【宅飲み検証】紅茶のティーバッグをお酒に入れたらどれが一番美味しいのか?
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日本でも紅茶リキュールが密かに人気を集めています。ブランデーで割ったものやラムを加えたものまで、種類もさまざまです。
しかし、日本酒や焼酎、梅酒など日本のお酒に合うのかも気になりますよね。
そこで今回は、紅茶ティーバッグとお酒を実際にペアリングしてみました。
紅茶にどんなお酒が合うのか、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
目次
紅茶とお酒は人気の組み合わせ
紅茶とお酒の組み合わせは、日本のみならず世界でも人気です。
ドイツの「ティフィン」や、フランスの「フォション」など、ヨーロッパ諸国では紅茶のお酒を飲む文化もあります。
日本でも各メーカーが紅茶リキュールを販売しており、甘くて飲みやすいことから女性や初心者を中心に人気が高まってきています。
今回はダージリンとお酒をペアリング
今回のペアリングでは、ダージリンの紅茶ティーバッグを使用します。
ダージリンはインド原産の紅茶で、セイロンのウバ、中国のキーマンと並び世界三大紅茶のひとつです。
その芳醇な香りは「紅茶のシャンパン」とも呼ばれ、お酒との相性も良いとされています。
世界で最も有名な紅茶なので、手に入りやすいのもポイントです。
ペアリングでは、紅茶のティーバッグをお酒につけて水割りで飲みます。ダージリンはストレートで飲むことが多く、今回の検証にぴったりの紅茶といえるでしょう。
紅茶とお酒を実際にペアリングしてみました
それでは早速、紅茶とお酒をペアリングしていきたいと思います。
日本酒
日本酒と紅茶の相性は良いといわれています。日本で販売されている紅茶リキュールには、日本酒ベースの銘柄もあります。また日本酒は甘みもあるため、紅茶の香りと合いそうです。
実際に合わせてみると、紅茶に砂糖を加えた味わいに似ています。今回は純米大吟醸だったため、甘みがありまろやかな味わいが楽しめました。
ただし日本酒独特のコクと紅茶の味わいは、あまり合うとはいえません。
日本酒を使用した紅茶リキュールの多くは、フルーツ果汁が加えてあります。そのため、レモンやリンゴなど、さっぱりとしたフレーバーを加えると美味しくなると思いました。
レモンティーと日本酒を合わせるといいかもしれません。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★ |
香り | ★★★ |
色合い | ★★★ |
マリアージュ | ★★ |
麦焼酎
ウーロンハイや緑茶ハイなど、お茶のカクテルに活用される麦焼酎。紅茶にも合わせやすいイメージがあります。
実際に合わせてみると、麦焼酎のクセと紅茶の渋みが合いませんでした。どうしても麦焼酎が主張してしまうため、お酒の割合を少なくした方がいいかもしれません。
よく調べてみると、ベルガモットで柑橘系の香りを付けたアールグレイの紅茶と合わせやすいみたいです。麦焼酎のクセを柑橘系のフレーバーで上手く中和できそうですね。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★ |
香り | ★★★ |
色合い | ★★★ |
マリアージュ | ★ |
芋焼酎
芋焼酎と紅茶はあまり交わることのない組み合わせです。麦焼酎よりもクセが強いため、どんな味になるのか気になります。
実際に合わせてみると「芋焼酎でしかない」という感想です。
芋焼酎のクセが強すぎて、紅茶の香りや味わいが全てかき消されました。
芋焼酎の量を減らせば飲めないこともないですが、あまりおすすめの組み合わせとはいえません。
さっぱり系の芋焼酎やレモンやグレープフルーツなどの柑橘を加えると、美味しく飲めそうです。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★ |
香り | ★ |
色合い | ★★ |
マリアージュ | ★ |
梅酒
梅酒と紅茶の相性は良いとされています。メーカー各社から紅茶梅酒も販売されており、自家製紅茶梅酒を作る人もいます。
今回のペアリングの中でも、特に期待値が高まる組み合わせです。
実際に合わせてみると、まろやかな酸味がある美味しい紅茶梅酒になりました。思わず「うまい」と口に出してしまったほどです。
少し梅酒が主張していますが、比率を調整すれば問題ありません。このあたりはお好みですね。
紅茶が梅酒の甘みや酸味をまろやかにしてくれ、いくらでも飲めそうです。初心者がブレンドしても間違いない組み合わせですね。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★ |
香り | ★★★★ |
色合い | ★★★★ |
マリアージュ | ★★★★★ |
ブランデー
ブランデーと紅茶の相性は良いといわれています。
ティー・ロワイヤルやブランデーティー、スピリッツティーなど、ブランデーと紅茶を組み合わせたカクテルも数多く存在しています。
欧米では紅茶にブランデーを垂らして飲む文化もあるそうです。そのため、今回のペアリングでは最も期待値の高い組み合わせです。
実際に合わせてみると、ブランデーがハチミツのような役割になり、甘く柔らかい紅茶になりました。ブランデーの量を少なくすれば、ほろ酔い紅茶にもなります。
今回は水割りでしたが、欧米の飲み方のように温かい紅茶に少し入れて飲むのが一番美味しいのかもしれません。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★★ |
香り | ★★★ |
色合い | ★★★ |
マリアージュ | ★★★★ |
ウイスキー
ウイスキーと紅茶も定番の組み合わせです。
ウイスキーに温かい紅茶を注ぐアイリッシュ・アフタヌーン(ウイスキーティー)というカクテルも存在します。
お互いの華やかな香りを引き立てるため、相性抜群といわれています。
実際に合わせてみると、ウイスキーのアルコールで少し渋みが強調されます。
ウイスキーの量を少なくすれば美味しく飲めそうです。紅茶にウイスキーを垂らして飲むのもありだと思います。
また、バーボンやジャパニーズなどの甘みがある銘柄の方が合わせやすそうですね。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★★★ |
香り | ★★★ |
色合い | ★★★ |
マリアージュ | ★★★ |
赤ワイン
赤ワインと紅茶も相性の良い組み合わせです。
ヨーロッパでは赤ワインを温めて、紅茶やスパイスを加えるグリューワインが有名です。
日本のワインショップでも、紅茶が入ったグリューワインをよく見かけます。
実際に合わせてみると、ホットワインのような味わいで美味しくなりました。
紅茶の渋みと赤ワインの渋みの相性も良く、喧嘩し合うこともありません。
ただ物足りなさは感じるため、ワインは温めてクローブやシナモンなどのスパイスを入れた方が、より美味しく飲めそうです。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★★ |
香り | ★★★ |
色合い | ★★★ |
マリアージュ | ★★★★ |
白ワイン
フルーティーな白ワインは紅茶との相性抜群です。
赤ワインと同じように、グリューワインとして組み合わせられています。
また白ワインは、柑橘系の香りがあるため、紅茶のアクセントにもおすすめです。
実際に合わせてみると、白ワインの酸味と紅茶の渋みのバランスが絶妙です。ホットワインのような味わいがあり、ハチミツを加えてもいいと思いました。
ただし赤ワインと同様に、スパイスを入れた方がより美味しく飲めそうです。
味わい | 得点 |
---|---|
渋さ | ★★ |
香り | ★★★★ |
色合い | ★★★★ |
マリアージュ | ★★★★ |
紅茶とお酒ランキングTOP3
それでは最後に、紅茶と一番合うお酒ランキングトップ3を発表したいと思います。
3位:赤ワイン×紅茶
まず3位は、赤ワインとの組み合わせです。渋みと渋みの調和が良くとれています。
ただし、「渋み」にフォーカスしすぎると少しパンチが欠けるのは正直なところ。そのため、よりおいしくペアリングするのであれば、クローブやシナモンを入れることをおすすめします。もしくは、合わせる赤ワインをスパイス感のあるグルナッシュを使ったワインにしてもおもしろそうです。
2位:白ワイン×紅茶
2位は、白ワインとの組み合わせです。酸味と渋みのバランスが絶妙だったので、辛口のリースリングなどが相性が良いかと思います。
ちなみに、もし甘いテイストで楽しみたいのであれば、少しハチミツをかけて飲んでみるといいでしょう。白ワインの酸味とフレーバーに甘味がのることで、花畑で一休みしているようなリラックス体験ができるかもしれません。
1位:梅酒×紅茶
今回最も相性が良かったと感じたのが、梅酒との組み合わせです。甘みと酸味のバランスが抜群で、ぜひ試して欲しい組み合わせです。
また、楽しみ方の幅も可能性を感じました。温度や比率、フルーツなど紅茶の中でもより自分にあったカスタマイズができると思います。
まとめ
今回は紅茶ティーバッグとお酒を実際にペアリングしてきました。梅酒と相性が良いのは驚きでしたね。他のお酒もバランスを調整すれば美味しく飲めそうです。
それでは本記事を参考に、お酒と紅茶の組み合わせを楽しんでみてくださいね。
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