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海底熟成ワインの「熟成期間」が違うと味はどう変わるのか?

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今回は「海底熟成ワイン ヴィンクロ エテルノ 2019」のレビューです。

しかし、一般販売されているものとは一味違います。

なんと今回試飲させていただいたものと、プレゼント企画用の2本しか市場に出回らないという激レアワインです。

違いは熟成期間。通常商品では7か月の熟成で引き上げられますが、試飲させていただいたのは1年間熟成させたものを特別にご用意いただきました!

海底熟成は地上で熟成させる期間と比べて短い時間で熟成ができるといわれています。5か月の違いはどのようなところに現れるのでしょうか?

熟成期間の違いに注目しつつ、前回との違いとあわせて紹介していきます。

以前レビューの記事はこちら

海底熟成研究所のHPはこちら

海底熟成ワインとは?

飲みたい気持ちを抑えて、まずは海底熟成ワインについて簡単に紹介します。

海底熟成ワインとは、文字通り「海の底で熟成させたワイン」です。所説ありますが、沈没船から引き上げられたワインの味が変化していたことが発端で、話題になり研究開発が広がっていきました。

日本でも数社、海底熟成の商品を取り扱っており、今回ワインをいただいた海底熟成研究所もその1つです。

海底で熟成を行うと、地上で熟成するよりも早く、しかしながらおだやかに熟成が進むといわれています。

注目こそ集まっていますが、最近の研究であり、さらに熟成期間分の時間がかかる研究でもあるため、まだまだ未知数なことも多いワインの分野です。

おおよその説明は以上にしてレビューに移っていきましょう!海底熟成ワインについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

▼海底熟成ワインの詳しい紹介はこちらから
https://www.sakemania.com/25774/t0423/

3か月という時間がみせる違い

ここからは「海底熟成ワイン ヴィンクロ エテルノ 2019」の1年間熟成バージョンを試飲しての内容を紹介していきます。

ボトル

3か月の違いではありませんが、ボトルについている石灰藻やフジツボなどの付着物は確かな違いの1つです。(左が今回のワイン。)

自然の恵みなので、世界に1つだけのデザインになります。こういった特別感はプレゼントしても喜ばれそうな要素ですね。

外観

外観は赤黒く、濃い色をしています。
2017ヴィンテージの熟成前、熟成後とも比較してみてもほとんど同じ色合いです。

香りと味わい

香りからは、以前に飲んだものよりも、濃厚なブラックチェリーのようなニュアンスに、ほんのり甘い雰囲気を感じました。

飲んでみると、重さとしょっぱさ、いわゆる凝縮感とミネラル感が増したように思います。特にミネラル感は骨太で、前回と比べてもわかりやすい違いといえるでしょう。

また、熟成の加速感を感じさせない、おだやかさも魅力的に思いました。海底熟成ならではのニュアンスなのかもしれませんね。

どちらも美味しいですが、個人的には長めに熟成させたタイプの方が好みでした。

合わせて食べたいおつまみ

海底熟成ワイン「ヴィンクロ エテルノ」にあうおつまみを紹介していきます。

同じものはほとんど出回らないですが、海底熟成ワインに共通してミネラル感を感じたので、このニュアンスに合わせていくのがいいでしょう。

おすすめは、塩味があるものか、塩味を足して美味しくなるようなもの。幅広く合わせられると思いますが、中でもパテなどの肉料理との相性は抜群だと思います。

私はフォアグラのパテと合わせていただきましたが、パテの風味にヴァンクロエテルノの凝縮感のある果実味がよく合い、ミネラル感もほどよくいいアクセントとなってくれました。

まとめ

海底熟成ワイン「ヴィンクロ エテルノ 2019」の熟成期間が5か月長いワインを試飲したレビューをお届けしました。

少しの時間の違いですが、果実の濃厚さやミネラル感に違いを感じられ、海底熟成の不思議に触れることができたと思います。

期間だけでなく場所や環境、ぶどうとの相性などで、味わいや香りなどどのように変化するのか未知数なことは多いです。今後も海底熟成のワイン、お酒に注目していきたいですね。

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