映える「ウイスキーフロート」とは?作り方や飲み方を解説!
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ウイスキーはさまざまな方法で楽しむことができます。中でも、ウイスキー好きの方にぜひチャレンジして欲しいのが「ウイスキーフロート」という飲み方です。
フロートと聞くとソフトクリームなどがトッピングされた飲み物というイメージを持つ方も多いですが、実際には異なります。
そこで今回は、ウイスキーフロートの作り方やアレンジ方法などをみていきましょう。
また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
飲みやすいウイスキーを選びたい初心者は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
参考記事:人気なウイスキーの銘柄を徹底比較
目次
ウイスキーフロートとは?
ウイスキーフロートとは、水にウイスキーの「層」を作って味わう飲み方です。水の上にウイスキーを浮かべる(フロート)という意味合いから名付けられました。
浮かばせて層にできる秘密は、ウイスキーと水の比重差です。
水の重さが1に対し、ウイスキーの重さは0.92と若干軽く、水に浮きやすいという性質があります。
この微妙な重さの違いを利用した飲み方が、ウイスキーフロートなのです。
ウイスキーフロートで何が変わるの?
ウイスキーフロートで大きく変わる点は「味の楽しみ方」「飲み方」の2つがあります。
1つ目が「味の楽しみ方」です。
ウイスキーフロートは水とウイスキーが分離している状態なので、最初の一口目はほぼストレートの味わいを楽しめます。そしてグラスを傾けて飲み進めることで徐々に混ざりあい、最終的には水の配分が多い水割りとなるのです。
「ストレート→水割り→水」といったように、味の変化を楽しめる飲み方といえます。
2つ目が「飲み方」です。
ウイスキーフロートは層になった状態なので、グラスを揺らしてしまったり、急に傾けたりすると層が崩れ、水割りになってしまいます。
できるだけ層を崩さないよう、ゆっくりとグラスを持ち上げ、味の変化を楽しみましょう。
ウイスキーフロートの作り方
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ここでは、ウイスキーフロートの作り方を「水を準備する」「ウイスキーを準備する」「ウイスキーを水の上に注いで浮かせる」の3つに分けて紹介します。
慎重に作らなければウイスキーが浮かばず水と混ざりあい、通常の水割りとなりかねません。ただしい作り方を理解したうえで、ウイスキーフロートに挑戦してみましょう。
【1】水を準備する
まずは、適量の水をグラスに入れて準備してください。ウイスキーフロートで適量といわれている水量は、使用するグラスの5~6割程度だといわれています。
なぜこの割合が適量化というと、完成時の見た目が綺麗だからです。味わいの変化を楽しめるウイスキーフロートですが、完成直後のグラデーションを楽しむのも1つの醍醐味といえます。
ウイスキーフロートが完成した際の水とウイスキーの割合が「6:4」もしくは「7:3」になるのが理想的です。
【2】ウイスキーを準備する
次にフロートウイスキーに使用するウイスキーを準備しましょう。ウイスキーフロートで使用するウイスキーの適量は45mlです。
ストレートやロックでウイスキーを飲む場合の量は30ml(シングル)と60ml(ダブル)が一般的ですが、この量でウイスキーフロートと作ると、グラスによっては層が薄くなったり、厚くなったりします。
これでは綺麗なグラデーションのウイスキーフロートが作れず、さらにはアルコールの濃さが前面に出てしまう可能性があるのです。
よって、ウイスキーフロートでは、45mlでウイスキーを準備しておきましょう。ちなみにバーグッズによくあるメジャーカップの大きい方一杯分なので、注ぐのにも量るのにも便利でしょう。
【3】ウイスキーを水の上に注いで浮かせる
適量のウイスキーを瓶からメジャーカップなどに移したら、ウイスキーを水の上に注いで浮かせます。
注ぐ際はバースプーンやマドラー、柄の長い小さいスプーン、竹串などを使用するとよいでしょう。
多くの家庭にあるスプーンで作る場合は、まずスプーンを裏面にした状態で、先端を水面とグラスの内側ギリギリまで寄せ、ゆっくりと流し入れてください。
注ぐ際はスプーンを寝かし、水面が揺れないようにしながら流し込みましょう。ウイスキーを注ぎ終えれば完成です。
ウイスキーフロートをアレンジするなら
ウイスキーフロートの代表的なアレンジ方法は「氷を加える」「ソーダ水を使用する」「2種類のウイスキーを使用する」の3つがあります。
それぞれ違った味わいで、水とウイスキーの組み合わせに飽きたという方はぜひ試してみてください。
氷を加える
ウイスキーフロートは基本的に、水とウイスキーのみで作られますが、好みによっては氷を加えてアレンジしてもよいでしょう。
氷を加えればロックや水割りに近い味わいで楽しむことができ、香りを抑えたい方やストレートが苦手な方にもおすすめです。
しかし、氷は水に浮くのでウイスキーを注ぎにくい点には注意しましょう。ただし、水と氷の温度差を活用できれば、より綺麗かつ安定したグラデーションに仕上ります。
ソーダ水を使用したウイスキーフロート
水ではなく、ソーダ水を使用したウイスキーフロートも人気のアレンジ方法です。冷やしたソーダとウイスキーのみのシンプルなタイプや氷を加えたタイプなどがあります。
また、新たなタイプとして人気なのが、常温のソーダ水とウイスキーを使用したウイスキーフロートです。ソーダの質感とウイスキーの香り、味わいを同時に楽しめます。
ただしソーダ水で作る場合は、活性化して泡立たないように注意しなければなりません。泡立つとウイスキーが浮きにくくなります。
ウイスキーを2種類使用する
一般的なウイスキーフロートでは物足りなくなった場合におすすめするのが、2種類のウイスキーを使用したスーパーハイボールです。
作り方は一般的なウイスキーフロートと同じですが、スーパーハイボールでは「ブレンデッドウイスキー」「シングルモルトウイスキー」の2種類を浮かべます。
氷を加えたソーダ水にブレンデッドウイスキーを30ml、次いでシングルモルトウイスキーを15ml注ぐことで、3層にする飲み方です。
スーパーハイボールを作る際のシングルモルトウイスキーは、ブレンデッドウイスキーのキーモルトを使用することで、味を1つにまとめることができます。
ウイスキーフロートにおすすめのラインアップ
ウイスキーフロートにおすすめのラインナップは「ブッカーズ」「スプリングバンク」の2つです。
ブッカーズ
ブッカーズは、アルコール度数が高く、強烈なウイスキーですが、口当たりはマイルドに仕上がっています。
加水によって味わいの広がりが増し、麦の風味も強くなることから、味の変化を楽しめるフロートウイスキーとの相性抜群です。
スプリングバンク
スプリングバンクは、独特な甘みとブリニーと呼ばれる塩辛い味わいが特徴です。
ウイスキーフロートであれば、クセの変化を如実に感じることができます。
ここでは、スプリングバンクを紹介しましたが、アイラモルトなどクセが強いウイスキーはフロートで飲むとおもしろい楽しみ方ができるかもしれません。
まとめ
ウイスキーフロートの作り方や飲み方などを解説しました。
ウイスキーフロートは水割りやロック以上に、加水による味わいの変化を楽しめる飲み方です。
水にウイスキーを浮かべてできる綺麗なグラデーションは、飲み進めることで混ざりあい、見た目にも楽しめるでしょう。
しかし、他の飲み方と比べると作り方が繊細なので、本記事などを参考にぜひチャレンジしてみてください。
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