なぜ人はお酒を飲みたくなるのか?心理や原因から飲みたい欲求をおさえる方法まで
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日常生活を送っていると、無性にお酒が飲みたいと感じることってありますよね。
なぜ人はお酒を飲みたい衝動に駆られるのでしょうか?
この記事では、お酒が飲みたくなる理由や原因をまとめて解説します。
お酒を減らすきっかけにもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
お酒を飲みたくなる原因とは?
まずは、なぜお酒が飲みたくなるのか?心理や原因を解説します。
お酒は記憶に残りやすい
お酒は脳の記憶に残りやすいことが分かっています。
アメリカ・ペンシルベニア大学のガボール・エゲルヴァーリ氏らの研究では、「お酒の記憶は残りやすい」と発表しました。
アルコールを飲むと、細胞が刺激され記憶の形成に影響が出てしまうのです。
お酒を飲んでいる時は、美味しい食べ物や仲の良い友人との会話、居酒屋の雰囲気など、脳内を刺激するもので溢れています。
そのため、刺激的な記憶が呼び起こされ「またお酒を飲みたい」と感じるのです。
「お酒は楽しいもの」という先入観
多くの人は、「お酒=楽しい」という先入観を持っています。
なぜなら、テレビCMや広告でイメージを刷り込まれる機会が多いからです。
「疲れた時はビール」
「お祝い事には日本酒」
「リフレッシュしたい時はチューハイ」
といったように、毎日宣伝を聞いていると「お酒は楽しいもの」と考えるようになります。
そのため、ふとした瞬間に「お酒が飲みたい」と感じることがあるのです。
毎日お酒を飲む人の心理や飲みたい衝動はなぜ?
私たちが普段、「お酒を飲みたい」と思う瞬間をまとめてみました。
友達と会う時
友達と会う時は、思いっきり会話を楽しみたいですよね。
そんな時にお酒があると、陽気な気分になり会話も弾みます。久々に会う友達なら、なおさらですよね。
また大人になると友達と「遊ぶ」よりも「飲む」ことが増えます。
そのため、友達と会う時は飲みに行くのが定番化していくのです。
何かを達成した時
何かを達成した時は、パーッとお酒を飲みたくなります。
仕事のプレゼンが終わった時、プロジェクトが成功した時、告白が成功した時…そんな喜ばしいことがあると、お酒で祝杯を上げたいですよね。
これもある種のイメージの刷り込みや風習による影響も大きいのですが、達成過程でストレスを溜め込んでいる背景もあり、なおさらお酒が飲みたくなってしまうケースがあります。
美味しいものを食べた時
美味しいものを食べるとお酒が飲みたくなります。
刺身や唐揚げ、漬物などつまみになりそうなものだと、「お酒と合わせたら美味しそう」と感じることがあります。
特にお酒が好きな人は、どんな食べ物でもお酒と結びつけてしまいますよね。
ストレスが溜まっている
お酒を飲むと、体の緊張がほぐれてリラックス状態になります。
そのため、ストレス解消のためにお酒を飲む人は多いです。
また人間はストレスを感じると、味覚が鈍くなるといわれています。疲れ切った時に苦いビールを美味しく感じる理由の1つです。
ただしお酒を飲みすぎると体調が悪化し、かえってストレスを溜めてしまう原因にもなります。
ストレス発散をしたい時は、あくまでも適量を心がけましょう。
睡眠不足
睡眠不足が原因で、寝酒をする人もいるでしょう。
お酒を飲むとほろ酔い気分になり、気持ちよく眠れる気がします。
しかし睡眠前のお酒は逆効果です。
お酒を飲むと肝臓がアルコールを代謝し、アセトアルデヒドと呼ばれる有害物質が分泌されます。
アセトアルデヒドは、頭痛や吐き気、目まいなど二日酔いの症状を誘発します。そもそも、アルコールを代謝するために肝臓が働いている時点で、体は眠れていません。
少量なら問題ないという意見もありますが、多くの場合は飲まない方がいいでしょう。
コミュニケーション
お酒はコミュニケーションを円滑にしてくれます。
アルコールを摂取すると、気分が良くなり緊張もほぐれます。
口下手な人でも口数が多くなり、周りとの会話が弾む場合があります。
そのため、人と話す時は「お酒を飲もう」と感じるのです。
変身願望がある
アルコールは、人の性格を変えることがあります。
静かな人が笑い上戸になったり、温厚な人が怒り狂ったりと、人格が変わる場面も珍しくありません。
こういった人は、自分の本当の性格を抑え込んで生きています。自分を解放したいという気持ちに駆られ、お酒を飲みたくなってしまうのです。
アルコール依存症
アルコール依存症とは、飲む量やタイミングを自分でコントロールできない状態を指します。
どんな状況でも飲むことを辞められず、日常生活や社会生活に支障が出てしまう精神疾患です。
アルコール依存症になった場合は、すぐに病院を受診してください。
飲みたい欲求を抑える方法
「お酒を飲みたいけど、今は飲んではいけない」という場面もあります。
そこでお酒を飲みたい欲求を抑える方法を紹介します。
お酒以外のごほうびを用意する
頑張った自分へのごほうびに、お酒を飲むことがあります。単純に味として楽しむのは問題ないですが、酔いを求めて飲むのは依存度が高いです。
そのため、美味しいからの飲むではなく、ストレス発散として飲んでしまう方は、自分へのご褒美、リラックス方法としてお酒の代わりになるものを試すと良いでしょう。
たとえば…
・好きなお菓子やデザートに代える
・お気に入りの入浴剤でお風呂に入る
・少し食事のグレードあげる
このようにお酒以外にも、自分の喜べるものを見つけるといいでしょう。
食事を楽しむ
お酒が好きな人は、お酒を飲むことをメインで考えがちです。
そんな時は、食事を楽しむことを心がけてみましょう。
美味しい食事があれば、お酒を飲まなくても幸せな気持ちになれます。
たまにはお酒を飲まずに、食事に集中してみてくださいね。
運動する
運動は禁酒につながります。
なぜなら、運動するとストレス発散になるからです。
お酒を飲む人の中には、ストレス解消のために飲酒する人もいるでしょう。
運動するとストレス発散になるだけでなく、スタミナがつき健康な体になります。
ストレスが溜まっている人は、運動を始めてみてはいかがでしょうか。
お風呂にゆっくり浸かる
疲れてお酒を飲みたい日は、ゆっくりとお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。
入浴すると、体が温まり疲労感が解消されます。また血流が改善し、体の凝りも取れやすくなるでしょう。
お酒にも体を温めたり、血流を良くしたりする効果があります。それを入浴に置き換えれば、健康的な体を手に入れることができます。
炭酸水やノンアルコールを飲む
炭酸水は、お酒の代わりになる飲み物です。
お酒を飲む人の中には「ビールの爽快感が好き」「さっぱりしたい」という人もいます。
炭酸水なら爽快な喉越しを楽しめ、気持ちをリフレッシュできます。またお酒よりも安価なので、節約にもなるのがメリットです。
休肝日を習慣にする
休肝日とは週に1〜2日、お酒を飲まない日を設けることです。
厚生労働省では、「肝臓を休めるために週1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する」としています。
休肝日を設けると、肝臓の働きが改善し体調が良くなります。健康になった実感を得られるため、お酒を飲む頻度を減らせるでしょう。
毎日お酒を飲んでいる人は、週1日でもいいので休肝日を設けてみてはいかがでしょうか。
関連記事:休肝日は週2日でも大丈夫?効果のある日数やメリットを紹介!
まとめ
今回は、なぜ人はお酒を飲みたくなるのか解説してきました。
お酒を飲みたくなるのは自然なことです。飲みたい衝動に駆られた時は、適量を守って飲酒しましょう。
それでは本記事を参考に、お酒との付き合い方を考えてみてくださいね。
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