本当にワイン?「生ハム」に合うお酒を10種類実際に飲んで検証してみた。

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お酒のお供に生ハムを食べる人も多いのではないでしょうか?ほどよい塩加減と濃厚な旨味は、お酒のおつまみにぴったりです。

主にワインなどの洋酒と合わせますが、他にどんなお酒と合うのか気になりますよね。

そこで今回は、生ハムに合うお酒を検証していきます。

生ハムとお酒の相性を知りたい方は参考にしてみてください。

生ハムの特徴

本当にワイン?生ハムに合うお酒を検証してみた。イメージ画像1

生ハムとは、豚もも肉を塩漬けした食品です。日本では塩漬け後に、燻煙や湯煮したものをハム、しないものを生ハムと呼んでいます。
イタリア語では「プロシュット」と呼び、ラテン語で「干す」や「絞る」を意味しています。

生ハムは、紀元前7000年ごろから食べられていました。当時は豚を家畜として飼育し、保存食として塩漬けにした豚肉を食べていたそうです。

日本に普及したのは第二次世界大戦後。高度経済成長期になると、庶民の間で加工肉が浸透していきます。
1982年には日本での生ハム製造が許可され、スーパーにも生ハムが並ぶようになりました。

そして現在では、おつまみだけでなくサラダやサンドウィッチなどの料理にも活用されています。

生ハムとお酒と合わせるコツ

生ハムとお酒を合わせるコツを紹介します。

生ハムの種類で選ぶ

本当にワイン?生ハムに合うお酒を検証してみた。イメージ画像2

生ハムの種類によって香りや味わいが異なります。

骨付き生ハム(ドライハム)

骨付き生ハムは、豚の骨がついたまま塩漬けにして乾燥させたものです。イタリアンやスペイン料理店などで、生ハムの原木を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

燻製していないため、ほどよい塩加減とねっとりとした豚の旨味が楽しめます。どんなお酒にも合う、バランスの良い生ハムといえるでしょう。

ラックスハム

ラックスハムは、豚肉を塩漬けして乾燥した後、低温で燻製した生ハムです。ラックスはドイツ語で「鮭」を意味し、ハムの色が鮭と似ていることから名付けられました。

日本で最も普及している生ハムで、スーパーやコンビニで手軽に購入できます。ほどよいスモーキーさと塩加減のバランスがよく、ワインやウイスキーなどの洋酒とよく合います。

食べ方で選ぶ

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生ハムには、さまざまな食べ方が存在します。そのままでも十分に美味しいですが、アレンジをすると、お酒選びの幅も広がります。

最もポピュラーなのが、オリーブオイルをかける食べ方。生ハムの臭みが消え、どんなお酒にも合わせやすくなります。

またハチミツをかけて食べるのもおすすめです。甘じょっぱさが口に広がり、ウイスキーやブランデーなど、濃厚なコクのあるお酒とよく合います。

生ハムと合うお酒(ベストペアリング)

それでは、生ハムと相性の良かったお酒を紹介します。

赤ワイン

ペアリング_生ハム 赤ワイン

生ハムといえば、ワインを想像する人も多いのではないでしょうか。

本場のイタリアやスペインでは、生ハムと赤ワインは定番の組み合わせです。生ハムの旨味と赤ワインのコクの相性はよく、最高のマリアージュを体験できます。

今回は、ふくよかな果実味のあるコノスルのメルローと合わせてみました。生ハムの塩加減とメルローの果実味が口の中に広がり、上品な旨味が味わえます。

やはり生ハムと赤ワインは鉄板の組み合わせです。

▼合わせた赤ワインはこちら。
▼メルローワインについて詳しく

白ワイン

ペアリング_生ハム 白ワイン

生ハムには白ワインもよく合います。特に熟成したタイプの白ワインは、深いコクがあり、生ハムの旨味と相性抜群です。

今回はコノスルのリースリングと合わせてみました。

リースリングのミネラル感と生ハムの塩っけの相性は良く、後味は爽やかな印象があります。

辛口ですっきりとした白ワインなので、生ハムが無限に食べられそうです。

▼合わせた白ワインはこちら。
▼リースリングワインについて詳しく

ビール

ペアリング_生ハム ビール

生ハムとビールも定番の組み合わせです。生ハムの旨味とビールに苦味やコクの相性は良いとされています。

今回はアメリカンペールエールの「よなよなエール」と合わせてみました。

柑橘系の香りとコクのあるモルトの甘みが、生ハムの旨味と絶妙にマッチします。芳醇な香りが心地よく続き、生ハムの風味とうまく調和していました。

▼合わせたビールはこちら。

ウイスキー

ペアリング_生ハム ウイスキー

ウイスキーは、ワインを凌ぐポテンシャルを秘めています。

特にラフロイグやアードベックなどスモーキーさのあるウイスキーは、燻製した生ハムと相性が良いとされています。

今回はあえて、アメリカのメーカーズマークと合わせてみました。

生ハムとウイスキーを少し口に含むと、華やかな香りが鼻を抜けます。香ばしい香りとほのかな甘みは、生ハムの塩っけとバランスの良い組み合わせでした。

▼合わせたウイスキー(ハイボール)はこちら。

ブランデー

ペアリング_生ハム ブランデー

ブランデーは、ブドウを原料とした蒸留酒です。ハチミツのような香りと濃厚な果実味が味わえ、生ハムと相性抜群です。

今回用意したブランデーは、ハチミツのような香りが強く、生ハムと合わせると甘じょっぱい風味が口の中に広がりました。

ブランデーをちびちび飲みながら、生ハムを食べるのは至福の時間ですね。

▼合わせたブランデーはこちら。

日本酒

ペアリング_生ハム 日本酒

生ハムと日本酒は意外な組み合わせですが、実は相性の良いといわれています。特にフルーティーな日本酒と合わせやすく、お互いの旨味を高め合います。

今回は、旨味と酸味のバランスが良い純米吟醸酒と合わせてみました。生ハムのねっとりとした口当たりに、日本酒の酸味が絡み合います。

さらに旨味を引き出すなら純米大吟醸など、甘みの強い日本酒を合わせるといいでしょう。

▼合わせた日本酒はこちら。

芋焼酎・麦焼酎

ペアリング_生ハム 焼酎

焼酎も生ハムと相性抜群でした。

あまり馴染みのない組み合わせですが、焼酎のコクが生ハムの旨味を引き立ててくれます。日本酒とはまた違った味わいが楽しめました。

▼合わせた焼酎はこちら。

梅酒

ペアリング_生ハム 梅酒

梅酒と生ハムは以外にも相性のよい組み合わせでした。

梅酒の酸味と甘みが、生ハムの塩味と三味一体となり、最高の組み合わせとなります。

甘みが強い梅酒なら、甘じょっぱさが味わえそうです。

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生ハムと合わないお酒(ワーストペアリング)

今回ペアリングしたお酒の中に、生ハムと合わないものはありませんでした。

生ハムは、素材本来の旨味を引き出した食品なので、お酒の美味しさを邪魔することもあまりなったように感じます。

そのため、おつまみ選びに迷ったら、生ハムは万能に合わせられそうです。

生ハムとお酒の種類別の評価・特徴

生ハムとお酒の相性を表にまとめてみました。

順位お酒
評価ペアリングの味わい
1位赤ワイン★★★★★最もポピュラーな組み合わせ。生ハムの旨味と赤ワインの果実味の相性は抜群です。
2位白ワイン★★★★★白ワインのミネラル感と生ハムの塩っけがよく合います。熟成タイプの白ワインを選ぶとgood!
3位ウイスキー★★★★★熟成を経たウイスキーのコクは生ハムの旨味を引き出してくれます。スモーキー系のウイスキーを選ぶといいでしょう。
4位ブランデー★★★★★ブランデーの甘みが甘じょっぱさを演出してくれます。ブランデーは少量でもOK。
5位ビール★★★★よなよなエールの香りと生ハムの風味がよく合います。すっきり系のラガービールとの相性も良さそうです。
6位日本酒★★★★日本酒の旨味が生ハムの良さを引き出してくれます。フルーティーさのある日本酒を選ぶとgood。
7位麦焼酎★★★★麦焼酎のキレが脂っこくなった口の中をすっきりさせてくれます。無限に生ハムが食べられそうです。
8位芋焼酎★★★★芋の旨味が生ハムの旨味と調和して、お互いの良さを引き出しあっていた。
9位梅酒★★★梅酒の酸味と甘みが、生ハムの塩味とよく合います。

まとめ

ペアリング_生ハム イメージ画像

今回は生ハムと合うお酒を検証してきました。

全てのお酒と相性が良く、定番のおつまみとして活躍してくれそうですね。

それでは本記事を参考に、生ハムとお酒のペアリングを楽しんでみてくださいね。

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