大吟醸ってどんなお酒?タイプ別に選ぶ日本酒大吟醸のおすすめ銘柄10選!
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世界中で日本酒(SAKE)が人気になっています。そのなかでも「大吟醸」は、すっきりとした味わいと、フルーティーな吟醸香から特に人気の高い種類です。
しかし、種類が非常に多い日本酒。どうやって選んだらよいのか?どんな銘柄を飲もうか迷います。
今回は大吟醸を選ぶ際のポイントと合わせて、おすすめの銘柄を5つのタイプ別に10銘柄ご紹介します。
日本酒にはなじみがなくて何を呑んでいいか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
大吟醸とは?
大吟醸は、精米歩合が50%以下であることと、原料に「米・麹・水・醸造アルコール」を使用している日本酒です。純米とつく場合には醸造アルコールが添加されていません。
ちなみに精米歩合とは原料であるお米の美味しい部分だけを残すために、お米を削った(磨いた)後の残りのお米割合を指します。
つまり精米歩合50%とは、お米の半分を削ったということ。
精米歩合は数字が小さくなればなるほど、お米の雑味が消え、香り高いスッキリとした味わいの日本酒になるといわれています。
精米1%に付きかかる時間はおよそ1時間とも言われており、削ってしまう分お米は小さくなる訳ですから使う量が増え、その分コストもかかりますし時間と手間もかかります。
大吟醸が日本酒の最高ランクとも言われるのも納得です。
大吟醸の特徴
大吟醸は、上品で滑らかな味わいと、一層に華やかなでフルーティーな香り(吟醸香)を楽しむことができることが最大の特徴です。
中には繊細ながらも旨味の濃いものもありますが、お米を多く削ることでスッキリとしたいわゆる「淡麗・辛口」な味わいのものの方が多く存在します。
タイプで選ぶ、おすすめの銘柄10選!
ここまで大吟醸について説明をしてきましたが、お酒1つ1つに個性があります。
ここからは、5つのタイプに分けて「おすすめの銘柄」をご紹介します。
今回紹介する銘柄は以下です。
■ 出羽桜 大吟醸
■ 月桂冠 大吟醸
■ 北秋田 大吟醸
■ 北雪 大吟醸 YK35
■ 〆張鶴 大吟醸 銀ラベル
■ 大吟醸 八海山
■ 大吟醸 虎変
■ 山田錦 大吟醸 匠
■ 飛露喜 大吟醸
■ 十四代 中取り大吟醸 播州山田錦
初めてでも飲みやすい大吟醸
あまりお酒が強くない方や日本酒になじみのない方でも気軽に愉しめる2本から紹介していきます。
出羽桜 大吟醸
1つ目に紹介するのは、「出羽桜酒造」の大吟醸。
「インターナショナル・サケ・チャレンジ2014」で金賞を受賞するなど数々の賞を受賞しています。
非常に大吟醸らしい味わいと香りを楽しむことできるため、日本酒に馴染みのない方や初心者の方に特におすすめです。
月桂冠 大吟醸
2つ目に紹介するのは、京都伏見で最古の酒蔵「月桂冠」の大吟醸です。
月桂冠が独自開発をした新酵母が、フレッシュでフルーティな香りを生み出し、すっきりとした口当たりの良さを楽しめます。
白身魚のカルパッチョや冷奴などのあっさりとした味付けの料理、モッツァレラチーズやクリームチーズなどのフレッシュチーズと相性が良いでしょう。
手軽な価格で愉しめるこの大吟醸酒は、毎日の食卓のお供や食後のリラックスタイムにもおすすめです。
ワイングラスで味わうための大吟醸
ここでは、特に香りを愉しみたいならこの2本紹介します。
北秋田 大吟醸
1つ目は、北鹿「北秋田」の大吟醸です。
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」では金賞を受賞、秋田県内でも高い評価を得ています。
白桃やリンゴのような果実香でスッキリと爽やかな味わいは日本酒初心者の方から吞みなれている方まで、満足できる1本です。
北雪 大吟醸 YK35
次におすすめするのが、新潟県の「北雪」。古きを重んじる酒造りを大切にしつつ「酒を愛するすべての人を、新たな世界へ誘える一杯を求めて」をテーマに、日夜、日本酒の可能性に挑戦し続けています。
アメリカやイギリスなど海外のレストランでも愛されているほど人気です。
大吟醸YK39は、山田錦を35%まで磨き上げ、長期低温発酵させた逸品。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で2年連続金賞を受賞するなど多数の受賞歴を誇ります。
芳醇な香りと繊細で深みのある味わいは、ワイン好きな方にもおすすめできる逸品です。
すっきり辛口を楽しむための大吟醸
ここからは、淡麗辛口を好む方におすすめの2つの銘柄を紹介します。
〆張鶴 大吟醸 銀ラベル
1819年(文政2年)創業の由緒ある蔵元「宮尾酒造」の「〆張鶴 大吟醸 銀ラベル」。
「より皆様から喜んでいただける“うまい酒”を目指す」をモットーに、日々、酒造りに努め造り出されているのが、毎年11月に限定出荷の大吟醸です。
やさしい果実の香りと、ふくよかでありながらキレの良い辛口が楽しめます。
料理との相性がいいお酒なので、冷やして天ぷらなどとのマリアージュを愉しむのはいかがでしょうか。
大吟醸 八海山
次におすすめするのは、1922年(大正11年)に新潟県魚沼で創業した「八海山」の大吟醸酒。
山田錦と美山錦などの酒米を40%まで磨き込み、協会酵母の1001号とM310酵母で醸しており、辛口ながらも柔らかな口当たりが特徴的です。
繊細にしてまろやか、雪のように綺麗な味わいでほのかに感じる上品な甘味が料理を引き立ててくれます。
贈り物としておすすめなのは勿論の事、毎日の食卓を少し贅沢にしてみるのはいかがでしょうか。
コクを愉しむための大吟醸
ここからは、スッキリ爽やかもいいけど、コクを愉しみたい時におすすめの2本を紹介します。
大吟醸 虎変
1つ目は、名古屋でも数少ない酒蔵の一つ、1845年(弘化2年)創業の「金虎酒造」の大吟醸酒。
代々、越後杜氏の技を活かし、手作りを心がけた酒造りを行っおり、数々の賞を獲得しています。
バナナのような吟醸香をもち、百合のような品格のある香りが広がります。
控えめな酸味と、ほのかで柔らかい甘味のバランスは絶妙です。
スッキリとしながらも味わいがしっかりとしているので、コクのある大吟醸を呑みたい時には、おすすめです。
山田錦 大吟醸 匠
2つ目は、1918年(大正7年)創業の京都「京姫酒造」の「大吟醸 匠」。
バナナに近い吟醸香もありますが、どちらかというとやや辛口タイプの大吟醸です。
料理の味のジャマをしないので、食中酒としても愉しめます。
720mlが1,000円前後と非常にリーズナブルでお値打ちなのもうれしいポイントです。
一度は呑みたい!幻の大吟醸
最後に、生産量が少なかったり、人気がありすぎて入手が困難なゆえに「幻の酒」とも言われる中から、おすすめの2本を紹介します。
飛露喜 大吟醸
1つ目は、廣木酒造の「飛露喜 大吟醸」です。
「SAKE COMPETITION 2012」で1位に輝き、今や地元の会津でさえ入手が困難な幻の逸品を造り出しています。
「濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい」と語る蔵元の言う通り、香り・甘味・旨味が三位一体となった、作り手のこだわりがぎっしりと詰まった大吟醸となっています。
素材の旨味をより引き立ててもくれるので、食中酒としても愉しめますし、日本酒好きな方への贈り物にしても喜ばれること間違いなしです。
十四代 中取り大吟醸 播州山田錦
2本目は、言わずと知れたプレミアム日本酒の代表格「十四代」の播州山田錦を使用した中取り 大吟醸です。
山田錦を35%まで精米したハイスペックな限定大吟醸酒で、上品な香りと甘味が口の中に広がる逸品。その絶妙な甘さを主体にしたアルコール添加ならではの五味のバランスはおつまみなんていらないほどのクオリティに至ります。
自分へのご褒美に、また誰にでも喜ばれる贈り物としても価値のある1本です。
大吟醸の選び方のポイント
大吟醸の選び方には3つのポイントがあります。
味わいの好みで選ぶ
大吟醸には「甘口」と「辛口」があります。
好みで選ぶのもいいかもしれません。
甘口
日本酒度の表示が「-」となっているものです。マイナスの数字が大きいほど甘口になります。
お米の甘味や旨味を感じられ、柔らかい口当たりのものが多く日本酒の初心者や女性にもおすすめです。
デザートと合わせてみるのも面白いでしょう。
辛口
日本酒度の表示が「+」となっているものです。プラスの数字が大きいほど辛口で、スッキリとした味わいになります。
のどごしがよく後味にキレがあり、さまざまなお料理に合わせることができるので、食事と楽しみたい方におすすめです。
ひと言に辛口といっても、コクがあるものや滑らかな口当たりのものと様々なので、お気に入りを見つけてみてください。
使われている酒米で選ぶ
日本酒に使われるお米を「酒米」といい、日本全国で多くの種類の酒米が作られています。
その中でも日本酒造りに適したお米を酒造好適米と呼び「山田錦」や「五百万石」、「雄町」などが有名です。
使う酒造適合米によって味わいは変わりますので、好みの風味があればメモをしておいて、次に選ぶ際に同じ酒米を使った大吟醸を探すというのも一つの手です。
大吟醸の美味しい呑み方
大吟醸はとにかく華やかなフルーティーさが特徴なお酒が多いです。
より美味しく呑むためにも「温度」と「酒器」には、こだわると良いでしょう。
温度を変える
大吟醸のもつフルーティな香りをもっとも感じやすいのが10℃~15℃といわれています。
要冷蔵のものもありますが、冷やしすぎると、香りを感じにくくなってしまいますのでお気を付けください。
グラスに注いでからも温度とともに風味も変わっていきますので、風味の違いを愉しむのも乙なものです。
関連記事:日本酒の種類と、種類ごとのおすすめの飲み方を徹底解説
酒器を変える
せっかくの大吟醸なのでより香りを愉しみたいところ。
そこで、一般的なおちょこではなく、あえてブルゴーニュ型のワイングラスなどがおすすめです。
薄いクリスタルのワイングラスなら、繊細で上品な味わいもより愉しめます。
昨今では大吟醸用のグラスも色々と発売されていますので、お気に入りを探してみるのはいかがでしょうか。
関連記事:錫?陶器?ガラス?種類や材質で味が変わる!「酒器」にこだわって、日本酒をもっと美味しく楽しもう
まとめ
華やかな香りとスッキリとした口当たりが特徴的な大吟醸は、特別な日は勿論のこと日常のちょっとしたプチ祝いなど、様々なシーンで活躍するアイテムです。
また、ギフトとしても最適なアイテムの一つでもあります。
ぜひ、お気に入りの1本を見つけて様々なシーンで愉しんでみてください。
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