【世界4大スピリッツ】テキーラの特徴や歴史を解説!おすすめ銘柄も紹介
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世界4大スピリッツのひとつとして知られるテキーラ。メキシコを代表するお酒で、日本では居酒屋やBARを中心に提供されています。
強いお酒のイメージがありますが、カクテルベースとしても優秀で、お酒が弱い人にもおすすめです。
そこで今回はテキーラの特徴や歴史、おすすめの銘柄を紹介します。テキーラに興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
テキーラの特徴
テキーラとは、メキシコのハリスコ州テキーラで生産されている蒸留酒です。「アガベ(リュウゼツラン)」という植物を原料に造られており、アルコール度数も35~55%と高いです。
テキーラを名乗るには「CRT」という規則があります。
・特定の地域で生育されたアガベを51%以上使用
・テキーラ地区とその周辺で蒸留すること
・最低2回以上蒸留すること
・水以外の副材料は1%以下であること
・アルコール度数35~55度に収める
これらを満たしたものがテキーラを名乗れます。
テキーラは甘い香りが特徴で、ストレートで飲むのはもちろんのこと、カクテルの材料としても人気です。
これからテキーラを試してみたい人は、テキーラベースのカクテルから始めてみてはいかがでしょうか。
テキーラは度数の高いスピリッツ
テキーラの度数は35~55%と規定されています。私たちがスーパーやコンビニで購入するテキーラのほとんどは40%前後です。
テキーラはショットで飲まれることも多く、アルコール度数が高いお酒というイメージがあるかと思います。しかしテキーラは、実は4大スピリッツ(ジン・ラム・ウォッカ・テキーラ)の中では度数が低めのお酒です。
ジンやウォッカは40~50%、ラムも40%程度と、実際はテキーラよりも高い傾向があります。
テキーラの歴史
テキーラの歴史は諸説あります。一番有力なのが、シエラマドレ山脈の山火事で竜舌蘭が発見され、それをスペイン人が蒸留したら、上質なスピリッツができたという説です。
文献には1600年に最初のテキーラ工場が建てられ、1873年にはヨーロッパへ伝わったと書かれています。
世界に広まったのは、1968年のメキシコ五輪がきっかけです。この大会でメキシコの文化が紹介され、テキーラが世界中に広まります。その後、4大スピリッツに名乗りをあげ、日本でもメジャーな飲み物となりました。
テキーラの種類
続いてテキーラの種類について解説をします。
原材料で2種類に分類
テキーラは原材料の割合で2種類に分類されます。
100%アガベ・テキーラ(100% de Agave) | アガベのみを使用 |
ミクスト・テキーラ(Mixtos) | アガベ以外に砂糖などの副材料を使用 |
100%アガベ・テキーラは、アガベ本来の甘みや香りがしっかりと楽しめます。主に高級テキーラに多いです。
ミクスト・テキーラは飲みやすいように砂糖などの副材料を添加しています。日本で流通しているテキーラの多くがミクスト・テキーラ(Mixtos)です。
熟成期間で5種類に分類
テキーラは熟成期間でも5種類に分類されます。
ブランコ(シルバー) | 樽熟成をせず瓶詰めしたもの。または60日以内の熟成ならブランコを名乗れる |
ホーベン(オロ) | ブランコと樽熟成させたテキーラをブレンドしたもの。またはカラメルでブランコに着色したもの |
レポサド(ゴールド) | 2ヵ月~1年の短期熟成を行ったテキーラ |
アネホ | オーク樽で最低1年以上熟成させたもの。樽のサイズは600L以下であること |
エクストラ・アネホ | オーク樽で3年以上熟成させたもの。樽のサイズは600L以下であること |
熟成期間が短いほどキリッとした味わいになり、熟成期間が長いとコク深い味わいになります。
テキーラの飲み方
テキーラのおすすめの飲み方を紹介します。
ショット
テキーラ本来の味や香りを楽しむならショットがおすすめです。ショットで飲む時は塩とライムを用意します。
1.指をライムで湿らせて塩をつかむ
2.塩を舐めてテキーラを飲む
3.ライムをかじる
4.塩を舐める
こういった手順でテキーラのショットを飲みます。
ライムはビタミンCを含んでおり、器官をアルコールから守る役割があります。ビタミンCはアルコール代謝に欠かせない成分です。
また塩は唾液の分泌を増やし喉の粘膜を保護。それに加え、テキーラの甘さを引き立たせてくれます。
ただし体に入るアルコールの量は変わらないので、お酒が弱い人は注意してください。
オン・ザ・ロック
ショットが飲めないという人は、グラスに氷を入れて飲むオン・ザ・ロックがおすすめです。氷が溶けまろやかな口当たりが楽しめ、ゆっくりテキーラの味わいを楽しめます。
ストレート
テキーラをじっくりと味わいたいならストレートがおすすめです。温度は常温、もしくは少し冷やして飲むとテキーラの味や香りを楽しめます。
テキーラのおすすめ銘柄
最後にテキーラのおすすめ銘柄を紹介します。
クエルボ・エスペシャル
クエルボ・エスペシャルは、世界を代表するテキーラメーカー「クルエボ」の代表銘柄です。
世界で最も有名なテキーラメーカーで、現地では「クエルボ・エクスプレス」というテキーラを飲みながら旅ができる列車も走っています。
クエルボ・エスペシャルは、2ヶ月以上の樽熟成を経たレポサドで、甘い香りとコクのある味わいが特徴です。
テキーラを知るなら一度は飲んでおきたい銘柄なので、興味のある人はぜひチェックしてみてください。
サウザ ブルー
サウザ ブルーは、最高品質のブルーアガベを独自に開発している「サウザ」の人気銘柄です。
テキーラメーカーの多くが契約農家で栽培をしたアガベを使用していますが、サウザでは大部分を自社栽培。化学肥料を極力使用せず、独自の抽出法で純度の高いアガベを採取しています。
サウザ ブルーは、副材料を一切使用しないブルーアガベ100%のテキーラです。シトラスやハーブのような香りとフレッシュな飲み口が楽しめます。品質の高いテキーラを飲みたい人におすすめの銘柄です。
エラドゥーラ プラタ
エラドゥーラ プラタは、1870年から続く老舗のテキーラメーカー「エラドゥーラ」の人気銘柄です。
エラドゥーラでは、アガベを100%自社栽培しています。除草剤も一切使用せず、発酵もイースト菌を使わず自然発酵のみ。熟成もアメリカンオークの新樽を使用しています。
エラドゥーラ プラタは、10年かけて育てたアガベを使用し、香り豊かで上品な味わいに仕上がっています。ストレートだけでなく、カクテルの割り材としても人気です。
プラタカクタス テキーラ
プラタカクタス テキーラは、数々のコンクールで賞を受賞している「ポルフィディオ」の人気銘柄です。
ハリウッド俳優のロバート・デ・ニーロも愛飲しており、ワイン雑誌「Wine」のスピリッツ部門で最高得点の98点を叩き出した経験もあります。ちなみにこの記録は未だに破られていません。
プラタカクタス テキーラは、10年物のブルーアガベを100%使用したテキーラで、芳醇な香りとまろやかな味わいが特徴です。
高級なテキーラなので、ショットよりはストレートでじっくりと飲んで頂きたい銘柄です。
まとめ
今回はテキーラの特徴や歴史、おすすめの銘柄を紹介してきました。
テキーラは強いお酒だと思われがちですが、カクテルにすれば美味しく飲めるスピリッツです。銘柄によっては飲みやすいものもあるので、ぜひ本記事を参考に自分好みのテキーラを見つけてみてください。
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