「原酒」の意味を知って日本酒を深く味わおう!おすすめの銘柄5選

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日頃から飲んでいる日本酒には種類がありますよね。「にごり酒」や「生酒」「冷やおろし」など、種類によって味わいは様々です。

その中でも「原酒」は日本酒本来の旨味や香りが楽しめ、日本酒好きからも支持されています。

しかし初めて聞くと原酒とは?と疑問に思いますよね。

そこで、今回は「原酒」の特徴やおすすめの銘柄を紹介していきたいと思います。日本酒好きの方は参考にしてみてください。

また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすい日本酒の選び方を紹介しています。
「日本酒の購入を検討しているが、おすすめな日本酒が何かわからない」という方はぜひ参考にしてください。

参考記事:【女性におすすめ】飲みやすい日本酒を徹底比較

日本酒の原酒とは?

「原酒」の意味を知って日本酒を深く味わおう!おすすめの銘柄5選
原酒とは、発酵させて絞った日本酒に加水をしていないお酒です。水を加えていないため、アルコール度数は18〜20%と高め。また米本来の甘みや香りが楽しめ、「出来立て」の日本酒をダイレクトに感じることができます。

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原酒のおすすめの飲み方

「原酒」の意味を知って日本酒を深く味わおう!おすすめの銘柄5選
原酒は加水をしていないことがウリの日本酒です。もっともおすすめの飲み方は、ロックになります。少しずつ氷が溶け、丁度いいアルコール度数で楽しむことができるでしょう。

また原酒をダイレクトに味わいたいなら、ストレートもおすすめです。日本酒本来の旨味や香りをガツっと味わうことができます。

さらに意外なのが、原酒はカクテルベースとしても代用できます。もともと原酒は味わいが濃厚なので、そこにお好みの果実やジュースを加えても、味が薄まることなくおいしくいただけるのです。

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原酒が美味しい時期は?

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日本酒は「寒造り」が主流で、秋から冬にかけて造られます。普通の日本酒は夏まで熟成させることもありますが、原酒はしぼりたてを出荷するため11〜3月が飲み頃です。原酒を飲みたいという方は、寒い時期を狙って購入してみてはいかがでしょうか。

おすすめの原酒銘柄

それでは、日本酒のおすすめな原酒銘柄を紹介していきます。

羽根屋 純米吟醸 煌火 生原酒(富美菊酒造)

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羽根屋
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富山の富美菊酒造は小さな酒蔵ですが、この生原酒をきっかけに日本でも一躍有名になった酒蔵です。漫画雑誌イブニングの「実在ゲキウマ地酒日記」で「地酒界に突然新星が現れた!な、なんだこの天才ゲキウマスプリンターはっ!」と紹介されたのがきっかけで、今や入手困難な原酒にまで上り詰めました。現在でも各種メディアに取り上げられ、その評判も上々です。

小さい酒蔵ながら設備投資にはお金をかけ、酒母も仕込みも上槽場も全て冷蔵庫の中で作業できるように。小さな酒蔵ではありえない設備投資ですが、これで年間を通じて酒造りが行えるようになりました。

また羽根屋は、キリッとした飲み口と芳醇な香りが特徴で、後から米本来の甘みも追いかけてきます。日本酒が苦手な人でも、スッと飲めてしまう原酒といえるでしょう。

風の森 秋津穂 純米大吟醸しぼり華(油長酒造)

風の森は原料から製造工程全てにこだわった原酒で、ボリューム感のある味わいが人気です。奈良県の御所市(ごせし)にある油長酒造で造られ、創業は1719年。原料の米は「秋津穂(あきつぼ)」と呼ばれる品種を使用し、全てが契約栽培米になります。仕込水は「金剛葛城山系深層地下水」の超硬水です。鉄分やマンガンが少なく、ミネラルを多く含んだ水は、キリッとした日本酒に変わっていきます。

そして風の森最大の特徴は「青リンゴ感」です。香りを嗅ぐと爽やかなりんごのアロマを感じることができ、一口飲めばキリッとしたフレッシュさと、長い余韻を楽しむことができます。日本酒特有の匂いが苦手な人でも、美味しく飲むことができる原酒でしょう。

東光 純米吟醸原酒(小嶋総本店)

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小嶋総本店
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1597年に創業し、400年以上の歴史を持つ小嶋総本店は、米沢藩上杉家御用酒屋として栄えた酒蔵です。現在は海外輸出にも力を入れており、中国やドイツなど10カ国以上の国に出荷をしています。

また過去にはANAのファーストクラスラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」のお酒として採用された経験もある実力派です。さらに「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」でも最高金賞を獲得し、ワンランク上の原酒として確固たる地位を築いています。

東光はフルーティーさと芳醇なコクが特徴で、後味はキリッと切れ味が良いです。アルコール度数は16%とかなり低めで、飲みやすい原酒となっています。ウニやいくら、クリームソースなどとの相性が抜群で、しっかりした味付けの料理とよく合います。

久保田 生原酒(朝日酒造)

久保田 生原酒を製造しているのは、「酒の品質は、原料の品質を超えられない」という言葉を胸に、米作りから徹底しているのが朝日酒造です。水にもこだわりがあり、仕込水は朝日地内を流れる地下水脈の軟水を使用しています。

久保田は冬限定出荷で、しぼりたての生原酒ならではの味や香りを楽しめます。アルコール度数が高いので、飲み口は力強い印象ですが、後味はまろやかでスッとしているのが特徴。どんな料理にも合い、食中酒にもおすすめです。

渓流 朝しぼり 出品貯蔵酒(遠藤酒造場)

渓流 朝しぼりは、モンドセレクション金賞やiTOi最優秀味覚賞のほか、IWSC金賞にも輝いた生原酒です。

製造するのは、日本の桜の名所百選にも選ばれている「臥竜公園」のほど近くに酒造を構える遠藤酒造場。1864年、須坂藩御用達の酒蔵として創業しました。

出品貯蔵酒は「渓流 朝しぼり」のもろみを低温熟成させ、アルコール度を20%まで高めています。朝しぼると同時に瓶詰めして即氷冷貯蔵しているので、フレッシュ感が違います。

日本酒本来の旨味や甘み、酸味のバランスも良く、日本酒初心者にもおすすめです。新聞紙を巻いたフォルムに驚くかもしれませんが、実は新聞紙を巻くことで、光を遮断し、外気温の変化にも対応できる最高な貯蔵管理方法だそうです。また、地元の新聞紙を巻くことで、信州を思い出してもらうという思いも込められた原酒となっています。

まとめ

原酒のことを知ると、ますます日本酒が飲みたくなってきますね。アルコール度数の低い商品もあるので、日本酒初心者の人は、「東光 純米吟醸原酒」などからトライしてみてはいかがでしょうか。

それでは自分好みの原酒を見つけて、日本酒を楽しんでみてくださいね。

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