人気の甘いバーボンウイスキーおすすめランキング8選

アメリカで生産されるウイスキーの一種であるバーボンウイスキーは、トウモロコシを主原料とした原酒由来の甘みや、熟成樽によるバニラ香などが特徴的なウイスキーです。

本記事では、そんなバーボンウイスキーのなかから、とくに甘い香りや味わいが特徴的な人気の銘柄を8つ、おすすめランキングとして紹介します。初心者の方にもおすすめです。

バーボンとは？甘い香りや味わいが生まれる理由

バーボンはアメリカで生産されるウイスキーの一種。アメリカ合衆国ケンタッキー州バーボン郡で誕生しました。アメリカの法律では、以下のようにバーボンの条件が定められています。

・アメリカ合衆国で製造されている
・原料にトウモロコシを51％以上含んでいる
・アルコール度数80度以下で蒸留する
・樽に入れる（熟成）前のアルコール度数が62.5%以下
・内側を焦がしたホワイトオークの新樽で2年以上熟成する
・瓶詰め（製品化）した際のアルコール度数が40%以上

バーボンは、甘い香りや味わいの銘柄が多いウイスキーです。製造に焦がしたホワイトオークの新樽を使用することで、バニラ香やカラメル香がつきやすく、これが甘いと感じる要因のひとつとなっています。

また、バーボンは、穀物のなかでも糖分の高いトウモロコシを主原料としており、蒸留するときのアルコール度数がウイスキーとしては低めであることから、原酒由来の甘みが残りやすい傾向にあります。

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甘いバーボンウイスキーおすすめランキング8選

ここでは、甘さを求めてバーボンを飲みたいときの銘柄を8つ紹介します。

ひとくちに甘いといっても、銘柄ごとに香りや味わいに違いがあります。それぞれの特徴を押さえて、自分好みのバーボンを探してみましょう。

ウッドフォードリザーブ

ウッドフォードリザーブは、バーボン誕生の地域であるアメリカ合衆国ケンタッキー州のなかでも歴史の長い蒸留所で、伝統的な製法を大切にして作られているバーボンです。

バーボンに特徴的なバニラ香をしっかりと感じられ、フルーティーさも合わさった甘い香りを楽しめます。また、一般的なバーボンと比べると原料のライ麦比率がやや高めで、ライ麦由来のスパイシーな香味も。

バーボンとしては珍しく蒸留を3回行っており、雑味が少なくクリアな味わいです。

ブラントン シングルバレル

「ディーン・オブ・ケンタッキー＝ケンタッキーの長老」と呼ばれたバーボンづくりの名人、アルバート・ブラントン大佐の名前が付いたバーボン。

ブラントン シングルバレルは、樽原酒のブレンディングを行わず、ひとつの樽からのみボトリングされています。甘味のなかに微かなスパイスが香る、上品な味わいが特徴的です。

独特のボトルデザインに、ケンタッキーダービーのサラブレッドのフィギュアを冠したボトルキャップ、1枚1枚手書きのラベルと、見た目にも特別感のある銘柄です。

ワイルドターキー 8年

ワイルドターキー 8年は、ワイルドターキーのこだわりが感じられるフラッグシップボトル。「アリゲーターチャー」と呼ばれる、内側を強く焦がしたオーク樽により熟成を行うことで、深い琥珀色が生み出されています。

バーボンとしては異例の8年という長期熟成により生み出さる重厚感と、高いアルコール度数による飲みごたえのある味わい。心地よい甘みとコクが独特の余韻をもたらします。

ジャックダニエル ゴールド

バーボンのなかでも著名なブランドであるジャックダニエル。

ジャックダニエル ゴールドは、サトウカエデの木炭で2回濾過を行うダブルメロー、メープル樽での追加熟成という、通常のジャックダニエルの2倍手間をかけて製造された逸品。

メープルやバニラのようなしっかりとした甘い香りに、樽由来のスパイシーさも感じられます。雑味が少なく、非常になめらかな口当たりが特徴的です。

メーカーズマーク46

ボトルの赤い封蝋が印象に残るメーカーズマーク。原料にライ麦の代わりに冬小麦を使うことにより生まれる、まろやかでふっくらとした甘みと口当たりが特徴のひとつです。

また、メーカーズマーク46の製法は、熟成した原酒樽の中に「インナーステーブ」と呼ばれる焦がしたフレンチオークの板を沈め、数ヵ月後熟するという特別な期間を経る製法です。

これにより、甘いキャラメルアロマと複雑でリッチな風味、長くスムーズな余韻など、より魅力的な味わいが生まれています。

オールドバーズダウン

バーボン好きに知られる、コスパの良いバーボン。バーボンらしいバニラやカラメルのような甘い香りと、とろっとした優しい口当たりを楽しめます。

製造元であるウィレット蒸溜所は、かつて一度バーボンの生産を停止しましたが、2010年代に新たな体制で生産を再開しました。

オールドバーズダウンという名前は、かつて蒸留所のオーナーが所有していた競走馬の名前から付けられたという話も残っています。

オールド・フォレスター

1870年創業のオールド・フォレスター社が製造しており、禁酒法の時代も蒸留が続けられた歴史ある銘柄。

それまで樽詰めで販売されていたバーボンが、瓶詰めとして販売される始まりとなった銘柄でもあります。

バニラの香りとウッディさを感じられ、飲みごたえのあるバーボンです。重すぎないコクと上品な香味も特徴的。

イエローストーン セレクト

イエローストーンは、アメリカ合衆国の国立公園イエローストーンから名付けられたバーボン。

200年以上、7世代にわたる歴史を持つブランドで、さまざまな会社の手を経るなかで一度終売となった銘柄ですが、2015年にイメージも新たに復活しました。

厳選した4年熟成原酒と7年熟成原酒をブレンド。スパイシーなライ麦感とカラメルの香り、ブラウンシュガーのような余韻を感じられます。

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まとめ

今回は、甘い香りや味わいが人気のバーボンウイスキーの銘柄をおすすめランキングとして紹介しました。

バーボンはその原材料や製法から、ウイスキーのなかでも香りや味わいに甘さが出やすくなっています。しかし、ひとくちに甘いといっても、銘柄や熟成年数などによって、その香りや味わいはさまざま。

今回紹介した内容を参考に、ぜひ自分好みの甘さのバーボンウイスキーを探してみてください。