ホワイトホースってどんなお酒?歴史や特徴、おすすめの飲み方を解説!
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CMなどでもよく目にするスコッチウイスキー「ホワイトホース」。
飲みやすさと価格の手頃さから人気のあるお酒ですが、その詳しい特徴までは知らない方も多いでしょう。
そこで今回では、ホワイトホースの歴史や特徴、おすすめの飲み方を解説します。
目次
ホワイトホースとは?
ホワイトホースとはスコッチウイスキーの銘柄の1つです。モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしており、キーモルトとしてはラガヴーリンを使用しています。
スモーキーさとほのかな甘味を楽しめるウイスキーで、有名なシングルモルトウイスキーと比較するとクセが少ない、マイルドな味わいです。そのためハイボールが好きな方やウイスキー初心者でも楽しめます。
ストレートやロックで楽しむのが一般的ですが、最近ではハイボールとして食事に合わせることも増えており、飲み方のバリエーションも豊富です。レギュラーボトルは1,000円あれば購入できるため、デイリー用としても人気があります。
現在は世界100ヶ国以上で販売されており、その圧倒的な人気と安さからスコッチウイスキーの中では世界でも人気の銘柄です。
ホワイトホースの歴史
ホワイトホースにはどのような歴史があるのでしょうか。ここでは発祥や名前の由来といったホワイトホースの歴史について紹介します。
ホワイトホースの発祥
ホワイトホースの発祥はピーター・マッキー氏が1889年に会社を継いだことがはじまりです。
スコットランドのアイラ島にあるラガヴーリン蒸留所のオーナーを叔父にもつマッキー氏は叔父の下で1878年からウイスキー作りを学びました。
そして、1889年に会社を継ぐとブランド名を「ホワイトホース・セラー」と改名し、本格的なウイスキーの輸出をはじめたのです。1890年に「マッキー社」次いで「ホワイトホース社」を設立し経営を続けています。
1908年にイギリス王室の御用達を賜ったことがきっかけで知名度と地位を確かなものにし、1926年にはスクリューキャップ採用によって更になる売上アップに成功しました。
日本では2009年にディアジオ社と業務提携が行われ、「KIRIN」が販売を行っています。
名前の由来は「白馬亭」
ホワイトホースの名前の由来は白馬亭です。白馬亭とはスコットランドがイングランドから独立する際にスコットランド軍が定宿と酒場にしたスコットランド人にとっての自由と独立を象徴する場所です。
創業者であるピーター・マッキー氏の自宅近くには同じ名前の旅籠があり、特別な意味を込めて白馬亭つまりホワイトホース・セラーをウイスキー名にしたといわれています。その後、長らくホワイトホース・セラーという名前で販売されていましたが、1960年頃に現在のホワイトホースに名前が変更されました。
ホワイトホースの特徴
歴史をおさえたところで、ホワイトホースの代表的な4つの特徴について紹介します。
35種類以上の原種をブレンド
ホワイトホースは35種類以上の原種をブレンドして作られたウイスキーです。キーモルトの「ラガヴーリン」を軸に、スペイサイドモルトウイスキーなど様々な原種をブレンドして作られています。
1960年当時はラガヴーリンの比率が多く、スモーキーさが強かったようです。現在のラガヴーリンは昔よりマイルドな味わいになっていることもあり、初心者でも飲みやすくなっています。
スクリューキャップ
ホワイトホースはスクリューキャップをウイスキーボトルとしては世界で初めて採用しました。スクリューキャップとは金属製のキャップのことです。
スクリューキャップが採用されるまではコルク栓の使用が一般的でしたが、気密性が低かったため外気に触れやすく、長期保存ができませんでした。しかしスクリューキャップにしたことでこれらの問題を解決し、長期保存の実現に至ったのです。
スクリューキャップの採用は、結果としてホワイトホースの売上は倍増させ、世界的に有名なウイスキーへと推し上げました。
ラガヴーリン由来のスモーキー
ホワイトホースのキーモルトにはアイラモルトウイスキーの代表格である「ラガヴーリン」が使用されています。そのためホワイトホースで味わえるスモーキーさはラガヴーリンが由来です。
スモーキーとはアイラ島で作られるアイラモルト独特の味わいで、煙のような、正露丸のような香りを指します。その強烈な味わいのため好みがはっきり分かれます。ただし、ホワイトホースには様々な原種がブレンドされているため味わいはマイルドで、アイラモルト初心者でも楽しめる味わいです。
ホワイトホースのおすすめ商品
最後に、ホワイトホースのおすすめ商品を3つ紹介します。ホワイトホースに興味を持った方はぜひ参考にしてください。
ホワイトホース ハイボール
ホワイトホース ハイボールは2018年に発売が開始された比較的新しい商品です。ホワイトホースのソーダ割りを缶にしたものになります。
ウイスキーボトルから作るハイボールには負けますが、ホワイトホース特有の味わいを堪能できるため、キャンプやお祭りなど手頃に飲みたい時におすすめのRTDです。
ホワイトホース ファインオールド
ホワイトホースのレギュラーボトルとして有名なのがこのファインオールドです。ラガヴーリン由来のスモーキーさとスペイサイドモルトの甘さを同時に楽しめる1本になっています。
アルコールと酸味のいずれもの感じるのが特徴ですが、後が来るまろやかな甘みも重なりバランスとれた味わいが絶妙です。スモーキーさを抑えている点も大きなポイントといえるでしょう。価格も安く、コスパが良いウイスキーともいえます。
ホワイトホース 12年
最後に紹介するのがホワイトホース12年です。こちらの商品はホワイトホースの中でも特に飲みやすいという特徴があります。
酒齢12年以上のモルトとグレーン原酒をブレンドしており、ウイスキーが苦手な人がストレートでも飲めるほどにアルコールの強さやウイスキー感を抑えている点が人気の理由です。そのため万人受けしやすく、ウイスキー初心者でも飲みやすい商品といえるでしょう。
また、「ホワイトホース12年」は日本人をターゲットに開発されており、日本市場限定のボトルとなります。
飲み方は「ハイボール」がおすすめ
ホワイトホースの飲み方としては「ハイボール」がおすすめです。ホワイトホースのスモーキーさはハイボールと相性が良いとされており、ハイボール缶としても商品化されています。
ただし飲み方は人によってさまざまです。ストレートで飲むとホワイトホースの甘みを堪能できるので、ぜひ色々試してみて自分にあった飲み方を見つけてください。
まとめ
ここまでホワイトホースの歴史や特徴、おすすめの飲み方などを紹介しました。
スクリューキャップの採用などで革命を起こしたウイスキーにも関わらず、リーズナブルで飲みやすさが特徴のお酒です。
手ごろに飲みやすいスコッチウイスキーですので、ぜひ一度試しに飲んでみてください。
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