一度飲んだら忘れられない!?クセの強いウイスキーおすすめ8選!!

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ウイスキーを購入するときはどんなものを選んでいますか?香りや味わいが控えめで比較的飲みやすいものでしょうか?

ウイスキーをある程度知る方であれば、ピートをきかせたクセがある個性的なウイスキーにも挑戦していただきたいところ。

今回は、一度飲んだらある意味で忘れられないウイスキーのおすすめ8選をピックアップしてご紹介!クセの強い個性を持つウイスキーのマニアックな魅力にも迫っていきたいと思います。

また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
自分にあうウイスキーを選びたい初心者は、本記事とあわせてぜひ参考してください。

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参考記事:【飲みやすさ】初心者は何から飲んだらよいの?

個性的なウイスキーの共通点

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個性のあるウイスキーに見られる共通点として代表的なものが「スモーキー」と評される香り。これは麦芽の乾燥に泥炭(ピート)が使われると得られる香りです。ピートで乾燥させた麦芽は「ピーテッドモルト」と呼ばれ、強いピート香を持つ麦芽で造られるウイスキーを「ヘビリーピーテッド」、麦芽の乾燥にピートが使われないものは「ノンピーテッド」と呼ばれます。

泥炭(ピート)とは固形になりきらなかったドロドロの炭のこと。形はありませんが可燃性はあるので火をつければしっかり燃えます。泥炭の成分は主にヒースなどの植物で、ピートボグといわれる湿原から泥炭を切り出し、3~4ヶ月間天日干しで乾燥させてから使われます。

この乾燥させたピートで燻すことで大麦にピートの香りが移るわけですが、大麦を乾燥させるすべての工程をピートで行なってしまうとピート臭が強くなりすぎてしまうのだそうです。そのため、乾燥工程の途中から煙の出ない炭に切り替えられるのが一般的です。

▼ピートについて詳しく知りたい方はこちら

ウイスキーの個性を表すワード

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先述した「スモーキー」の評価はさらに「ピーティー」「メディシナル」「ハーシュ」の3つに分けられ、どんな印象を持ったかによって使われるワードが異なります。

ピーティー

スモーキーの中でも香ばしいにおいのウイスキーを表す言葉。簡単に言えばピートを燃やすことで発生する、いわゆる燻製香です。芳醇な香りが特徴的で、個性的なウイスキーを生み出します。

メディシナル

字面から想像できる人もいらっしゃるでしょう。薬のようなにおいを表します。日本では正露丸みたいと評されることが多々あります。

ハーシュ

あまりよろしくない香りを言います。英単語の“harsh(ハーシュ)”自体には「荒々しい」や「とげとげしい」「どぎつい」などのネガティブな意味が込められているため、造り手の前で試飲するときなどは避けた方が良い表現かもしれません。

クセが強烈なウイスキーのおすすめ8選!

先述のように、ピートが強いウイスキーほどクセが強烈になる傾向といえます。

今回はこれらを踏まえ、クセが強烈なウイスキーを8つ厳選しましたのでご紹介していきます。さっそく見ていきましょう!

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ラフロイグ 10年

ラフロイグは好き嫌いがかなり分かれるアイラウイスキーブランド。あまりの薬感を持つため「正露丸」と例えられることがあります。魅了される人はどっぷりハマるのですが、嫌う人はとことん嫌います。そんな強いクセを持つラフロイグですがイギリスの皇太子のお口には合ったそうで、今では英国王室御用達の銘柄となっています。

「ラフロイグ10年」の香りですが、導入は薬、フィニッシュが磯というインパクトがあります。飲んでみてオイリーなコクが感じられるようであれば、ウイスキー上級者となる日は近いかもしれません。また、普段から薬品っぽい香りがたまらない方は間違いなく気に入るでしょう。圧倒的パンチ力をもつウイスキーです。

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ラガヴーリン 8年

蒸留所がアイラ島のラガヴーリン湾に面していることから名づけられたブランド。世界中のウイスキー愛好家からは「アイラモルトの決定版」として親しまれています。

2016年に限定発売された「ラガヴーリン8年」が2年後に復活!今は定番商品となっています。色は明るく香りも軽いので、個性派ウイスキーを初めて飲む人でも比較的受け入れやすいテイストです。

8年もの以外には「ラガヴーリン16年」も存在しています。アイラモルトの巨人としても知られる16年は、モルトウイスキーを飲むと必ず行きつくウイスキーと言われています。ほのかな甘さと塩辛さが混在したクセのある一本なので、ラガヴーリン8年に慣れたら挑戦してみては?

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ボウモア ナンバーワン

アイラの女王として名高い「ボウモア」は、アイラ島に現存する最古の蒸留所として知られています。蒸留所は海に面しているため「海のシングルモルト」としても有名です。海に面した貯蔵庫に原酒を保管するのですが、なんと海抜は0m以下!外壁に穴が開けば一気に海水が流れ込んできてしまう…そんな状況の中で静かに熟成されます。

ボウモアはアイラモルトの中では比較的控えめなウイスキーです。ノンヴィンテージ以外に12年、15年、18年と長期間熟成されたものもあります。ノンヴィンテージである「ボウモアNo.1」はピート感はアクセント程度なので、ウイスキービギナーさんでもチャレンジしやすく、おすすめな銘柄となっています。

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アードベッグ 10年

アードベッグは、数あるウイスキーの中でも1位2位を争う強い個性を持つアイラモルトとして有名な銘柄です。薬の匂い、ピート香、泥臭さ、塩っぽさが感じられるため、良くも悪くも記憶に残ると言われています。

看板商品の「アードベッグ10年」はアルコール46度と他のウイスキーと大して変わりませんが、「アードベッグ ウーガダール」や「アードベッグ コリーヴレッカン」ともなると、50度以上の強アルコールとガソリンを思わせるどギツめな匂いを持ちあわせています。マニアからすると、この匂いがたまらないのだとか…。

クセのあるウイスキーを飲みなれた中級者におすすめです。

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オクトモア

シングルモルト オクトモア 11.1 スコティッシュ バーレー 59.4° 700ml ≪ 筒箱入り ≫

世界最強のピーティーさを誇るオクトモア。他の追随を許さない唯一無二のアイラウイスキーです。アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られる銘柄の一つ。ブルイックラディ蒸留所ではオクトモアのほか「ブルイックラディ」や「ポートシャーロット」等のブランドも造られています。

オクトモアにはピートを使ってゴリッゴリに乾燥させた大麦が使われているため、ヘビリーピーテッドを超越する「超ヘビリーピーテッド」のアイラモルトとなっています。ウイスキーのスモーキーさを示す「フェノール値」があり、単位はppmで表されます。ラフロイグで40ppm、アードベッグで55ppmぐらいと言われていますが、オクトモアは100ppmと桁違いに高い数値を持っています!

普通のピート値では物足りなくなってきた方や、より強烈なものを求めてる方におすすめな銘柄です。

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グレンジストン

アイラ島にある蒸留所のモルト原酒をかけ合わせて造られたブレンデッドウイスキー。シェリーカスクのほかにも、ラムカスク、アメリカンオークの新樽などで熟成された原酒を使い造られた品などがあります。

ただその素性は謎が多く、どこで造られているのか、何種類の原酒がブレンドされているのかすらも明かされていません。

味わいはアイラモルトらしく、重厚感のあるスモーキーさに加え、やや荒々しい口当たりが感じられます。また、アフターに来るヨード臭も特徴的で、キツいウイスキーが好きな上級者におすすめします。

ベールに包まれたミステリアスなウイスキー。気になる方はオンラインショップでチェックしてみてください。

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ピッグピート

1948年にグラスゴーで創業した「ダグラスレイン」社が手掛けるアイラのボトラーズ。名前の通り、ふんだんなピートが使われています。

原酒の中身は、ポートエレン、アードベッグ、カリラ、ボウモアの4つです。ポートエレンは既に28年前に閉鎖された蒸溜所で、アードベッグに関しても長年ボトラーズをリリースされていないため、非常に貴重かつ贅沢なアイラ・ブレンデッド・モルトと言えます。

ラベルは、Big Peat(ピッグピート)と、地元アイラ島のおじさんをBig Pete(ピートおじさん)にかけて、ジョーク交じりで表現しています。

軽快でフレッシュな味わいと、ゴリゴリに焚いたピートの香りが特徴です。スモーキーな余韻に浸りたいマニアの方におすすめします。

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カリラ 12年

ゲール語で「アイラ海峡」の意味を持つカリラ。その名が示す通り蒸留所は奥まった入り江に構えられています。長らくブレンデッド用のウイスキー原酒を造ってきましたが、2002年にカリラブランドのシングルモルトがリリースされました。

「カリラ12年」はラフロイグやアードベッグと比べるとそんなにクセは強くありませんが、強めのピート香とスパイシーなフィニッシュが印象的です。12年以外には15年、17年、18年、25年もののカリラもありますよ。

味わいは糖蜜のような甘みがありながらも軽く、ほどよいクセを求める初心者におすすめです。

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クセのあるウイスキーに合うおつまみ

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クセのあるウイスキーは、味わいの特徴やクセの傾向が似るおつまみを合わせると相性が良いです。

例えば、スモーキーなウイスキーなら、同じスモーキーな香りがする燻製ものが良く合います。おすすめは、スモークチーズやスモークサーモン、燻製ハムです。

磯っぽさや、ヨード感のあるウイスキーなら、海のものを合わせるのがポイント!

特に牡蠣は、クセのあるウイスキーが有名な生産地「アイラ島」では常識的なペアリングで、生かきにかけて食べる、牡蠣のオイル漬けや燻製かきと合わせて食べるなど、様々なスタイルで楽しまれています。

ほかにもブルーチーズやピータンといったクセのあるもの同士を合わせると、より一層ウイスキーの香りと味わいを引き立ててくれますよ。

まとめ

今回はクセが強いウイスキーをご紹介しました。世界に多く存在するウイスキーの中には薬や土、タール、ガソリンといった変わった匂いを持つものもあるんですね。

マニアに好まれるジャンルですが、ウイスキービギナーでもハマる人はハマるようです。クセが強いという評価だけで飲むのを避けてしまいがちですが、実際に口にしてみればウイスキーに抱く印象はガラリと変わるかもしれませんよ。

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