カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめワイン12選!品種の特徴と選び方を解説
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ワイン造りに使われるぶどうは様々な種類があります。そのなかで最も有名な品種の1つが「カベルネ・ソーヴィニョン」です。
カベルネ・ソーヴィニョンは、世界で最も栽培される品種で、主に赤ワインの原料として採用されています。
今回はワインを楽しむうえで、基礎となるようなぶどう品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」の特徴や産地、おすすめのワインを紹介します。
この記事を読むと、カベルネ・ソーヴィニヨンについて深く理解できるでしょう。
目次
- 1 カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴
- 2 カベルネ・ソーヴィニヨンの香りと味わい
- 3 カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめ赤ワイン12選
- 3.1 コンチャ・イ・トロ サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.2 イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.3 ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.4 ナパ ハイランズ カベルネ ソーヴィニヨン
- 3.5 【肉専用黒ワイン】カーニヴォ カベルネ ソーヴィニヨン
- 3.6 コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレ タ ・レゼルバ
- 3.7 サンタ・ヘレナ・アルパカ・プレミアム カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.8 ファンティネル ボルゴ テシス カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.9 リステル カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.10 ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.11 ベリンジャー カベルネ・ソーヴィニヨン
- 3.12 オーパス・ワン
- 4 カベルネ・ソーヴィニヨンの代表的な産地
- 5 カベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインの選び方
- 6 まとめ
カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴
カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスのボルドー地方が原産のぶどう品種です。ぶどうとしては小粒で、皮が厚く完熟しにくい特性があります。
「黒ぶどうの王様」とも呼ばれ、原産こそボルドーですが、世界中で栽培されています。フランスはぶどうもちろん、イタリアやアメリカ、チリ、オーストラリアなど、ぶどう品種の中で最も栽培面積が広いのが特徴です。
しかしなぜ、カベルネ・ソーヴィニヨンが幅広い地域で栽培されるのでしょうか?
その理由は、「育てやすさ」と「扱いやすさ」にあります。
カベルネ・ソーヴィニヨンは病気に強く、どんな土地でも栽培が可能です。世界中どこでも栽培ができることから、定番ぶどう品種として定着しました。
またカベルネ・ソーヴィニヨンは熟成期間が短くても、安定した味わいを維持できます。短期間の熟成でも、濃厚な果実味としっかりとしたタンニンを楽しめます。そのため、多くの生産者が採用するぶどうになりました。
もちろん長期熟成にも適しており、高級ワインの原料としても活用されています。
カベルネ・ソーヴィニヨンの香りと味わい
カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインの多くは、しっかりとした果実味とタンニンが楽しめます。飲みごたえがあり、濃縮した旨味と力強い後味が魅力です。
果物に例えるとカシスやプラム、ブルーベリーなど黒い果実の香りが特徴で、濃厚な果実味が味わえます。
しっかりとした飲み口なので、ガツンと赤ワインを飲みたい時におすすめの品種です。
また、カベルネ・ソーヴィニヨンの風味に近い品種は、ジンファンデルやシラーなどがあります。
カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめ赤ワイン12選
最後にカベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめ銘柄を紹介します。
今回紹介するワイン銘柄はこちらです。どれも有名なものばかりですので、ワイン選びの参考にしてみてください。
■ コンチャ・イ・トロ サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン
■ イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン
■ ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン
■ ナパ ハイランズ カベルネ ソーヴィニヨン
■ 【肉専用黒ワイン】カーニヴォ カベルネ ソーヴィニヨン
■ コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレ タ ・レゼルバ
■ サンタ・ヘレナ・アルパカ・プレミアム カベルネ・ソーヴィニヨン
■ ファンティネル ボルゴ テシス カベルネ・ソーヴィニヨン
■ リステル カベルネ・ソーヴィニヨン
■ ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン
■ ベリンジャー カベルネ・ソーヴィニヨン
■ オーパス・ワン
コンチャ・イ・トロ サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン
チリNo.1ワイナリーのコンチャ・イ・トロ社が手掛ける赤ワインです。日本でも人気の銘柄で、コンビニやスーパーなどでも購入できます。
イギリスの有名雑誌「ドリンクス・インターナショナル」において「世界で最も称賛されるワインブランド」に選出された経験もあり、その品質は折り紙付きといえます。
日照時間の長いラぺル・ヴァレーやマウレ・ヴァレーの畑で栽培された完熟のカベルネ・ソーヴィニヨンを使用しているため、リッチで濃厚な味わいの「これぞチリワイン」と思わせてくれるような銘柄です。
価格も1,000円前後とリーズナブルなので、デイリーワインとしても活躍してくれそうです。
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イエローテイル カベルネ・ソーヴィニヨン
日本に流通するオーストラリアワインでNo.1の売上を誇るイエローテイル。現在は世界50ヵ国以上に輸出され、年間1,000万ケース以上を出荷されています。
ブラックベリーやチョコレートのような香りと、バニラのような濃厚なニュアンスが楽しめるワインです。
果実味の濃厚さをダイレクトに表現されていて、酸味とタンニンは控えめで、甘みを押し出しています。
ちなみに名前の由来は、オーストラリアに生息するカンガルーの俗称です。
和食との相性も良く、日本人の舌にも合いやすいカベルネ・ソーヴィニョンワインとなっています。
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ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン
フランス・ボルドーの名門「ドメーヌ バロン ド ロートシルト(ラフィット)」が手掛けるチリの赤ワインです。
気候に恵まれた土地ということも相まって、ロス ヴァスコスのカベルネ・ソーヴィニヨンは「ボルドースタイルのチリのカベルネ」として世界中から支持されています。
味わいや香りは、ブルーベリーやスミレのようなニュアンス、濃縮した果実味が特徴です。
樽ではなく、温度管理したステンレスタンクで発酵・熟成されているため、ぶどうのフレッシュ感と気品の高さが感じられる味わいに仕上がっています。
ガッツリ系の肉料理や、酸味のある料理と合わせてみてください。
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ナパ ハイランズ カベルネ ソーヴィニヨン
2017年に明石家さんまさんが司会を務める「ホンマでっかTV」で紹介された赤ワイン。一過性な人気ではなく、それからも常に売り筋ランキング上位に君臨しています。
カベルネ・ソーヴィニヨン90%とプティ・ヴェルド10%をブレンドし、ボリューミーでリッチな味わいが特徴。引き締まったタンニンと、滑らかな口当たりが楽しめます。
ペアリングは、肉料理全般が相性抜群。柔らかく煮込んだビーフシチューに合わせてもいいですし、香ばしく焼いた串焼きも良く合います。
デイリーワインとしては少々お値段しますが、自分へのご褒美に贅沢したい方におすすめな一本です。
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【肉専用黒ワイン】カーニヴォ カベルネ ソーヴィニヨン
赤身肉が多く消費されるアメリカで生まれた肉専用の赤ワインです。
生産地カリフォルニア・デルタ地域ローダイで、独特な土壌と昼夜の寒暖差を利用して複雑味のあるカベルネ・ソーヴィニヨンに仕上げました。
完熟したぶどうから造られているため、味わいは濃厚そのもの。グラスに入れると限りなく黒に近い色合いが特徴です。
香りは、エスプレッソやチョコレートを彷彿とさせてくれます。
ちなみにカーニヴォ(carnivore)は「肉を食べることが好きな人」を意味し、パッケージには肉食獣が爪で引っ掻いたようなデザインを施しています。
ステーキや焼肉と相性が良く、ガッツリ肉を食べたい時におすすめの赤ワインです。
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コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ビシクレ タ ・レゼルバ
環境に配慮したワイン造りを行うコノスルが手掛ける赤ワインです。品質を保つために、品種ごとに収穫量を落として造られています。
カべルネ・ソーヴィニヨンを主体とし、メルロー、カルメネール、シラー、マルベックをブレンド。強めのカシスやチェリーのような香り、ミントや胡椒のようなスパイス感を体感できます。
リーズナブルながらも高い満足感が得られるおすすめのワインです。
強い骨格を持っているため、ステーキやロースカツ、ビーフシチューなどとマリアージュしますよ。
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サンタ・ヘレナ・アルパカ・プレミアム カベルネ・ソーヴィニヨン
チリワインのパイオニアともいえるサンタ・ヘレナ社が手掛ける赤ワインです。通常のアルパカシリーズではなく、ワンランク上のプレミアムなアルパカとして出荷されています。
凝縮した味わいが特徴で、ダークチョコレートやバニラのような香りと、きめ細かいタンニンが楽しめます。
余韻が長く、いつも飲んでいるアルパカよりいい物を飲みたい日におすすめなワインです。
ペアリングは、濃厚な物と相性抜群。ポテトサラダや、チキンの照り焼きなどに合わせてみてください。
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ファンティネル ボルゴ テシス カベルネ・ソーヴィニヨン
北イタリアのフリウリ州にあるファンティネル社が手掛ける赤ワインです。
フリウリ州は標高が高く、冷涼な気候が特徴です。ぶどうは古木がメインで、濃縮したカベルネ・ソーヴィニヨンに仕上がります。
そのため、ワインはスパイシーさと清涼感のある味わいが特徴で、オーク樽での熟成により丸みを帯びたエレガントな味わいを醸し出します。
高品質なイタリアワインを味わいたい人におすすめです。
ペアリングは、胡椒を利かせたスパイシーな物によくあいます。ビーフジャーキーや、ステーキと合わせてみてください。
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リステル カベルネ・ソーヴィニヨン
南フランスのラングドック地方で高品質なワイン造りを行うリステルのカベルネ・ソーヴィニョン。
砂地でぶどうを生産する変わった栽培方法を採用しているため、熟したブラックベリーのようなニュアンスを醸し出します。
一口飲むと深みのある果実味が押し寄せ、長い余韻を楽しめワインです。
じっくりとカベルネ・ソーヴィニヨンの味わいを楽しみたい人におすすめの銘柄です。
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ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン
「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるロバート・モンダヴィ氏が、「自分用にちょっといいワイン」をコンセプトに造られた赤ワインです。
使用されるぶどうは、カリフォルニアのセントラルコーストとノースコーストで栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨンです。果実味の濃さが魅力で、山脈からの冷涼な気候により、濃縮したぶどうに仕上がります。
ブラックベリーのような香りと、タバコや黒胡椒のようなニュアンスが特徴となっています。香ばしく焼いた肉料理と合わせるといいでしょう。
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ベリンジャー カベルネ・ソーヴィニヨン
アメリカ・カリフォルニアのナパ・ヴァレーで、高品質なワイン造りを行うベリンジャー・ヴィンヤーズ。
その品質は高く評価されており、「ワインスペクテーター」誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を通算12回も受賞し、アメリカでも過去最多の記録を誇っています。
味わいはタンニンを抑え、ベリーのような香りと滑らかな口当たりが特徴です。カリフォルニアの太陽を浴びて育った、果実味溢れる赤ワインに仕上がっています。
現在は和食とマリアージュを考えて設計された「カリフォルニア・シリーズ」も登場しています。日本食とカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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オーパス・ワン
オーパス・ワンは、カリフォルニアで最高級といわれる赤ワインです。
「カリフォルニアワインの父」と呼ばれたロバート・モンダヴィ氏と、フランス5大シャトーのひとつシャトー・ムートン・ロートシルトのオーナーのフィリップ・ド・ロートシルト氏が手を組んで生まれました。
カリフォルニアで最もぶどうの栽培環境に適していると言われる、ナパヴァレーで育ったカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックの5種類をブレンドして造られています。
複雑な果実味と重厚な味わいが絡み合い、誰もが納得する品質です。
1本数万円する高級ワインではありますが、一生に一度は飲んでおきたい赤ワインです。
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カベルネ・ソーヴィニヨンの代表的な産地
カベルネ・ソーヴィニヨンの代表的な産地を紹介します。栽培される国によっても味わいが変わるためおさえておきましょう。
フランス
フランスのカベルネ・ソーヴィニョンは、凝縮された果実味とまろやかな口当たりが好きな方におすすめです。
フランスでは、カベルネ・ソーヴィニョンを単一で使用することは少なく、メルローなどのぶどう品種とブレンドしてワインになります。
そのため、カベルネ・ソーヴィニョンの渋みが穏やかになり、バランスとれた味わいに仕上げる傾向です。
特にボルドー地方はカベルネ・ソーヴィニヨンの原産地として知られ、現在も5大シャトーを筆頭に品質の高い赤ワインが製造されています。
価格帯はリーズナブルな物から高価のものまで、幅広いラインナップが特徴です。
イタリア
イタリアのカベルネ・ソーヴィニョンは、濃厚そのもの。果実味が強く、味わい深いのが特徴です。
イタリアは全土で多彩なぶどう品種が栽培され、政府が公認しているものだけで400種類以上のぶどう品種があります。
品質高いワインが多く、有名なのがトスカーナ地方の「スーパータスカン(スーパートスカーナ)」があります。
アメリカ
アメリカのカベルネ・ソーヴィニョンは、ぶどうの果実味をダイレクトに味わいたい人におすすめです。
特に有名なのが、カリフォルニアワイン。
カリフォルニアで栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味が全面に出ているのが特徴。ぶどう本来の甘みを感じやすく、ワイン初心者でも美味しく飲めます。
アメリカは最新の技術を駆使してワイン造りを行うことが多いので、日本でも品質の高さに定評があります。
チリ
チリのカベルネ・ソーヴィニョンは、濃厚な果実味とミントのような清涼感が特徴で、しっかりとした赤ワインを楽しめます。
チリではカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培が特に盛んで、ワイン愛好家から「チリカベ」という愛称で親しまれています。
気候条件が良く、人件費も安いことからチリワインは良質でリーズナブルな物が多いです。
2007年に日本とチリがEPA(経済連携協定)を締結し、ワインにかかる関税が減りました。そのため、日本ではチリワインを安く飲めるようになっています。
美味しいワインを安く飲みたい人は、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンを試してみてください。
オーストラリア
オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンは、力強い果実味が感じられる濃厚な赤ワインを飲みたい方におすすめです。
オーストラリアは、1年中温暖な気候で、夏場は適度に乾燥しているため、ぶどうが熟しやすく、凝縮感のあるカベルネ・ソーヴィニヨンが育つ環境にあります。そのため、歴史は浅いですが、上位トップ10に入るワイン生産量と、国際的に高い評価を持っています。
造られるワインは、カジュアルな価格帯のものも多く、日本への輸出量も多いです。日本ではチリに次いでリーズナブルな生産地といえます。
南アフリカ
南アフリカで造られるカベルネ・ソーヴィニョンは、渋み成分であるタンニンはパワフルでありながらまろやかな味わいが特徴。フランスとは違い、単一でワインに使われることが多いです。
南アフリカのワインは2000年前後から高い評価を受け注目されています。
日本ではまだまだ馴染みはありませんが、優れた品質とコストパフォーマンスで、日本でも今後浸透していくでしょう。
カベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインの選び方
カベルネ・ソーヴィニヨンは、栽培される産地や生産者、製造方法によって味わいが変わります。
そこでカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインの選び方を紹介します。
ボディで選ぶ
ボディとは、ワインの「重さ」を表す言葉です。赤ワインは重い順に「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」に分類されます。
フルボディ
フルボディは、濃厚でコクのある味わいが特徴です。特にカベルネ・ソーヴィニヨンはタンニンが豊富に含まれているので、単一の赤ワインの多くはフルボディに該当します。重厚で重みのある赤ワインが楽しみたい人は、フルボディを選んでみてください。
ミディアムボディ
ミディアムボディは、フルボディとライトボディの中間に位置しています。果実味やタンニンのバランスが良く、万人に好かれる銘柄が多いです。
主にメルローやカベルネ・フランなどの黒ぶどう品種から造られるワインに多くみられます。カベルネ・ソーヴィニヨンであれば、ブレンドされた銘柄を選ぶといいでしょう。
ライトボディ
ライトボディは、軽やかな赤ワインを指します。主にピノ・ノワールなどのぶどう品種を使ったワインに多いです。
フレッシュであっさりした味わいが特徴で、赤ワイン初心者にも飲みやすい銘柄が多い傾向にあります。
単一とブレンドで選ぶ
ワインは単一ワインとブレンドワインに分類されます。
単一ワインとは、1種類のぶどう品種のみで製造されるワインです。ぶどう品種の味わいをダイレクトに感じられるため、カベルネ・ソーヴィニヨンの果実味をガツンと味わえます。
ブレンドワインとは、複数のぶどう品種をブレンドして製造されるワインです。単一よりも複雑な味わいになり、足りない部分も補うことができます。フランス・ボルドー地方では、カベルネ・ソーヴィニヨンをさまざまな品種とブレンドした「ボルドーブレンド」が主流です。
生産者で選ぶ
生産者によってぶどうの味わいや香りが変化します。
カベルネ・ソーヴィニヨンの原産地であるフランス・ボルドーでは、自社で栽培から醸造、瓶詰めまで行うシャトーが多い傾向にあり、大規模なぶどう栽培をしているのが特徴です。
また生産者によっては、自然派栽培にこだわる人、ぶどうの房を制限する人など、栽培方法も異なります。
ワインの香味はぶどうの栽培環境に大きく左右されるため、どんな生産者なのかもチェックしておくとワイン選びが楽しくなりますよ。
旧世界と新世界で選ぶ
ワインには古くからワイン造りを行ってきた「旧世界(オールドワールド)」と、比較的歴史の浅い「新世界(ニューワールド)」があります。
旧世界(オールドワールド)
旧世界は、フランスやイタリア、スペインなど、ワイン造りの歴史を築いてきたヨーロッパのワインを指す言葉です。紀元前からワインの生産が行われ、その歴史の古さから旧世界と呼ばれています。
食事に合うワインなど丁寧でブレない品質があり、王道をおさえたい方にお勧めです。
一方で、ルールが厳格なためより先進的な味わいを求める方には向いていません。
新世界(ニューワールド)
新世界は、大航海時代からワイン造りを始めた新しい国を指す言葉です。アメリカやチリ、オーストラリア、日本などが新世界と呼ばれています。
歴史が伝統的なルールに縛られることなく、栽培から醸造まで新しい技術を取り入れ先進的なワイン造りが魅力といえます。
また単一のぶどう品種でのワインが一般的で、初心者でもどこの国のどんなワインなのかが分かりやすいです。
熟成期間で選ぶ
カベルネ・ソーヴィニヨンは熟成に適したぶどう品種です。タンニンが強いため、長期熟成させることで、味わいに深みが増し、より一層美味しくなります。
カベルネ・ソーヴィニヨンは熟成が進むと、タンニンがまろやかになっていきます。骨格が丸みを帯びて、繊細な味わいの赤ワインに仕上がります。
ガツンとした赤ワインが好きな人は熟成の浅いもの、繊細な赤ワインが飲みたい人は熟成期間が長いものを選んでみてください。
まとめ
今回はカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴や産地、おすすめ銘柄を紹介してきました。
赤ワインの代名詞ともいえるカベルネ・ソーヴィニヨン。知れば知るほど、奥が深い黒ブぶどう品種でした。
ぜひ本記事を参考に、カベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワインを楽しんでみてくださいね。
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