イチローズモルトが人気の理由とは?種類とおすすめランキング7選も紹介!
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埼玉県秩父市で作られるウイスキー、イチローズモルト。海外の品評会で高く評価され、数々の賞も受賞。2004年設立という新しい会社のウイスキーでありながら、国内外ともに高い人気を誇ります。
今回はそんなイチローズモルトの特徴や人気の理由を解説するとともに、初心者でも試しやすいものから個性が強く出ているものまで、種類ごとの特徴を踏まえたおすすめランキングを紹介します。
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目次
秩父ウイスキー・イチローズモルトはどんなウイスキー?
イチローズモルトは、2004年に埼玉県秩父市で創業した「ベンチャーウイスキー」が製造するウイスキーの銘柄です。創業者の肥土 伊知郎(あくと いちろう)氏の名前から名付けられました。
肥土氏の家は祖父の代から酒造業を営んでいましたが、2003年に経営難による他社への事業譲渡とウイスキー事業からの撤退が決まり、羽生蒸留所という蒸留所で熟成されていた400樽のウイスキー原酒が廃棄される危機を迎えました。
廃棄を避けるために肥土氏は独立、400樽の受け入れ先を見つけ、それらの原酒をベースに造り上げたウイスキーが、最初のイチローズモルトです。当時はまだ無名のブランドでしたが、味を評価してもらえるバーに営業をかけ、売り切りました。
その後、2007年に秩父に蒸留所が完成し、2008年に稼働を開始。2019年には同じく秩父で第2蒸留所の稼働が開始しています。現在、イチローズモルトは海外のウイスキー品評会で高く評価され、数々の賞を獲得しており、国内外ともに人気の高い銘柄となっています。
イチローズモルトの特徴と人気の理由
イチローズモルトの味わいや香りは種類によって異なりますが、基本的には華やかな香りとフルーティーな味わいで、ピーティーさとスパイシーさのバランスがよく、いずれも質の高いウイスキーです。
イチローズモルトの特徴を生み出している要素のひとつとして、木桶の発酵槽があります。木桶の発酵槽には乳酸菌が棲みつきやすく、独自の味わいを生み出し、木桶ならではの香りがつくことも期待できます。
蒸留器はスコットランドの老舗メーカー製のもの。第2蒸留所では、調整の難しい伝統的な直火式加熱を採用しています。また、熟成樽を自社で製造。深みのある香りを生み出しています。
さらに原材料にもこだわりを持ち、一部に秩父産の大麦を使用。将来的には、すべて秩父産で構成するウイスキーの実現も目指しています。
初心者にも人気なイチローズモルトおすすめランキング3選!
イチローズモルトは国内外ともに非常に人気が高く、かなりの高額で取り引きされているものもあるため、初心者には手が出しにくいと感じることがあるかもしれません。
しかし、高額な希少品がある一方で、手頃な定価で購入できる定番品も存在します。ここではそんなイチローズモルトおすすめランキングを紹介します。
とくに、モルト原酒とグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーは、クセが少なく飲みやすいこともあり、初心者にもおすすめできるものがそろっています。
イチローズモルト モルト&グレーン クラシカルエディション ワールドブレンデッド
「ワールドプレンデッド」が表す通り、世界五大ウイスキーがブレンドされたブレンデッドウイスキー。モルト原酒とグレーンウイスキーを丁寧にブレンドして作られた、繊細な香りと深い味わいを楽しめる逸品です。
モルト原酒の比率が高めで、クリーミーな甘みがありつつ、心地よい調和が生まれています。華やかで重みのあるフレーバーに、スモーキーさが優しく香り、複層的かつ複雑な香りの変化と長い余韻が魅力的。
イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル
イチローズモルトシリーズのなかで一番手頃な価格で手に入り、飲みやすい味わいの定番品。ブレンド向きな原酒をキーモルトに、9つの蒸留所のモルト原酒と2つの蒸留所のグレーンウイスキーをバランスよくブレンドして作られています。
爽やかな柑橘系の果実を感じさせるトップノートに、クセのない素直な優しい味わいです。軽やかで、グレーンの風味が感じられる、麦由来の上品な甘みが特徴的。
イチローズモルト モルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー リミテッドエディション
秩父蒸留所で熟成されているウイスキーのなかから、ブレンドで力を発揮する原酒をキーモルトとして、秩父で熟成を重ねた個性豊かなモルトやグレーン原酒をバランスよくブレンド。
「クラシカルエディション」よりもバランスの良さを楽しめる仕上がりです。味わいは、熟したプラムのまろやかな酸味、それを包む軽やかな綿菓子のような甘み。グレーン原酒の心地よい樽香にのって、長い余韻を楽しめます。
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個性的な味わいのイチローズモルトおすすめランキング4選!
イチローズモルトの個性をさらに楽しむなら、モルトウイスキーがおすすめ。イチローズモルトのこだわりのひとつでもある熟成樽によって、種類ごとに異なる個性豊かな香りと味わいが展開されます。
ここでは、そんなイチローズモルトの個性を楽しめるおすすめランキングを紹介します。
イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ リーフラベル
「リーフラベル」と呼ばれる、ミズナラの葉をデザインしたラベルが特徴のシリーズ。そのなかでも、秩父蒸留所のこだわりの強い、ミズナラ樽での熟成に焦点を当てて作られたウイスキーです。
数種類のモルトを組合わせてミズナラ樽で再熟成。個性的な樽香が印象的で、ボディもしっかりと厚く飲みごたえのある、熟成感のある味わいです。最初はスパイシーな風味から、スモーキーな風味に変わります。熟した果実とチョコレートを感じる甘みも。
イチローズモルト ワインウッドリザーブ
モルト100%のウイスキーを赤ワインの熟成に使用していたフレンチオークの樽で熟成。オレンジピール・ビターチョコレートなどが絡み合った豊かで複雑な風味に仕上がっており、長い余韻を楽しめる逸品です。
モルト100%のウイスキーの華やかさと芳醇さ、鼻から抜けるフルーティーな香りも印象的。クセのあるウイスキーを楽しみたい人におすすめです。
イチローズモルト ダブルディスティラリーズ リーフシリーズ
羽生蒸留所と秩父蒸留所のモルト原酒をバッティング。「ダブルディスティラシリーズ」の名前は、この「2つの蒸留所」に由来しています。
羽生蒸留所のモルト原酒は「パンチョン樽」を主体に「シェリー樽」で熟成、秩父蒸留所のモルト原酒は「ミズナラ樽」で熟成したものです。オリエンタルなフレーバーに、スイートさも感じられます。
2009年にWWA(ワールドウイスキーアワード)の「ベストジャパニーズ・ブレンデッドモルト」を受賞。羽生蒸留所の原酒が現存する限りでしか飲めない貴重なウイスキーです。
イチローズモルト 秩父 オン・ザ・ウェイ フロアモルテッド 2024
「秩父 オン・ザ・ウェイ」シリーズは、2011年、2015年、2019年、そして2024年にリリース。熟成年数が比較的短い原酒が使用されており、リリースごとに異なる味わいを楽しめます。
2024年リリースのものは、フルーティー、プラムやピーチのほのかな香り、フロアモルティングによりもたらされる素朴な大麦の風味が特徴的。穏やかで長い余韻を楽しめます。
フロアモルティングは、原料の大麦を床に広げ、手作業で攪拌するという伝統的な製法です。手間と時間はかかりますが、大麦を均一かつ安定して発芽します。
定価で買える定番から限定品まで!イチローズモルトの選び方
ランキングでも紹介した通り、イチローズモルトのなかでもモルト原酒とグレーンウイスキーをブレンドしたシリーズは、定価で手軽に入手できるため、イチローズモルトの入口としておすすめです。
全体としてバランスの良い風味と香りを楽しむことができ、そのなかでも種類によってグレーンウイスキーが強いもの、モルト原酒が強いものがあるので、変化も楽しめます。
一方、イチローズモルトのモルトウイスキーは、製法のこだわりや熟成樽の影響により、個性豊かなラインナップです。
高価な限定品もありますが、ランキングで紹介したリーフラベルのシリーズは比較的入手しやすく、安定して楽しめます。イチローズモルトの理解がさらに深まるはずです。
まとめ
今回は、埼玉県秩父市で作られているウイスキー、イチローズモルトについて、その特徴や人気の理由を解説するとともに、おすすめランキングを紹介しました。
国内外のウイスキー好きから非常に人気のある、こだわりの強いウイスキーであり、ウイスキーを探求するならぜひ味わっておきたい銘柄です。
新しい蒸留所なので、今後の進化も楽しみなところ。今回紹介したランキングなども参考にして、お気に入りの味わいや香りのものを見つけてみましょう。
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