焼酎の種類や特徴、おすすめ銘柄を解説!芋・麦、米の違いを知ろう
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日本にはさまざまな種類の焼酎があります。
「芋焼酎と麦焼酎の違いは?」
「それぞれのおすすめ銘柄を知りたい」
「そもそも焼酎ってどんなお酒なの?」
と疑問に感じている人もいるでしょう。
そこで今回は焼酎の種類や特徴、おすすめ銘柄をまとめて紹介します。
焼酎に興味がある人や飲む機会が多い人はぜひ参考にしてみてください。
目次
焼酎とは?
焼酎は芋や麦、米を原料に造られる日本の代表的な蒸留酒です。
酒税法では、以下の条件を満たすものを焼酎と定義しています。
・発芽した穀類を使用していない。
・果実を使用していない。
・白樺の炭などで濾過していない。
・砂糖、糖蜜などを使用していない(黒糖焼酎を除く)
・蒸留の際発生するアルコールに他の成分を浸出させていない。
・蒸留時に他に定められているもの以外を添加しない。
・アルコール度数が連続式で36度未満、単式で45度以下である。
この条件はウイスキーやブランデー、ジン、ウォッカと区別をするために制定されています。
また日本酒と焼酎は似ていますが、焼酎は「蒸留」をするので、日本酒よりもアルコール度数が高く、キリッとした味わいになります。
焼酎の種類は大きく、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎の4つに分けられます。次の章からは、それぞれの種類と特徴、おすすめ銘柄を紹介していきます。
芋焼酎について
芋焼酎の特徴とおすすめ銘柄を紹介します。
芋焼酎の特徴
芋焼酎とはサツマイモを原料とした焼酎です。サツマイモは糖度が高い野菜なので、芋の甘みと濃厚な味わいが楽しめる焼酎に仕上がります。
主に黄金千貫(こがねせんがん)と呼ばれる品種が使われており、まろやかな口当たりと優しい甘さが特徴です。
飲み方としては、ストレートやロック、芋本来の甘みを感じたいならお湯割りもおすすめです。
芋焼酎のおすすめ銘柄
芋焼酎のおすすめ銘柄を厳選してみました。
黒霧島(霧島酒造)
黒霧島は大正時代から続く霧島酒造の定番商品です。
テレビCMで「トロッとキリッと黒霧島」というフレーズを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
霧島酒造では、創業当時と変わらない黒麹仕込みの味わい再現するために、最新の技術と独自の製法を取り入れています。
口当たりはトロッとしていて、後味はキリッとした飲みやすい銘柄です。オンザロックや炭酸割り(黒ッキリボール)で楽しんでみてください。
伊佐美(甲斐商店)
伊佐美は「プレミアム焼酎の元祖」で、焼酎ブームの火付け役とも言われています。
製造をしている甲斐商店は、麹から手作りをし、仕込みはサツマイモの旬の9月~11月のみに限定しています。
伊佐美は、芋本来の甘みとコクがある焼酎です。芋焼酎が好きな人なら一度は飲んでおきたい銘柄です。
関連記事:芋臭さがヤミツキに!癖の強い芋焼酎おすすめ銘柄10選をご紹介!
麦焼酎について
麦焼酎の特徴とおすすめ銘柄を紹介します。
麦焼酎の特徴
麦焼酎は大麦を原料にした焼酎です。麦はウイスキーやジン、ウォッカにも使用されており、麦焼酎もスッキリとした味わいに仕上がります。
クセが少ないので、初心者や焼酎の匂いが苦手な人にもおすすめです。
主に二条大麦と呼ばれる品種が使われており、デンプンの含有量が多く、キレのある焼酎に仕上がります。
飲み方としては、ロックや水割り、ソーダで割った焼酎ハイボールもおすすめです。
麦焼酎のおすすめ銘柄
麦焼酎のおすすめ銘柄を厳選してみました。
いいちこ(三和酒類)
いいちこは大分県の三和酒類が開発した本格麦焼酎です。
スーパーやコンビニでもお馴染みの商品で「下町のナポレオン」という愛称で親しまれてきました。
三和酒類は「美味しい焼酎は、良い原料から」をスローガンに、品質の高い大麦をオーストラリアから仕入れています。収穫する年度や品種により産地を調整し、最高の状態で焼酎造りができる体制を整えています。
いいちこはクセが少なくスッキリとした味わいが特徴です。麦焼酎の中でも飲みやすい銘柄なので、初心者やお酒が苦手な人にもおすすめです。
佐藤(佐藤酒造)
佐藤は、焼酎の本場、鹿児島県霧島市にある佐藤酒造が手掛けるプレミア焼酎です。
佐藤酒造は少量生産で、職人が丁寧に仕込みをしています。小さい規模ながら全国的な知名度を誇っているのは、職人技が光る高品質な焼酎を生み出し続けているからです。
佐藤は麦の旨味や香りを最大限に活かした焼酎で、麦本来の良さを楽しみたい人におすすめです。ストレートやお湯割りで麦の旨味や香りを存分に楽しんでみてください。
米焼酎について
米焼酎の特徴とおすすめ銘柄を紹介します。
米焼酎の特徴
米焼酎は米を原料にした焼酎です。日本酒と同じ原料なので混同されがちですが、米焼酎は日本酒をさらに蒸留して作られる焼酎です。
そのため日本酒よりもアルコール度数が高く、スッキリとした甘みの焼酎に仕上がります。
日本酒と同じように、米によって味わいが異なり、銘柄によって個性が出ます。飲み方としては、米の旨味を味わえるストレートやロックがおすすめです。
米焼酎のおすすめ銘柄
米焼酎のおすすめ銘柄を厳選してみました。
白岳(高橋酒造)
白岳は「いい米、いい水、いい人で」がキャッチフレーズの高橋酒造が販売する米焼酎です。
「米焼酎=白岳」と定義されているほど定番で、米焼酎を飲むなら外せない銘柄と言えるでしょう。
上質な米と水を使用し丁寧に仕込まれた白岳は、まろやかな口当たりと米本来の旨味が楽しめる米焼酎です。
特にお湯割りや水割りがおすすめで、刺身や豆腐などあっさりとした和食とよく合います。
吟香 鳥飼(鳥飼酒造)
吟香 鳥飼は、400年以上の歴史がある鳥飼酒造が販売している米焼酎です。
米焼酎には珍しく、日本酒に使われる「山田錦」「五百万石」を使用して造られています。
自家製の酵母と低温発酵で仕込まれた米焼酎は、大吟醸酒のようにフルーティーで香り高い仕上がりです。
スッキリとした甘みと軽やかな口当たりが楽しめ、初心者や女性にも飲みやすいでしょう。ロックやクラッシュドアイスで楽しんでみてください。
関連記事:焼酎初心者にぴったり!飲みやすい米焼酎のおすすめ銘柄9選
黒糖焼酎について
黒糖焼酎の特徴とおすすめ銘柄を紹介します。
黒糖焼酎の特徴
黒糖焼酎は黒砂糖を原料にした焼酎です。
黒砂糖はサトウキビから作られ、日本では沖縄や鹿児島の一部の地域で生産をされています。
黒糖焼酎は、独特の甘みとサトウキビ本来の旨味が楽しめる焼酎です。甘さが際立つ焼酎なので、焼酎の中では飲みやすい種類に分類されています。
飲み方としては、ストレートやロックがおすすめで、お菓子やケーキと合わせても美味しく飲めるでしょう。
黒糖焼酎のおすすめ銘柄
黒糖焼酎のおすすめ銘柄を厳選してみました。
龍宮(富田酒造場)
龍宮は、鹿児島県の奄美大島にある富田酒造場が販売している黒糖焼酎です。
富田酒造場は昔ながらの製法を守り続け、伝統的な黒鳥焼酎を造ってきました。
仕込水は、原生林の「金作原」を源流とする水を使用し、国産米の黒麹仕込みで仕上げます。
龍宮は香ばしい風味とコク深い甘みが特徴の黒糖焼酎です。トロッと上品な甘さが口いっぱいに広がるため、甘いもの好きな人にもおすすめです。
れんと(奄美大島開運酒造)
れんとは、鹿児島県の奄美大島にある奄美大島開運酒造が販売している黒糖焼酎です。
「れんと」という名前は、製造工程で、ゆっくりとした音響振動を加えて熟成をしていく独自製法から、音楽用語で「ゆるやかに、ゆっくりと」の意味の「Lento」に由来しています。
約3ヶ月の間、クラシック音楽を聞いた黒糖焼酎はまろやかで飲みやすいと評判です。
関連記事:すっきりとした甘み!「黒糖焼酎」の特徴とおすすめ銘柄を紹介
まとめ
今回は焼酎の種類や特徴、おすすめ銘柄をまとめて紹介してきました。
今まで焼酎を飲んでいなかった人も興味が湧いたのではないでしょうか。
原材料によって味や香りが違うので、ぜひ自分好みの焼酎を見つけてみてくださいね。
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