シャンパンのおすすめ17選!選び方やより美味しく飲むコツなどもご紹介【お酒の会社が厳選】
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見た目の華やかさや飲みやすさから人気を集めるシャンパン。パーティーシーンからちょっと贅沢なディナーなど幅広いシーンで楽しまれています。
しかし、一口シャンパンと言っても日本に輸入されているものに絞っても400近い銘柄があり、好みの味に出会うにも、贈り物を選ぶにも大変です。
そこで今回は、お酒の会社が価格帯別におすすめのシャンパンを17本厳選してご紹介します。
シャンパンの基礎や選び方、楽しみ方も合わせてご紹介しますので、どんなシャンパンを飲んで良いのか分からない方や、贈り物で選びたい方などはぜひ最後までご覧ください。
シャンパンとスパークリングワインの違い
「シャンパン」は、産地や原料、製法に細かく条件が指定されているスパークリングワインです。
ブランドの規程は、AOC法(原産地統制名称)というワイン法によって定められています。通常とは違う製法をしたり、シャンパン造りに使用が認められてないを使ったり、フランスシャンパーニュ地方で栽培されていないぶどうの使用があると、「シャンパン」とは認められません。
条件を満たした「シャンパン」には、ラベルに「champagne」というスペルが書いてあるので、ボトルを見れば間違えることも少ないでしょう。
シャンパン選びの基礎をおさえよう
ここからはシャンパン選びの基礎を解説していきます。
白やロゼなどの種類による違い
シャンパンを見るときにもっとも分かりやすく違うのは、「白」と「ロゼ」の違いでしょう。
造られるシャンパンのほとんどは白のタイプで、必然的に種類も非常に豊富で幅広い中から選ぶことができます。
一方でロゼのタイプは白に比べてほんのりと赤い果実のニュアンスがあり、色が華やかで可愛らしいため、パーティーシーンなどで人気です。
使われているぶどうの種類
使われているぶどう品種に着目すると、白やロゼといった外観的な違いからもう少し深く違いが分かります。
シャンパンに使用が認められているぶどうは以下の7種類です。
ぶどう | 品種 |
黒ぶどう | ピノ・ノワール ピノ・ムニエ ピノ・グリ |
白ぶどう | シャルドネ ピノ・ブラン プティ・メリエ |
上記の内、白ぶどうだけを使用したものを「ブラン・ド・ブラン」、黒ぶどうだけを使用したものを「ブラン・ド・ノワール」、黒白両方をブレンドしているものを「アッサンブラージュ・スタイル」と言います。
多くはアッサンブラージュスタイルに分類されますが、覚えておくと選ぶ幅が膨らむでしょう。
グレードの違い
シャンパンには、グレード(ランク)の分類があります。
ノンヴィンテージ(NV)、ヴィンテージ(ミレジメ)、プレステージの3つです。
「ノンヴィンテージ」は、シャンパンのほとんどがあてはまるようなポピュラーなタイプで、様々な畑、ヴィンテージのぶどうを合わせて造られるシャンパンのこと。
価格も最もリーズナブルな場合が多く、一般的には手掛けているメゾンのスタンダードなモデルになっています。
一方「ヴィンテージ」は、ぶどうの出来が良かった年に、そのぶどうのみを使用して生産される特別なシャンパンのことです。
ぶどうの出来が良い年のみの生産のため、希少性が高くヴィンテージごとの個性の違いなどを楽しむこともできます。
そして、最もグレードの高いものが「プレステージ」です。
プレステージは、ヴィンテージシャンパンのなかでも、特に質の高いぶどうが使用された最高級のシャンパンを指します。
ほんのわずかにヴィンテージシャンパンではないものもありますが、各メゾンの威信的なシャンパンであり、より色濃く個性を楽しむことができる種類です。
甘さの違い
シャンパンは、白ワインと同様に「辛口」「甘口」で味わいが表現されます。その分類はさらに細かく7つに区分されます。
ラベルを確認して、合わせる料理や気分、シーンなどから辛口、甘口のシャンパンを選びましょう。
名称 | 残糖度 | 甘辛度 |
Brut Nature(ブリュット・ナチュール) | 3g/ℓ未満 | 超辛口 |
Extra Brut(エクストラ・ブリュット) | 0~6g/ℓ | 極辛口 |
Brut(ブリュット) | 6~12g/ℓ | 辛口 |
Extra sec(エクストラ・セック) | 12~17g/ℓ | やや辛口 |
Sec(セック) | 17~32g/ℓ | やや甘口 |
Demi sec(ドゥミ・セック) | 32~50g/ℓ | 甘口 |
Doux(ドゥ) | 50g/ℓ~ | 極甘口 |
生産者の違い
シャンパンのラベルをよく見ると、2文字のアルファベットが記載されています。これは生産業態を表すものです。
ここでは、よく目にする略称を一部紹介します。
略称 | 名称 | 業態 |
---|---|---|
NM | ネゴシアン・マニピュラン Négociant Manipulant | 自社栽培のぶどうと栽培農家から買い付けたぶどうを使って、醸造から販売まで行っている造り手。大手メーカーをはじめ多くがこのNMにあたる。 |
RM | レコルタン・マニピュラン Récoltant Manipulant | ぶどうの栽培から醸造までを一貫して行っている造り手。職人的で小規模が故に愛好家からの人気も根強い。 |
SR | ソシエテ・ド・レコルタン Société de Récoltant | 家族や親類などの同族で構成されている造り手、法人。 |
MA | マルク・ダシュトゥール Marque d’Acheteur | いわゆるプライベートブランド。ホテルやレストランなどが生産者に依頼して造られる。 |
CM | コーペラティブ・ド・マニピュラシオン Coopérative de Manipulation | 協同組合で生産から販売を行う業態。組合のブランドとして出荷される。 |
価格別おすすめシャンパン17選
ここからは、価格帯別におすすめのシャンパンを紹介していきます。
5,000円前後までのおすすめシャンパン5選
まずは、5,000円前後まで購入できるコスパ重視のシャンパンから見ていきましょう。
バロン アルベール ユージェニー ベザール ブリュット
生産者 | バロンアルベール |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ムニエ65%、シャルドネ30%、ピノ・ノワール5% |
おすすめ料理 | 貝類、フレッシュチーズなど |
価格 | 4,000円前後 |
伝統とモダンを匠に活かす家族経営メゾン、バロンアルベールのシャンパン。
ピノムニエを主体にバランスよく仕上げられたポピュラーなタイプです。
リンゴやトーストのような香り、柔らかいフルーティーな印象が感じられる味わいとなっています。
若々しさはあるものの、エレガントでしっかりとしているので余韻長くたのしめるシャンパンです。
軽い飲み口なので食前酒にも適していますし、貝類やカルパッチョなどの前菜と合わせても美味しくいただけるでしょう。
マム・グラン・コルドンG.H.マム
生産者 | G.H.マム |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ25% |
おすすめ料理 | 生ハム、チーズ、オリーブなど |
価格 | 5,000~6,000円 |
「最高のシャンパンだけ」を理念に品質を追い求める老舗メゾンのG.H.マムを代表するシャンパン。
みずみずしいトロピカルなフルーツとバニラやハチミツを彷彿とさせる香り。味わいは、鮮烈でキリっとしながらも果実感をしっかりと感じられます。
幅広い料理と合わせられるシャンパンです。
また、100を超える畑から採れたぶどうから造られた300ほどのワインからブレンドされており、安定感に優れています。
安心したクオリティで、ボトルデザインも印象的なので、プレゼントにも喜ばれるでしょう。
パイパー・エドシック ブリュット
生産者 | パイパー・エドシック |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ |
おすすめ料理 | フリット、お寿司など |
価格 | 7,000円前後 |
カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュとして知られ、マリリンモンローも愛飲したと言われる「パイパー・エドシック」。
輝くような黄金色から立ち昇る細かな泡、リンゴや柑橘、アーモンド、白コショウなどを感じる複雑な香りは、口にする前から飲み手の心を魅了します。
味わいは、24か月の通常規程よりも長い熟成があるからか、奥深く複雑で一層にゴージャスな印象です。
5,000円ラインは少し超えますが、間違いのないおすすめシャンパンです。
アヤラ ブリュット マジュール
生産者 | アヤラ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20% |
おすすめ料理 | 和食、白カビ系のチーズ |
価格 | 6,000円前後 |
「オートクチュール」と例えられる丁寧なシャンパーニュ「アヤラ」。
アヤラは決して大きなメゾンではありませんが、慇懃なワイン造りが高い評価を受けています。イギリス王室やスペイン王室御用達のシャンパーニュとしても有名です。
そんなアヤラの「ブリュット マジュール」は、メゾンが掲げる「フレッシュでエレガント、控えめなドサージュ」というスタイルを表しています。
白い花のような香りと、フレッシュな果実感のバランスが良く和食洋食問わず、幅広い料理と合わせやすいシャンパンです。
テタンジェ ブリュット レゼルブ
生産者 | テタンジェ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ40%、ピノ・ノワール35%、ピノ・ムニエ25% |
おすすめ料理 | 魚介料理、チーズなど |
価格 | 5,000~6,000円 |
人気の名門シャンパン「テタンジェ」。映画007「ロシアより愛をこめて」に登場したことなどから人気になり、その上品で繊細な味わいから世界中で愛されています。
スタンダードモデルとなる「ブリュット レゼルヴ」は、シャルドネとピノ・ノワールが主体で、フレッシュなりんごにナッツとハチミツ、軽快な酸が感じられるバランスの良い味わいです。
ノーベル賞の晩餐会でも提供されているほどのクオリティですが、5,000〜6,000円で購入できます。
また価格感に余裕があるなら、シャルドネ100%で構成された傑作「コント・ド・シャンパーニュ」もおすすめです。
10,000円前後で選ぶおすすめシャンパン5選
ここからは、少し価格を上げて10,000円前後のシャンパンを紹介します。
ガティノワ アイ レゼルヴ ブリュット NV
生産者 | ガティノワ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール80%、シャルドネ20% |
おすすめ料理 | 魚料理、チーズ、鶏肉料理など |
価格 | 8,000~9,000円 |
シャンパーニュ地方でも最高峰のピノ・ノワールを造る村と評価されているアイ村で、村内最大の27区画を所有する「ガティノワ」。
ガティノワは、ワイン誌レビュー・ド・ヴァン・ド・フランスでは、村内268のRMのなかで最もよい評価を受けており、日本での知名度はそれほど高くありませんが知る人ぞ知る造り手です。
最高品質のピノ・ノワール80%、シャルドネを20%ブレンドしており、アイ村の良さを最大限に引き出した旨味溢れる逸品となっています。
レゼルヴは、やや長めに熟成しているためコクがあり奥深く飲みごたえが抜群。完成度の高いパワフルなシャンパンです。
エグリ・ウーリエ グラン・クリュ
生産者 | エグリ・ウーリエ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ |
おすすめ料理 | オリーブ、チーズ、しめ鯖など |
価格 | 10,000~13,000円 |
「エグリ・ウーリエ」は、ワイン専門誌「レ・メイユール・ヴァン・フランス」で5,000社近いメゾンの中でたったの3社しか選ばれていない最高の3つ星評価を受けているメゾンです。
シャルル・ミニョン ブリュット グランクリュ
生産者 | シャルル・ミニョン |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ |
おすすめ料理 | 魚介料理、ホワイトソース系の料理など |
価格 | 10,000円前後 |
シャルルミニョンは、1995年設立と若いメゾンですが、星付きレストランなどからも信頼を得ているニュースター。
老舗のシャンパーニュメゾンに引けを取ることなく、コンクールや専門誌で高い評価を勝ち取っています。
柑橘と白い花の香りが爽やかで、シャルドネ由来のフレッシュさとピノ・ノワールらしい果実味が繊細で上品です。
しっかりとしているので、鶏肉料理や餃子などにあわせてもマリアージュを楽しむことが出来るでしょう。
ヴーヴクリコ イエローラベル
生産者 | ヴーヴ・クリコ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール50〜55%、シャルドネ28〜33%、ムニエ15〜20% |
おすすめ料理 | 魚介料理、クラッカー、チーズなど |
価格 | 8,000~10,000円 |
マダム・クリコが育て上げた極上のアペリティフ「ヴーヴ・クリコ」。目を引く黄色のラベルも印象的で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
メゾンカラーを投影した「イエローラベル」は、50~60種類ものリザーブワインを混ぜ合わせてつくられており、まさにメゾンのスタイルを象徴するようなシャンパンです。
骨格、上品さ、柔らかさのバランスが非常に良く、どんなシーンでも活躍してくれます。
ちょっと良い手土産におすすめなシャンパンです。
ジャクソンシャンパーニュ キュヴェ no745 NV
生産者 | ジャクソン |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ |
おすすめ料理 | ピクルス、キッシュ、フリットなど |
価格 | 12,000~15,000円 |
ジャクソンは、ナポレオンの結婚式にも振る舞われた歴史を持つシャンパーニュ屈指の造り手です。
現在も、フランスで最も権威のある専門誌でシャンパーニュの中で9社しか獲得していない3ツ星を獲得しつづけています。
そんなジャクソンの「#700シリーズ」はヴィンテージの個性を追求したシリーズです。
紹介する#745は、アイ村の中でも特別な「ヴォ―ゼル・テルム」という畑のぶどうを全量ブレンドしており、果実味などがリッチでエネルギッシュな仕上がりとなっています。
生産本数もあまり多くなく、人気もありすぐに売り切れてしまうため購入には注意が必要です。
30,000円前後で選ぶおすすめ高級シャンパン3選
さらにクオリティを上げて、30,000円前後のシャンパンからおすすめを4選紹介していきます。
アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ MV
生産者 | アンリ・ジロー |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール80%、シャルドネ20% |
おすすめ料理 | クリーム系のチキン料理、白カビ系のチーズなど |
価格 | 30,000~38,000円 |
アイ村を中心に拠点を構え、400年近い歴史を持つアンリ・ジロー。かつては王室と一部上流階級のみに販売されており、一般にはあまり流通しないようなシャンパンでした。
木樽にも強いこだわりを持つことで知られるアンリ・ジローですが、「フェ・ド・シェーヌ」は、アルゴンヌの森の樫から造られた特別な樽で熟成されたプレステージ・キュヴェです。
アイ村で育つ最高峰のピノ・ノワールの凝縮された果実味、特別な樽から生まれるクリーミーさを覚えるほどの丸みがあり、ゴージャス極まりない味わいとなっています。
ドン・ルイナール ブラン・ド・ブラン
生産者 | ルイナール |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ100% |
おすすめ料理 | フリット、スペアリブなど |
価格 | 30,000~40,000円 |
ルイナールは、世界最古のシャンパーニュメゾン。シャルドネの個性を表現することに長けており「シャルドネの芸術」とも評されています。
「ドン・ルイナール ブラン・ド・ブラン」は、そんなシャルドネが魅力的なメゾンのなかでも、特にぶどうの出来が良かったヴィンテージのみで造られるメゾンのトップ・キュヴェです。
ブラン・ド・ブラン(白ぶどうのみを使用したシャンパン)の最高峰と言われるほどのクオリティで、肉厚で芳醇な香りと味わいは飲み手を魅了してやみません。
究極系ともいえるブラン・ド・ブランです。
ベル・エポック ペリエ・ジュエ
生産者 | ペリエ・ジュエ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ 50%、ピノ・ノワール 45%、ピノ・ムニエ 5% |
おすすめ料理 | 魚介料理、ホワイトソース系の料理など |
価格 | 30,000円前後 |
白いアネモネの花が可愛い「ペリエジュエ ベル・エポック」は、ぺリエ・ジュエのプレステージ・キュヴェです。
ぶどうはコート・デ・ブラン、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・マルスと、100%がグラン・クリュから使用しています。
ラベルを連想させるような甘いフローラルな香りや骨格、切れ味のある酸のバランスが芸術的です。
ボトルの可愛さもあるので、お祝いの席などにもおすすめ。
30,000円以上の超高級シャンパンおすすめ4選
最後は30,000円以上の超高級シャンパンを紹介します。
ドン・ペリニヨン ブリュット(1995~2000年)
生産者 | ドン・ペリニョン |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ、ピノ・ノワール |
おすすめ料理 | ドライフルーツ、コンテチーズなど |
価格 | 50,000円~ |
言わずと知れたシャンパンの王様「ドン・ペリニヨン」。
いまさらおすすめされても…というほどの知名度がありますが、実は1990年〜2000年の少し古めのヴィンテージがおすすめです。
ドンペリは非常にクオリティの高いシャンパンですが、そのスパイシーな印象から軽いと受け取ってしまう場合も…。
しかし熟成させると、黒糖のような甘さやバターを彷彿させる濃厚さを纏い別物のような表情が現れます。
管理方法などにも左右されますが、もし手に入る場合はぜひ「古酒ドンペリ」を試して欲しいです。オークションや古酒専門店などで購入でいます。
クリュッグ グラン・キュヴェ
生産者 | クリュッグ |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ,ピノノワール,ピノムニエ |
おすすめ料理 | マリネ、チーズなど |
価格 | 35,000~40,000円 |
クリュッグは、熱狂的な信者を生み続けるシャンパーニュの帝王。ココ・シャネルやヘミングウェイなども虜にしています。
最もスタンダードなのは「グラン・キュヴェ」。至高かつ究極的で、クリュッグの醸造とブレンド技術の粋が込められたプレステージ・キュベです。
こだわりは凄まじく、10種類以上の異なるヴィンテージ、約120種類以上のワインを調合し、最低6年以上セラーで熟成を行うなど、1本のクリュッグが世に放たれるまでに20年以上の時間を擁するほど。
ふくよかで力強く優雅極まる味わいは、特別な日にピッタリでしょう。
ルイ・ロデレール クリスタル
生産者 | ルイ・ロデレール |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | ピノ・ノワール55%、シャルドネ45% |
おすすめ料理 | 魚介料理、クラッカー、チーズなど |
価格 | 50,000~60,000円 |
高級シャンパンとして第一線を走り続ける「ルイ・ロデレール クリスタル」。
広告よりもより良いシャンパーニュを造ることに実直に向き合っており、そのクオリティは価格以上です。
実際、様々なワイン誌やコンクールなどでも最高賞に複数回選ばれるなど高い評価を得ています。
ヴィンテージごとに個性が異なりますが、いずれも優雅でエレガントな味わいを表現しており、メゾンのシャンパン造りへの熱い想いを実感できるでしょう。
ちなみにルイ・ロデレールは、クリスタルの他にも12,000円前後で購入できるヴィンテージや、8,000円台で購入できるブランシュなどロゼを含めて様々な種類がリリースされています。
シーンに合わせて使い分けしてみてください。
サロン ブラン・ド・ブラン
生産者 | サロン |
テイスト | 辛口 |
ぶどう | シャルドネ100% |
おすすめ料理 | 食前・食後酒、チーズ、魚介料理など |
価格 | 100,000~300,000円前後 |
「サロン」は幻の超高級シャンパンとして、世界のVIPなどから絶大な信用を得ている絶対的なメゾンです。
サロンは生産本数が非常に少なく、ぶどうの出来が最高品質であると判断された時にしか造られません。過去100年を遡ってもサロンがリリースされたのはたった37回のみです。
さらに1度にたった6万本しかリリースされないのも、幻と言われる由縁。生産本数が少ないと言われる高級シャンパンのクリュッグで年間に50万本の生産と言われていることからみても希少性が伺えます。
もちろん味も超一級です。シャンパンらしい繊細な泡とぶどうのパワフルな果実味は専門誌などでも満点に近い評価を得ています。
ちなみに価格的に難しい場合は「ドゥラモット」もおすすめ。
ドゥラモットは、サロンが造られなかったときのぶどうを使用して造られるシャンパンです。 ぶどうの比率などはサロンとは大きく異なりますが、5,000〜6,000円ほどで購入が可能で、サロンのシャンパンの一端を楽しむことが出来ます。
シャンパンをより美味しく飲むコツ
ここからは、白ワインをより美味しく飲むためのちょっとしたコツを3つ紹介します。
美味しく飲むコツ① 冷やして飲む
種類 | 温度 |
赤ワイン(ミディアム~フルボディ) | 12~18度 |
白ワイン(ライト~ミディアムボディ) | 8~12度 |
スパークリングワイン | 5~8度 |
ワインには適した飲み頃の温度があります。
お好みではありますが、シャンパンの場合は5~8度ぐらいで飲むのがおすすめです。
一般的な冷蔵庫は2~6度なので、飲む前に入れておくとおおよそ適温で楽しむことが出来るでしょう。
ちなみにシャンパンを保存するときは、光が当たらず、振動のない10度ほどの場所が適しています。セラーや適正環境があると良いですが、ない場合は冷蔵庫でも問題ありません。
ただし開け閉めが激しいドア部分や、他の食品などの取り出しで頻繁に動かさなければならない場所などは控えてください。
激しい振動は劣化の原因にもなりますので、注意しましょう。
また、開栓して飲むシーンでは、ボトルをずっとテーブルなどの上に置いておくとぬるくなってしまいますよね。
そんな時はワインクーラーもおすすめです。ワインクーラーは近年のコロナ禍からホームパーティー等の家でお酒を楽しむシーンが増え、需要が拡大しています。
いろんな種類がありますので、ご自宅などでワインを飲む機会が多い方はチェックしてみてください。
美味しく飲むコツ② フルートグラスで良さを活かそう
シャンパンを飲むときは、フルートグラス(シャンパングラス)と呼ばれるようなグラスを使うとより美味しく楽しむことが出来るでしょう。
フルートグラスは、細長い形状をしており、炭酸が抜けにくくもなっているので、シャンパンの泡や酸の爽やかな要素をダイレクトに感じられるようになっています。
また、泡立ちを美しく魅せるような外観的な効果もあるので、揃えておくとより華やかに楽しめるでしょう。
ちなみに炭酸が苦手という方には、クープタイプタイプがおすすめです。一般的に夜のお店で見かけるようなシャンパンタワーはこちらが使われています。
クープタイプは、飲み口が広く平らな形をしているため、炭酸が抜けやすいです。
飲む際にグラスを傾ける角度が浅く、上品さを演出できるというようなメリットもあるので、シーンによって使い分けてみてください。
美味しく飲むコツ③ シャンパンは料理に合わせやすい
シャンパンは幅広い料理と相性が良いワインです。
肉、魚、野菜、デザートなど、基本的にはなんでも食べ合わせを楽しめるでしょう。
より美味しく組み合わせるなら、辛口・甘口・ロゼの3つで切り分けると一層深く楽しめます。
表を参考にいろんなペアリングを試してみましょう!
種類 | 概要 | 料理 |
辛口 | お刺身やカルパッチョなどの鮮魚から、天ぷらやフリットのような揚げ物、鶏肉や豚肉といったお肉など幅広く合わせやすい。 | 天ぷらやフリット、カルパッチョ、生ハム、チーズ、オリーブ、グリルしたチキンやポークなど |
甘口 | 塩気のある料理などでキレを補完してバランス良く飲んだり、逆にデザートとしてアイスやケーキなどと合わせるのがおすすめ。 | 天ぷらやフリット、ホワイトソース、お寿司、クリームチーズ、チョコレート、ベイクドチーズケーキなど |
ロゼ | 辛口シャンパン同様に幅広い料理と合わせやすいが、生ハムやサーモン、海老などの色合いが近いものを合わせるとより良い。 | 生ハム、サラミ、ローストビーフ、トマト、ミョウガ、チーズなど |
魚卵などのワインとは合わないような食材を除いて、幅広くペアリングを楽しめます。
お好みもあると思いますので、表以外の組み合わせもいろいろ試してみてください。
まとめ
今回は、シャンパンの基礎となる選び方、美味しく飲むためのコツに合わせておすすめの17本を紹介しました。
華やかで見た目にも楽しく、料理にも幅広く合わせやすいシャンパン。一口にシャンパンといっても、色やぶどう、グレードなどなど種類がたくさんあり、その分だけ個性があります。
本記事が、自分にあったシャンパンを見つける一助になれば嬉しいです。
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