赤ワインだけじゃない!ビーフステーキとお酒のペアリング
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日本でもステーキの人気が高まり、リーズナブルにビーフステーキを楽しめるお店が増えてきました。赤身肉は旨味が強く、噛むほどに肉の旨味を味わえるのが魅力です。
スーパーでもリーズナブルにステーキを購入できるようになり、自宅で楽しんでいるという人も多いのではないでしょうか。
そしてビーフステーキを食べるなら、美味しいお酒も飲みたいですよね。
そこで、今回はビーフステーキにマッチするお酒を、実際にペアリングしてみました。
目次
ビーフステーキは紀元前から食べていた!?
ビーフステーキは、「牛肉を焼く」というシンプルな調理法です。そのため紀元前から主流の食べ方だったと言われています。
紀元前2万年前のフランスのラスコーの壁画にも、牛を狩っていた様子が描かれており、牛肉を食べていたことが分かっています。そして一番最初に生まれた加熱調理法が「焼く」という方法。要するに人間は昔から、ビーフステーキを食べていたのです。
ちなみに、日本で牛肉が食べられるようになったのは弥生時代。朝鮮から牛肉が伝えられたことが始まりです。しかし「肉食禁止令」が発令され、牛肉の文化は浸透しませんでした。
一般的に牛肉が食べられるようになったのは、明治時代からです。当時は甘いタレで煮詰める「すき焼き」が流行し、牛肉を食べる文化が浸透していきました。
そして、ステーキが食べられるようになったのは戦後からです。当時アメリカに占領されていた沖縄でステーキが広まり、そこから日本でも一般的な食べ物になったそうです。
ビーフステーキに合うお酒を選ぶには?
それではビーフステーキに合うお酒を選ぶコツを紹介します。
主張しすぎないものを選ぶ
ビーフステーキとお酒を合わせるコツは、どちらかの主張を強くしすぎないことです。
お酒の味が強いとステーキの旨味が損なわれ、逆にステーキの味が強いとお酒の旨味が感じられません。
ステーキの部位で選ぶ
ステーキは部位によって脂身の割合が異なります。
脂身が多い部位は、さっぱりとしたビールやハイボール。逆に脂身が少なく赤身がしっかりしている部位は、濃厚な赤ワインと合わせるといいでしょう。
味付けで選ぶ
ビーフステーキによって、濃厚なバーベキューソースをかけるものや、シンプルに塩胡椒で食べるものなど、味付けはさまざまです。そのため味付けによってお酒を選んでみましょう。
例えば、濃厚な味付けのビーフステーキならフルボディの赤ワイン。塩胡椒でシンプルなビーフステーキならスパークリングワインやハイボールはおすすめです。
次の章からはビーフステーキに合うお酒を実際にペアリングしていきます。
ビーフステーキと赤ワインの組み合わせは定番
ビーフステーキと赤ワインの組み合わせはど定番です。
なぜ赤身肉と赤ワインが合うのか?
その理由は「濃さ」と「旨味」にあります。
アメリカやオーストラリアのビーフステーキは、肉を熟成させてから調理するため、旨味が濃厚で凝縮した味わいになります。
そして赤ワインはブドウの皮が含まれ、濃厚で旨味が強いお酒です。そのためビーフステーキとの相性は抜群で、世界中で定番の組み合わせとして親しまれています。
また赤ワインは、牛肉を柔らかくしたり、旨味を引き出したりしてくれる働きがあります。ビーフシチューやミートソースなどを作る時は、必ず赤ワインを調味料として使いますよね。
それほど牛肉と赤ワインの相性は良いのです。
その上でおすすめしたいのが「【肉専用黒ワイン】 Carnivor カーニヴォ」です。
おすすめ銘柄「Carnivor カーニヴォ」
その名の通り、「肉料理に合わせるために造られたワイン」です。
あのロバートパーカー氏も「驚くほど、深くリッチな口当たりで、果実感に溢れている。 あまりにも感動的で価値のあるカベルネなので、情報発信したくてうずうずしてきたよ」と称賛しています。
「カーニヴォ(carnivore)」は「肉を食べることが好きな人」という意味があり、パッケージにも、肉食獣が爪痕を残したようなデザインが施されています。
生産を行っているアメリカ・カリフォルニアのデルタ地域は、昼夜の気温差が大きく、酸味と果実感のバランスが良いブドウが採れます。そのため、濃厚な赤ワインに仕上がるそうです。
実際にグラスに入れる分かりますが「とにかく黒い」の一言です。
筆者が今まで飲んできた赤ワインの中で最も黒く、ブドウを煮詰めようにドロっとしています。
香りはコーヒーやチョコレートのような濃厚さがあり、飲む前からビーフステーキに合いそうな予感。飲んでみると、果実味が強く、程よいタンニンがステーキの旨味を引き出してくれます。かなり果実味が強いので、「赤ワインの渋さが苦手」という人でも美味しく飲める味でした。
価格も2,000円以下とリーズナブルなので、自宅でステーキを食べるという人は、ぜひ試してみてください。
ステーキ専用の日本酒もある
ビーフステーキは洋食のため、ワインやウイスキーのイメージを持った人も多いです。しかし、実は日本酒とも相性がよいと言われています。
特に「純米酒」と「純米吟醸」がおすすめです。純米酒は米と米麹、水のみを原料にした日本酒で、米本来の旨味と甘みが味わえ、肉料理との相性が良いとされています。また香りも強すぎず、肉の香りや旨味を邪魔しません。
その上でおすすめしたいのが「Cowboy Yamahai カウボーイ・ヤマハイ 山廃純米吟醸原酒」です。
おすすめ銘柄「Cowboy Yamahai カウボーイ・ヤマハイ 山廃純米吟醸原酒」
パッケージを見て分かるように「牛肉」と合わせるために開発された日本酒です。製造元の「塩川酒造」は「お肉料理に合う日本酒」というコンセプトでこの銘柄を造りました。
塩川酒造は、酒どころ新潟県の酒蔵で、インドネシアにも拠点を持っています。「日本酒が苦手な海外の人にも美味しく飲める日本酒を作りたい」という想いがあり、海外向けの商品も数多く開発。
この商品は、非常に強い酸味が特徴で、白ワインに近い味を再現しています。爽やかな酸味とキリッとした辛口がビーフステーキにぴったりです。
実際に飲んでみると、白ワインのような酸味が感じられます。日本酒と言われなければ、白ワインと勘違いしてしまいそうです。
またアルコール度数は、18.5度と日本酒にしてかなり強め。そのため、脂身が多いステーキでも、さっぱりと食べられそうです。
日本酒好きの方や、ステーキをちょっと変わったスタイルで楽しみたい人はぜひ試してみてください。
ビーフステーキとハイボールもよく合う
ビーフステーキとハイボールも相性のよい組み合わせです。
まずウイスキー自体が、どんな料理にも合います。ビーフステーキなら、赤身の多い部位と合わせやすいです。逆に脂肪が多い部位は、ウイスキーの風味を損なうと言われています。
しかしハイボールなら、どんな部位でも合わせやすいです。
赤身の多い部位なら旨味を引き出してくれ、脂肪が多い部位であれば、くどさをスッキリとさせてくれます。
今回ペアリングしたステーキは、赤身が多い部位。そのためハイボールが肉の旨味をしっかりと引き立たせてくれました。
どんな料理にも合わせやすいので、食べるステーキの部位や味付けに迷っている人はハイボールをチョイスしてみてください。
まとめ
今回はビーフステーキにマッチするお酒をペアリングしてみました。ワインやハイボールは一般的ですが、まさか牛肉専用の日本酒があるとは思いませんでしたね。
まずは定番の赤ワインを用意して、その後にハイボールや日本酒を試してみるといいでしょう。
それでは本記事を参考に、美味しいステーキを楽しんでみてくださいね。
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