されたウイスキーは全く売れなくなりました。
その後、20年間は蒸留所の稼働がほとんどなくなります。とはいえ、日本酒や焼酎の生産はあったため、倒産や閉業は逃れました。

そして2007年になると、シングルモルトウイスキー「あかし」をリリースします。コンビニを主戦場に販売し、徐々に認知度が高まっていきました。

2010年には、限定2000本のプレミアムな「あかし12年」をリリース。世界から高く評価され、国内外で注目を集め始めます。
その後は生産量が増え続け、主力商品を日本酒からウイスキーへ切り替える話も出ているそうです。

このように、苦しい時代を乗り越えた「あかし」は、ジャパニーズウイスキーを代表する存在にまで成長を遂げました。

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あかしの製法・作り方

蒸留所では、原料の大麦麦芽は本場イギリス産のものを仕入れています。

仕込み水は、日本酒の仕込みにも使われる敷地内の井戸水を使用。熟成にはバーボン樽やシェリー樽などが使われています。
中には日本酒や焼酎を熟成した樽を活用することもあり、商品によって使い分けしているのも特徴のひとつです。

また蒸留は、日本酒の杜氏(とうじ)が指揮を取り、酵母の個性を活かしたウイスキーを造っています。

あかしの味や香り

あかしは、モルトの華やかな香りと、やや辛口でキレのあるウイスキーです。

カカオやビターオレンジのようなニュアンスもあり、上品な味わいを楽しめます。

後ほど、銘柄ごとに味や香りの解説をしますので、そちらも参考にしてみてください。

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おすすめの飲み方

あかしは、ロックやハイボールが推奨されています。

ロックにすると甘みが増し、氷が溶けていくごとに味や香りの変化を楽しめます。

ハイボールは、さらにドライで淡麗な飲み口になり、どんな料理にも合わせやすいでしょう。

ウイスキー「あかし」の種類

最後にウイスキー「あかし」の銘柄を紹介します。

あかしレッド

イギリスの大麦麦芽を使用した、スコッチタイプのブレンディッドウイスキーです。

コンビニやスーパーではお馴染みの銘柄で、1,000円前後の値段で購入できます。

カカオやビターオレンジのような香りと、ドライで淡麗な飲み口はハイボールにぴったりです。

地ウイスキーあかし

地ウイスキーあかしは、あかしレッドの上位版にあたるスコッチタイプのブレンディッドウイスキーです。

さらに凝縮した味わいになり、ラムレーズンやカカオを強く感じられます。

ロックやストレートなどで、じっくりと味わって頂きたい銘柄です。

シングルモルト あかし

バーボン樽とシェリー樽で熟成したシングルモルトウイスキーです。

熟成年数を記載しないノンエイジボトルで、樽の個性が前面に出た仕上がりとなっています。

甘い香りとスパイシーなニュアンス、ピーティーな風味もあり長い余韻が楽しめるでしょう。

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あかし シングルモルト 8年

スパニッシュオークのシェリー樽で8年以上熟成した原酒を使用したシングルモルトウイスキーです。

青リンゴのような風味とカカオのような苦味、スパイシーな余韻を楽しめます。

ロックやストレートでじっくりと楽しんでみてください。

あかし シングルモルト 10年

スパニッシュオークのブランデー樽で10年以上熟成した原酒を使用したシングルモルトウイスキーです。

アルコール度数は60度と高めで、刺激の強い仕上がりとなっています。

カカオのような苦味と、キャラメルやチョコレートのような甘みが絶妙にマッチし、複雑な味わいを醸し出します。

シングルモルトあかし バーボンバレル 5年 ファーストフィル

ファーストフィル(新品の樽)のバーボン樽で5年以上熟成させた原酒を使用したウイスキーです。

バーボン樽の味や香りが抽出され、バニラ感のあるウイスキーに仕上がります。甘めのウイスキーを楽しみたい人におすすめの銘柄です。

シングルモルトあかし14年

シェリー樽で12年半熟成し、白ワイン樽で1年半熟成させたプレミアムなウイスキーです。

シェリー特有の甘みと白ワインのフルーティーさが味わえます。プラムやレーズンのような香りとアーモンドのようなニュアンス、シェリーの芳醇な余韻を楽しめる銘柄です。

シングルモルトあかし15年

スパニッシュオークシェリー樽で12年半熟成し、ジャパニーズオーク樽で2年半熟成させたシングルモルトウイスキーです。

シェリーの香りが強く、ほどよいスモーキーさ味わえます。トロッとした飲み口と洋梨やイチジクのような甘み、カカオやナッツのような余韻が楽しめるでしょう。

シングルモルト あかし3年 日本酒カスク

日本酒の樽で3年以上熟成させたシングルモルトウイスキーです。

日本酒のコクや甘みが溶け出し、一味違った味わいを楽しめます。

お米のような甘みと、バニラのようなニュアンスが感じられるでしょう。

シングルモルト あかし3年 テキーラカスク

ホグスヘッドのバーボン樽で3年熟成させた原酒を、テキーラ樽で2年熟成させたシングルモルトウイスキーです。

テキーラのキレとウイスキーのコクが絶妙にマッチし、一風変わった風味を楽しめます。

シングルモルト あかし3年 オロロソシェリーカスク

ファーストフィルのオロロソシェリー樽で3年以上熟成したウイスキーです。

オロロソシェリー樽由来の甘みや渋みが溶け出し、渋みや苦味が感じられる大人のウイスキーに仕上がります。

複雑な味わいのウイスキーが飲みたい人におすすめの銘柄です。

あかし 5年 コニャックカスク

コニャックを熟成させるリムーザンオーク樽で5年以上熟成したプレミアムなウイスキーです。

コニャックのような香りと甘みがあり、樽由来の苦味も感じられる銘柄となっています。

まとめ

今回は、地ウイスキー「あかし」の特徴や人気の理由、飲み方、種類を解説してきました。

古い歴史があり、日本ウイスキーを語る上で欠かせない蒸留所といえるでしょう。

それでは本記事を参考に、ウイスキー「あかし」を楽しんでみてくださいね。

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