ドイツを代表するリースリングのおすすめワイン10選!特徴や産地、合う料理を紹介
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フランスワインを代表するぶどう品種といえば、赤ぶどうのピノ・ノワールがあります。同じように、イタリアワインを代表するぶどう品種は、サンジョベーゼがありますね。
では、ドイツワインを代表するぶどう品種は何か知っていますか?実は世界シェアの60%をドイツが独占し、絶大な人気を誇る「リースリング」という白ぶどうの品種です。
今回はドイツワインの人気ぶどう品種リースリングついて注目し、特徴や代表的な産地、おすすめ銘柄をいくつかピックアップして紹介します。
リースリング品種を使ったワインを飲んでみたい方は参考にしてみてください。
目次
- 1 リースリングとは?
- 2 リースリングの特徴
- 3 リースリングのおすすめワイン10選
- 3.1 ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング (ドイツ)
- 3.2 ペーターメルテス リースリング シュペトレーゼ (ドイツ)
- 3.3 G.A. シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A. (ドイツ)
- 3.4 ブラック・タワー ドライ・リースリング オーガニック (ドイツ)
- 3.5 モーゼルランド セント・ミハエル リースリング (ドイツ)
- 3.6 フライシャー リースリング (フランス)
- 3.7 ドメーヌ・ド・グレッセール リースリング (フランス)
- 3.8 ジェイコブス・クリーク リースリング (オーストラリア)
- 3.9 デ ボルトリ dBトラミナー リースリング (オーストラリア)
- 3.10 シャトー・メルシャン 大森リースリング (日本)
- 4 リースリングの代表的な産地
- 5 リースリングワインの選び方
- 6 リースリングワインに合う料理
- 7 まとめ
リースリングとは?
リースリングとは、ドイツ原産の白ぶどう品種です。国際的な呼び名は、ライン・リースリング。貴腐ワインの原料として使用されることがあります。
世界総栽培数の約60%はドイツが占めており、ドイツの栽培面積だけで約2万ヘクタール。ドイツの最南端バーデン地方では、リースリングで造られるワインのことを「クリンゲルベルガー(Klingelberger)」と呼んでいます。
日本では、かつて70年代に第一次ワインブームを巻き起こしたリースリングを主体としたドイツワイン「マドンナ」が有名です。今の60代の方にとっても馴染みのあるぶどう品種といえるでしょう。
国内ではあまり栽培されない品種ですが、最近はシャルドネと交配させた新種の「信濃リースリング」や「リースリングリオン」もひそかに注目されています。
リースリングの特徴
リースリングの特徴として、テロワールを反映しやすい点が挙げられます。
リースリングは寒冷な気候を好み、雨量には弱いのですが、耐病性が強いです。やせた土壌でも育ちますので、土壌の適応性が高い品種といえるでしょう。
またリースリングで造られる白ワインのポテンシャルは非常に高く、辛口と甘口どちらにも仕上がる魅力的な一面も兼ね備えています。
深いコクの中に、ぎゅっと凝縮したぶどうの旨味が味わえるので、食事しながら飲みたい方におすすめな品種です。
リースリングの味わいに近い品種は、ソーヴィニヨン・ブランなどがあります。
リースリングのおすすめワイン10選
続いて、リースリングのおすすめワインを10選ピックアップして紹介します。
今回紹介する銘柄はこちらです。
■ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング (ドイツ)
■ ペーターメルテス リースリング カビネット トロッケン (ドイツ)
■ G.A. シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A. (ドイツ)
■ ブラック・タワー ドライ・リースリング オーガニック (ドイツ)
■ モーゼルランド セント・ミハエル リースリング (ドイツ)
■ フライシャー リースリング (フランス)
■ ドメーヌ・ド・グレッセール リースリング (フランス)
■ ジェイコブス・クリーク リースリング (オーストラリア)
■ デ ボルトリ ディービー トラミナー リースリング (オーストラリア)
■ シャトーメルシャン 大森リースリング (日本)
ファルケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング (ドイツ)
リースリングの代表的な産地モーゼルから生まれた白ワイン。製造するのは、1786年に設立した由緒正しき歴史とを持つファルケンベルク社です。
味わいは、青リンゴやレモンをミックスしたような甘酸っぱいアロマが特徴。口当たりは柔らかく、意外にも和食によく合います。
アルコール度数は9%とワインにしてはやや低めで、お酒が弱い方も気軽に楽しめるワインです。
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ペーターメルテス リースリング シュペトレーゼ (ドイツ)
日本酒ブランド「まる」の製造元 白鶴酒造がドイツから直接輸入・販売を行っているペーター・メルテス社のリースリングワイン。
モーゼル地方ベルンカステル・クースの単一畑から収穫したリースリングのみを使用し、アルコール度数11%のやや辛口なワインに仕上げています。
果実味は濃厚で、フレッシュな柑橘系の香りが特徴。お料理と合わせるなら、ハーブを利かせた料理がよく合います。
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G.A. シュミット ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A. (ドイツ)
ドイツでもっとも古い歴史を持つグスタフ・アドルフ・シュミット社のリースリングワイン。「黒猫が腰掛けるワインの樽は上出来」というツェル村の伝説から誕生しています。
ピーチとアプリコットを連想させるような香りに、ほどよい酸味が特徴。アルコール度数は10%前後の甘口テイストで、食事中はもちろん、デザート酒にもおすすめです。
合わせる料理は、濃厚な食材もしくはデザートが合います。
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ブラック・タワー ドライ・リースリング オーガニック (ドイツ)
ドイツの人気ブランド「ブラックタワー」の白ワインです。
ドイツで生産されるリースリングワインの中でも、EUの認証を受けた有機栽培ぶどうのみを使用しています。
キリっとした辛さと、クリアな酸味が特徴です。環境に配慮した農法で造られており、健康志向な方におすすめします。
ペアリングは、酸味が効いた料理と相性が良いです。
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モーゼルランド セント・ミハエル リースリング (ドイツ)
ドイツ・モーゼル地区のぶどう組合による共同開発ブランドです。ぶどうの栽培から出荷まで完全管理し、品質第一をモットーに造られています。
リースリングの心地よい香りと、爽やかな酸味とフルーティな味わいが特徴。後をひく余韻が楽しめます。
また美しいブルー色のボトルカラーもポイントで、幻想的な空間を演出してくれるおすすめの一本です。
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フライシャー リースリング (フランス)
フランス・アルザス地方のネゴシアン「レ・グラン・シェ・ド・フランス」社が手掛ける辛口の白ワインです。
グラスに注ぐと、青リンゴを思わせる爽やかな香りが鼻を抜けます。フルーティーで爽やかな酸味と、後からくるフレッシュな果実味が楽しめます。
特に夏のパーティーや、プチ贅沢したい日におすすめなワインです。
合わせる料理は、爽やかな味付けと海鮮料理が相性マッチします。
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ドメーヌ・ド・グレッセール リースリング (フランス)
フランスワイン専門誌「 ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」で5つ星の最高評価を獲得したドメーヌ・グレッセールのワインです。アルザスワインを象徴する辛口テイストにこだわり、一貫して辛口を製造しています。
味わいは、果実味と酸味ともにバランスがよいです。香りはリースリングらしさをそのままに、食事に合わせやすい味わいに仕立てています。
少し酸味が効いた料理と相性が良く、酢豚やチーズケーキなどと良く合います。
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ジェイコブス・クリーク リースリング (オーストラリア)
オーストラリアの南部に位置する大手ジェイコブス・クリークの白ワインです。1847年に創業し、世界約83か国で展開されています。
リースリング本来のミネラル感を引き出し、フルーティーで飲みやすいバランスの良い味わいに仕上げられています。
オードソックスな味わいですが、1,000円前後で飲める満足度の高いワインとしておすすめです。
料理は前菜やメインディッシュ、どちらにも合わせられます。
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デ ボルトリ dBトラミナー リースリング (オーストラリア)
オーストラリアの名門デ・ボルトリが製造する甘口仕立てのブレンドワインです。1,000円前後で気軽に楽しめるので、デイリーワインにうれしい銘柄です。
酸味の強いリースリングにトラミナ-品種を加えたことで、調和されたやさしい甘みと綺麗な酸味が味わえます。
みずみずしい飲み口は、食事中のお口直しにもおすすめですよ。
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シャトー・メルシャン 大森リースリング (日本)
最後に紹介するのは、珍しい国産のリースリングワインです。製造するのは、シャトー・メルシャン。
1982年から契約を結ぶ秋田県・横手市大森地区の農家で育てられたリースリングを使用し、フレッシュな香りとしっかりした酸味のやや辛口ワインに仕上げました。
レモンを使った料理とは、風味が似ていて相性抜群。また、生野菜や白身魚にも良く合うので、ぜひ試してみてください。
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リースリングの代表的な産地
リースリングの代表的な産地は、ドイツとフランス・アルザス、オーストラリアがあります。
次に、産地ごとの特徴を解説していきます。
ドイツ
ドイツは、リースリングの最も代表的な産地です。種類が非常に豊富なので、様々な価格帯と味わいが楽しめます。
ドイツのリースリング栽培地は、大きくモーゼル地方とラインガウ地方の2つに分けられています。
モーゼル地方は繊細な味わいに。一方でラインガウ地方はしっかりとした酸味のワインに仕上がります。
非常に品質の高いワインが多く、甘口タイプともなれば20~30年の熟成にも堪えられます。中には、100年を超えるヴィンテージも存在しているのだとか。
フランス・アルザス
フランス・アルザスは、ドイツに次ぐ有名なリースリング生産地。酸味や甘みのバランスが良く、食事に合わせるワインとしておすすめします。
比較的に寒冷なアルザスで造られるリースリングは、ミネラル感と洋梨を彷彿させる高貴な香りに仕上がります。
特に辛口が定番で、お値段は2,000円から5,000円の価格帯が多いです。
オーストラリア
寒さを好むリースリング品種ですが、温暖なオーストラリア クレア・ヴァレーでも栽培されています。
オーストラリアのリースリングは、ライムの香りを纏うフレッシュ感あふれる味わいが特徴です。
ドイツやフランスに比べ、オーストラリアは気候が高く成熟したぶどうが収穫できるため、穏やかな酸味が感じられます。
寒暖差による味わいの違いを感じたい方はぜひオーストラリア産と飲み比べてみてください。
リースリングワインの選び方
先程紹介したように、リースリングを使ったワインは酸味が特徴です。しかし、中には酸味が得意でない方もいるでしょう。
そこで、リースリングワインの選び方を紹介します。注目ポイントは、産地と味わいです。
産地で選ぶ
まず、産地に注目してみましょう。
リースリングは主に寒冷な地域で栽培されており、ドイツやフランスのような気温が低い地域ではキリっとした酸に仕上がりやすいです。
一方で暖かい地域では、穏やかな酸味に仕上がります。
酸味をたっぷり堪能したい方は、寒冷地。柔らかい酸味を楽しみたい方は、温暖地といったように選んでみてくださいね。
味わいで選ぶ
リースリングワインは、甘口から辛口までバリエーション豊富に造られています。そのため、自分の好みに合わせて味わいで選ぶのが無難です。
まず、白ワインの味わいは大きく以下のものがあります。
・辛口
・やや辛口
・中辛
・やや甘口
・甘口
これらはワインの残糖を表すもので、糖分が少ない物ほど辛口になります。
つまり、甘味がほとんど感じられないのが辛口です。反対に、甘くて糖をしっかり感じられるのが甘口です。
食事に合わせたい場合は、中辛~辛口を選んでみてください。お酒が苦手や、甘いお酒が好きな方は甘口テイストを選んでもいいでしょう。
リースリングワインに合う料理
リースリングワインに合わせる料理は、ワインのテイストで選びましょう。
辛口ワインの場合は、香りが強めな料理がおすすめ。ワインの香りを引き立ててくれるソーセージや、チキンの香草焼きなどがいいでしょう。
甘口ワインの場合は、デザート酒としてスイーツに合わせるのがおすすめです。例えば、チーズケーキや、ベリー系のフルーツタルトが良く合います。
リースリング自体酸味がある品種なので、酸味がある料理全般に良く合いますよ。軽めの前菜、サラダやカルパッチョ、ハムなんかも相性が抜群です。
まとめ
今回は、ぶどう品種リースリングを使ったおすすめワインについてご紹介しました。
甘口タイプから辛口タイプまで多彩なラインナップが魅力なリースリングですが、飲みたくなった方も多いでは?
本記事を機に、ぜひリースリングワインにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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