ピノ・ノワールのおすすめ赤ワイン10選!品種の特徴や産地、合う料理を紹介
※当メディアの記事で紹介している一部商品にはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどのアフィリエイトプログラムが含まれています。 アフィリエイト経由での購入の一部は当メディアの運営等に充てられます。
繊細で上品な味わいが楽しめるピノ・ノワール。1本100万円以上する赤ワイン「ロマネ・コンティ」も、ピノ・ノワールから作られる赤ワインです。
ピノ・ノワールの赤ワインは飲みやすく、初心者にもおすすめのぶどう品種として知られています。
そこで今回は、ピノ・ノワールのおすすめ赤ワインを厳選してご紹介します。
この記事を読むと、ピノ・ノワールの人気ワインと品種の特徴、そして産地や合う料理が分かります。
ピノ・ノワールに興味がある方はご参考にしてみてください。
目次
- 1 ピノ・ノワールとは
- 2 ピノ・ノワールの特徴
- 3 ピノ・ノワールワインのおすすめ銘柄10選
- 3.1 ダークホース ピノ・ノワール(アメリカ)
- 3.2 ダックホーン ”デコイ” ピノ・ノワール(アメリカ)
- 3.3 イエローテイル ピノ・ノワール(オーストラリア)
- 3.4 ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
- 3.5 京都丹波 ピノ・ノワール 2018 ヴィエーユ・ヴィーニュ(日本)
- 3.6 コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ(チリ)
- 3.7 カレラ ピノ・ノワール ミルズ(アメリカ)
- 3.8 ピノ・ノワール フリードリッヒ・ベッカー(ドイツ)
- 3.9 アンティノリ ピノ・ネロ NV(イタリア)
- 3.10 ヴォーヌ・ロマネ ブシャール・ペール・エ・フィス(フランス)
- 4 ピノ・ノワールの代表的な産地
- 5 ピノ・ノワールと相性の良い料理
- 6 まとめ
ピノ・ノワールとは
ピノ・ノワールとは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する黒ぶどう品種です。
果汁の色が薄いため、赤ワインだけでなくスパークリングワインに使われることもあります。
ピノ・ノワールは突然変異しやすく、派生品種は「ピノ・グリ」、「ピノ・ブラン」や「ピノ・ムニエ」など多岐にわたります。
石灰質土壌と冷涼な気候を好むため、栽培は非常に難しいです。
以前はブルゴーニュ地方以外の生産は不可能と言われていましたが、近年はアメリカやニュージーランド、日本でも栽培が盛んになりました。
ピノ・ノワールの特徴
ピノ・ノワールの香りは、ラズベリーなどの赤い果実を纏います。タンニンが少なく、酸味と繊細な味わいが特徴。
カベルネ・ソーヴィニヨン品種やメルロー品種に比べると、果実味はさっぱりとしていて、フルーティーな飲み口が楽しめます。
単一品種が主流で、造り手のスタイル次第では、様々な表情をみせてくれるおすすめの品種です。
ピノ・ノワールの味わいに似た品種は、スペインを代表するテンプラニーリョがあります。
ピノ・ノワールワインのおすすめ銘柄10選
今回は、ご紹介するピノ・ノワールの赤ワインはこちらです。
■ ダークホース ピノ・ノワール(アメリカ)
■ ダックホーン ”デコイ” ピノ・ノワール(アメリカ)
■ イエローテイル ピノ・ノワール(オーストラリア)
■ ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(フランス)
■ 京都丹波 ピノ・ノワール 2018 ヴィエーユ・ヴィーニュ(日本)
■ コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ(チリ)
■ カレラ ピノ・ノワール ミルズ(アメリカ)
■ シュペート・ブルグンダー ドッペル シュトゥック フリードリッヒ・ベッカー(ドイツ)
■ アンティノリ ピノ・ネロ NV(イタリア)
■ ヴォーヌ・ロマネ ブシャール・ペール・エ・フィス(フランス)
ダークホース ピノ・ノワール(アメリカ)
カリフォルニアの名門、E.&J.ガロ ワイナリーが手がける赤ワインです。型にはまらない発想で、ワイン業界に新しい風を吹き込む革新的なワイナリーです。
高温浸漬や他のぶどう品種とブレンドするなど、通常のピノ・ノワールでは行わない手法を取り入れ、新しい赤ワインを生み出しています。
ダークホース ピノ・ノワールは、グルナッシュとブレンドし果実味溢れる香りを実現。ピノ・ノワール単体よりもコクのある味わいを楽しめます。
初心者に優しいお値段で、ピノ・ノワールの入門酒としておすすめです。
おすすめペアリング | ||
ローストビーフ | ビーフシチューの記事はこちら | たこ焼きの記事はこちら |
ダックホーン ”デコイ” ピノ・ノワール(アメリカ)
次におすすめするのは、アメリカのナパヴァレーにあるダックホーン・ヴィンヤーズのテーブルワインブランド「デコイ」のピノ・ノワールワイン。
ダックホーンといえば元々メルローというぶどう品種のワインで大成功したブランドですが、ピノ・ノワールのワインもかなり高レベルな仕上がりになっています。
バランスが良く、ピノ・ノワールらしい果実味とほのかな渋み、甘みが楽しめる味わいです。
また、コスパの良さも魅力的。このレベルのワインが3,000円でおつりがくるのには驚かされます。コスパ重視の方におすすめです。
おすすめペアリング | ||
パスタ(ボロネーゼ)の記事はこちら | ジャーマンポテト | ビーフステーキの記事はこちら |
イエローテイル ピノ・ノワール(オーストラリア)
世界で最も愛されるワインブランドに選ばれたイエローテイル。
日本市場では、売上No.1を誇っているオーストラリアワインブランドです。現在は世界50ヵ国以上に輸出され、多くの人に愛されています。
広大なオーストラリアの大自然の中で育ったぶどうは、果実の旨味をダイレクトに表現。初心者にも飲みやすいのが特徴です。
スーパーやコンビニでも購入できるため、気軽にピノ・ノワールを楽しみたい人におすすめです。
おすすめペアリング | ||
ビーフステーキの記事はこちら | アヒージョ | ハンバーガーの記事はこちら |
ルイ・ジャド ソンジュ・ド・バッカス ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ有数のドメーヌとして知られるルイ・ジャド社が手掛ける赤ワインです。
ルイ・ジャド社ではテロワールを重視し、ぶどう本来の味わいを活かしたワイン造りを行っています。20年以上前から化学肥料や農薬の使用を禁止し、一部の畑ではビオディナミ農法を実践。またコート・ドール地区にある自社畑の多くがグラン・クリュとプルミエ・クリュで占められています。どのワインも最高品質であり、世界中から高い評価を得ています。
ピノ・ノワールの繊細な味わいと、より深みのあるリッチな飲み口が特徴。さらにピノ・ノワールのラベルは、日本向けに和紙調のラベルを採用。日本人が手に取りやすいように設計されています。
焼豚やローストチキンなど、素材の旨味が味わえる料理と相性抜群です。料理と一緒に楽しみたい方は、こちらのピノ・ノワールをおすすめします。
おすすめペアリング | ||
チキンソテー | チョコレートの記事はこちら | ソーセージの記事はこちら |
京都丹波 ピノ・ノワール 2018 ヴィエーユ・ヴィーニュ(日本)
京都・丹波で高品質なワイン造りを行う、丹波ワインが手掛ける赤ワインです。
丹羽は「丹波霧」と呼ばれるほど霧の発生しやすく、冷涼な気候と寒暖差の大きい土地です。ピノ・ノワールの栽培にも適しており、現在は西日本最大の品種栽培ワイナリーとして栄えています。
丹波で栽培した樹齢30年以上のピノ・ノワールを1房ずつ手摘みし、木樽で15ヵ月間熟成。手間隙かけてワイン造りを行っています。
ラズベリーやいちごのようなニュアンスがあり、枯れ葉やキノコのようなアロマも感じ取れます。
丹波ワインは「和食に合うワインを創る」をコンセプトとしているため、和食との相性は抜群です。刺身や天ぷら、煮物など定番の和食と合わせたい方におすすめします。
おすすめペアリング | ||
焼き鳥の記事はこちら | 煮魚 | 天ぷらの記事はこちら |
コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ(チリ)
日本のスーパーや酒販店でお馴染みのチリ産「コノスル」の赤ワインです。
コノスルは1993年に設立されたワイナリーで、高品質のワイン製造をモットーに、革新的な発想やテクノロジーでチリのワイン業界をけん引しています。
品種ごとに最適な畑で栽培するほか、サステナブルな農法と有機農法による葡萄畑の管理にこだわったワイン造りを行っています。
チェリーやプラム、イチゴ香りのほか、なめし皮やタバコのニュアンスも感じられます。また、酸味とタンニンの調和が取れており、複雑で豊かな味わいが特徴です。
こちらのワインは、ぶどう品種の個性がくっきり表われているため、特に肉料理との相性がばっちりです。ペアリングする場合、肉のロースト料理や煮込み料理が良く合うでしょう。
安くて旨いという定評があり、カジュアルに飲みたい方におすすめです。
おすすめペアリング | ||
ビーフシチューの記事はこちら | たこ焼きの記事はこちら | チーズリゾットの記事はこちら |
カレラ ピノ・ノワール ミルズ(アメリカ)
「カリフォルニアのロマネ・コンティ」の異名を持つカレラが手掛ける赤ワインです。
豊富な石灰質の土壌と、冷涼な気候を兼ね備えたマウント・ハーランに拠点を置き、区画の個性に合わせたワイン造りを行っています。
あまりの品質の高さから、カレラのための唯一の原産地呼称「マウント・ハーラン・AVA」が認められたほどです。
ブラックベリーやレッドプラムの濃縮感や、黒コショウの香りを纏います。口当たりは柔らかく、酸とみずみずしい果実味のバランスが取れた深い味わいが特徴。
上品な味わいは様々な食事と合わせやすいので、食事会やパーティー、手土産に喜ばれます。料理のジャンルを選ばすに楽しめる一本です。
おすすめペアリング | ||
ローストビーフの記事はこちら | いちごの記事はこちら | パエリア |
ピノ・ノワール フリードリッヒ・ベッカー(ドイツ)
ドイツでピノ・ノワールのトップを誇る生産者 フリードリッヒ・ベッカーが手掛ける赤ワインです。
ドイツ ファルツの最南端に位置し、所有する畑はフランスとの国境を跨いています。この特性を利用し、ワインによって比率は異なるものの、熟成樽の3分の1は地元ファルツのオーク、3分の2はフランス・ブルゴーニュ産を使い分けています。
味わいは、伝統的なピノ・ノワールのスタイルを目指して造られており、赤い果実の風味としっかりとしたタンニンが特徴です。また酸味とのバランスが抜群で、樽の風味も一緒に楽しめます。
比較的にライトでエレガントな味わいなので、ペアリングは同じ柔らかい味わいのものがおすすめ。洋食であれば、鴨やチキン、ラム。和食であれば、焼き鳥がよく合うでしょう。
おすすめペアリング | ||
ラム肉の記事はこちら | 焼き鳥の記事はこちら | チーズの記事はこちら |
アンティノリ ピノ・ネロ NV(イタリア)
1385年からの歴史を持ち、イタリア全土に10以上のワイナリーを所有するイタリアワインの名門「アンティノリ」による赤ワインです。
製造しているのは、ウンブリア州に位置するワイナリー「カステッロ・デラ・サラ」。
ウンブリア州は夏が暑く乾燥し、冬は寒く湿気が多いという気候に加え、古い時代では海だったことから化石などの堆積物と粘土質の多い土壌は、非常にワイン造りに適した土地とされています。
カステッロ・デラ・サラは、2010年から醸造工程が進むほど地下に行くという「グラヴィティー・システム」を取り入れながら、全量手摘み収穫の伝統と斬新な醸造方法を融合させたワイン造りを行っています。
ブルゴーニュを連想させるフローラルな果実味と、シルキーでエレガントな口当たりが特徴。スパイスのニュアンスもありつつ、長期熟成のポテンシャルも感じ取れます。
スパイスを利かせたエスニック料理や、豚肉料理との相性が良いだけでなく、出汁をきかせたやさしい料理にも合います。飲みながら色々つまみたい方にぴったりな赤ワインです。
おすすめペアリング | ||
パッタイ | ハムの記事はこちら | カルパッチョの記事はこちら |
ヴォーヌ・ロマネ ブシャール・ペール・エ・フィス(フランス)
フランス・ブルゴーニュ最大級の老舗ドメーヌ「ブシャール」が手掛ける赤ワインです。創業1731年の歴史を持ち、テロワールを忠実に表現したワイン造りを目指しています。
所有する約30の畑に気象台を設置し、畑の地中温度や湿度まで把握することで、病害が発生を適切に処置するほか、独自のスタイルを守るため、畑に合った特注樽を調達するこだわりっぷりです。
上品でヴェルベットのような口当たりと、非常に長い余韻が楽しめる魅力的なワインとなっています。
エレガントな味わいには、サラダや魚料理など、さっぱりとした料理がおすすめ。特別な日に、特別な人と飲むワインとして重宝します。
おすすめペアリング | ||
パスタの記事はこちら | ローストビーフ | バーニャカウダー |
ピノ・ノワールの代表的な産地
続いて、ピノ・ノワールの代表的な産地を紹介します。
フランス
フランスは、世界で最もピノ・ノワールの栽培が盛んな地域です。手掛けるワインは、日常的に楽しめる価格帯から高級なワインまで、幅広く取り揃えています。
味わいは地域によってが異なり、繊細なワインや甘酸っぱいワイン、野性味溢れるワインまでさまざまです。
特にブルゴーニュ地方は日当たりが良く、保水力に優れた粘土石灰質土壌が上質なピノ・ノワールを生み出します。
造り手の個性を色々感じたい方は、フランス産のピノ・ノワールワインがおすすめです。
ドイツ
ドイツのピノ・ノワールワインは、主にドイツ南部で栽培されており、繊細で飲みごたえのあるピノ・ノワールに仕上がります。
価格帯は、2,000円~3,000円までちょっと贅沢な日に飲みたいワンランク上のワインが多いです。
ドイツでは、ピノ・ノワールをシュペートブルグンダーと呼んでいます。主な産地は、バーデンやファルツ。
骨格がしっかりした赤ワインが好きな方におすすめ産地です。
アメリカ
アメリカは、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培が盛んな国です。
アメリカはブルゴーニュのピノ・ノワールと比べると、酸味はまろやかでフルーティーな味わいが特徴。
名産地は、カリフォルニア。カリフォルニアは気候が乾燥しているため、エレガントなピノ・ノワールが生み出されています。
名の知れた有名銘柄も多く、特別な日に飲みたい人におすすめな産地です。
ニュージーランド
ニュージーランドは、「ブルゴーニュの気候に似ている」と判明してからピノ・ノワールの栽培が盛んになった国です。
ブルゴーニュのように繊細で口当たりがよく、優しい味わいのピノ・ノワールに仕上がります。
現在では、フランスのブルゴーニュ、アメリカのオレゴン州と並んでニュージーランドのセントラル・オタゴは世界三大ピノ・ノワールのひとつにも数えられ、世界的にも評価を受けています。
価格帯は、1,000円から4,000円前後です。
チリ
チリのピノ・ノワールは、果実味が強く濃い色をしています。他の国と比べてもジューシーで、芳醇な香りをが特徴。
チリは、最近ピノ・ノワールの栽培面積を増やしています。
価格は1,000円~2,000円のデイリーなワインが多く、お手頃な価格でピノノワールワインを楽しみたい方におすすめな産地です。
日本
日本の一部地域でも、ピノ・ノワールが栽培されています。特に力を入れているのが北海道です。
北海道産のピノ・ノワールは、繊細な口当たりと上品な果実味が楽しめます。
価格帯は3,000円~5,000円と、上質なワインが特徴。ブルゴーニュに引け劣らない仕上がりで、世界からも注目を集めています。
ピノ・ノワールと相性の良い料理
ピノ・ノワールは、豚肉や鶏肉を使った料理とよく合います。
もちろん牛肉も合いますが、カベルネ・ソーヴィニヨンよりはライトなので、さっぱりとした肉料理の方が合わせやすいでしょう。
特にブルゴーニュの郷土料理である、鶏肉の赤ワイン煮込み「コック・オー・ヴァン」や牛肉の赤ワイン煮込み「ブッフ・ブルギニヨン」などがおすすめです。
またピノ・ノワールは繊細な味わいですので、和食との相性も抜群です。特に刺身や天ぷらと相性がよく、醤油とマリアージュするといわれています。
まとめ
今回はピノ・ノワールの特徴や産地、おすすめ銘柄を紹介してきました。
ピノ・ノワールは初心者にも飲みやすく、ワイン入門に最適なぶどう品種です。
ぜひ本記事を参考に、ピノ・ノワールのワインを楽しんでみてくださいね。
お酒を買うならSAKE Peopleへ!ソムリエ厳選のワインも多数!
■この記事を読んだ方におすすめの記事 | |
菜食主義者専用の「ヴィーガンワイン」とは?特徴やおすすめ銘柄を紹介 | |
安さ・手軽さが魅力の缶ワインを徹底解説!コンビニでも購入できるおすすめ銘柄も紹介 | |
ソース別に紹介!パスタと相性の良いワインとは |