楯の川酒造、月光川蒸留所を開設!シャンパニーズウイスキー製造へ新たに参入を目指す
※当メディアの記事で紹介している一部商品にはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどのアフィリエイトプログラムが含まれています。 アフィリエイト経由での購入の一部は当メディアの運営等に充てられます。
山形県の銘酒「楯野川」を醸造する、楯の川酒造株式会社は、近年におけるウイスキー輸出量の高まりをうけて、日本酒醸造の技術を活かした「庄内産ウイスキー」の生産に向け、山形県で2番目となるウイスキー製造子会社「月光川(がっこうがわ)蒸留所」を新たに設立すると発表した。2023年に着工を開始し、2023年9月ごろからの蒸留所稼働を予定している。
国税庁が公開する「酒類の輸出動向」では、2021年のウイスキー輸出額では、前年比70.6%増の16年連続となるプラス。国際的に評価が高い日本産ウイスキーの需要は上昇傾向にある。また、コロナ禍で入国規制緩和による、インバウンド観光の急速な回復も見込まれる背景から、楯の川酒造株式会社はウイスキーの新たな醸造所開設へ踏み切った。
楯の川酒造株式会社は、山形県酒田市に酒造を構える酒蔵。これまで地元産の果実やヨーグルトを活かしたリキュール品「子宝」や、粕取り焼酎、梅酒など幅広い国産酒類を展開している。2010年に山形県で初めて醸す酒すべてを精米歩合50%以下の純米大吟醸とし、現在は精米歩合20%以下の高精白日本酒の醸造を強化にこだわっている。
今回新たに設立する月光川蒸留所は、山形県に流れる月光川水系をウイスキー蒸溜に活用する予定。これまで培ってきた日本酒醸造の繊細な感覚と技術を活かした、上品で繊細な「庄内産ウイスキー」を世界へ、そして「日本産酒類」のさらなる価値向上へを目指す。
現在25以上の国へと輸出を進めている楯の川酒造のもつ販路を最大限に活用し、海外に向けた販路拡大も積極的に行うようだ。
蒸溜所のコンセプト開発と設計は、建築家/美術家の佐野文彦氏が担当する。ウイスキーの熟成という時の流れを木材の経年変化に重ね、関わる人達と「共に育てる」事をコンセプトとした蒸留所のデザインを検討中だという。
リリース記事(PR TIMES)はこちら。
楯の川酒造株式会のHPはこちら。
詳細概要
社名:月光川蒸留所株式会社 (楯の川酒造株式会社子会社)
蒸留所名称:月光川(がっこうがわ)蒸留所
建設予定地:山形県飽海郡遊佐町
販売開始予定:2024年ころよりブレンディッドウイスキーの販売を予定
月光川蒸留所(URL):https://distillery.gakkogawa.com/