ナッツに合うお酒とは?アーモンドやピスタチオなど種類別に解説
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お酒のアテにナッツを食べる人も多いのではないでしょうか。
ビールやワインだけでなく、日本酒やカクテルなど、どんなお酒にも合わせやすいです。とはいえ、ナッツにも種類があり、それぞれ合わせやすいお酒が異なります。
そこで今回は、ナッツの種類ごとにマッチするお酒を実際にペアリングしてみました。ナッツ系のおつまみが好きな人はぜひ参考にしてみてください。
また、以下記事にて、ペアリングの意味やコツ、具体例をご紹介しています。
ペアリングに興味がある人は、本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
参考記事:日本酒がもっと美味しく、そして楽しくなる組み合わせを紹介
目次
ナッツの歴史や特徴
ナッツは種実類(しゅじつるい)と呼ばれる食用の木の実で、種皮や殻を取り除いて乾燥させ食べられています。
昔から保存食として活用され、紀元前7000年前からナッツを食べる文化があったそうです。エジプトの墓の棺の中には、クルミなどが供えられていたと言われています。
日本では縄文時代から、栗やクルミ、ドングリを食べていた歴史が残っています。また縄文クッキーにも栗やクルミを使っていた背景もあり、当時から栄養価や保存の面で優れていたと考えられています。
その後、海外からさまざまなナッツ類が輸入されるようになり、日本でも日常的にナッツが食べられるようになりました。
ちなみに、ピーナッツもナッツ類だと思われがちですが、木の実ではないためナッツではありません。
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ナッツの種類と合わせやすいお酒
ナッツの特徴を知ることで合わせやすいお酒が分かります。
そこで代表的なナッツの種類と、お酒との合わせやすさをまとめて解説します。
ピスタチオ
ピスタチオは、ウルシ科カイノキ属の樹の種です。
独特の風味と噛みごたえのある食感で、おつまみだけでなく、料理やお菓子作りにも使われています。
日本で市販されているピスタチオは、塩味が効いたものが多いです。
そのため、辛口のスパークリングやビールなどさっぱりとしたお酒とよく合います。またケーキやクッキーに入れて、ワインやブランデーと合わせても美味しく頂けるでしょう。
カシューナッツ
カシューナッツは、ウルシ科カシューナットノキ属の果実の種です。
月のような形状をしており、軽い食感とバターのような濃厚な味わいが楽しめます。
カシューナッツは、白ワインの表現として使われることがあり、白ワインとの相性は抜群です。
コクがあるナッツなので、まろやかで芳醇な香りの白ワインと合わせやすいでしょう。
くるみ
くるみは、クルミ科クルミ属の樹の種です。
ゴツゴツした見た目ですが、食感は軽くサラッとした油分と旨味を楽しめます。
くるみは白ワインの表現にも使われているため、合わせるなら白ワインがおすすめです。また、くるみの薄皮には渋みもあり、タンニンが効いた赤ワインとの相性もいいでしょう。
アーモンド
アーモンドはバラ科サクラ属の植物の種です。
カリッとした歯応えと香ばしさが楽しめるナッツです。
白ワインの表現にも使われ、芳醇なお酒と良く合います。また香ばしさのあるウイスキーとの相性も抜群です。
それでは次の章からは、ナッツとお酒をペアリングしていきたいと思います。
ピスタチオにはビール(IPA)
塩味と香ばしさがあるピスタチオにはビールがおすすめです。
ねっとりとした食感と濃厚な味わいがあるため、コクと苦味のあるIPAと良く合います。IPAの苦味がピスタチオの味わいを引き立て、良い相乗効果を生み出してくれるでしょう。
おすすめ銘柄は「インドの青鬼」。
苦味が強いIPAですが、グレープフルーツのような香りがあり、日本でも人気のクラフトビールとなっています。
実際に合わせてみると、ピスタチオの濃厚な旨味とビールの苦味が絶妙です。
苦味が強くて飲みにくいと思っていましたが、ピスタチオと合わせるとコクが増してサラッと飲めました。インドの青鬼は、濃厚なナッツ類と合わせると良さそうですね。
アーモンドにはスコッチウイスキー
香ばしいアーモンドにはスコッチウイスキーがおすすめです。
スコッチウイスキーは、世界5大ウイスキーの中で最も飲まれているウイスキーです。
スコッチウイスキーは「ナッツ香」がする蒸留酒で、アーモンドをはじめ、くるみやカシューナッツと比喩されることもあります。
特にアーモンドは、ウイスキーを熟成させる樽に似た香ばしさがあり、合わせやすさはピカイチです。
おすすめ銘柄は「ホワイトホース ファインオールド」。
ホワイトホース ファインオールドは、スモーキーな風味とフレッシュな飲み口が楽しめるスコッチウイスキーです。
木樽で最低3年間の熟成しており、香ばしさのあるアーモンドとよく合います。
実際に合わせてみると、アーモンドの香ばしさとホワイトホースの香ばしさが絶妙です。
ホワイトホースは、まろやかでドライな味わいなので、ナッツの中でも味が薄いアーモンドと相性抜群でした。
飲み口がスッキリしているので、濃厚なナッツでも合わせやすいと思います。
カシューナッツにはシャルドネの白ワイン
カシューナッツには、シャルドネの白ワインがおすすめです。
シャルドネは芳醇な香りと濃厚な果実味があり、味の濃いカシューナッツとマッチ。
また樽熟成やマロラクティック発酵をした白ワインを「カシューナッツの香り」と表現することもあり、コクのあるシャルドネと相性が良いことが分かります。
おすすめは「ベリンジャー ファウンダース・エステート・シャルドネ」です。
「シャルドネのベリンジャー」と呼ばれており、デイリーワインよりワンランク上のシャルドネを楽しみたい人向けに開発されました。
ベリンジャー・ヴィンヤーズはアメリカを代表するワイナリーで、主に赤ワインが有名ですが、実は白ワインの生産も盛んです。
ベリンジャーは、濃厚な果実味のワインをいくつも生み出しており、今回も期待が持てます。
実際に合わせてみると、カシューナッツの濃厚さとシャルドネの果実味の相性が抜群です。
一番驚いたのが、シャルドネのコク深さ。リンゴや洋梨のようなフルーティーな香りとクリーミーな口当たりで、個人的に今までで一番美味しいシャルドネでした。
カシューナッツに負けないくらいのコクがあり、相乗効果でより美味しく感じました。
シャルドネは、味付けが濃いナッツ類と合わせても美味しいと思います。
くるみにはシラーズの赤ワイン
くるみには、シラーズの赤ワインがおすすめです。
くるみの薄皮には渋みがあるため、タンニンの効いたシラーズ種の赤ワインとよく合います。
またくるみは油分が多く、ボディがしっかりした赤ワインが最適です。
おすすめ銘柄は、「オラ・ヌエーヴァ シラーズ」。
スペインのシラーズを使用した赤ワインで、スパイシーな口当たりと濃縮した果実味が味わえます。
実際に合わせてみると、くるみのほろ苦さとシラーズの渋さが絶妙にマッチ。
シラーズを一口飲むと、舌の上に残るほどタンニンが強く、くるみの油分もスッキリとさせてくれました。
スパイスで味付けしたナッツや、香ばしさのあるナッツと相性が良いと思います。
まとめ
今回はナッツの種類ごとにマッチするお酒をペアリングしてきました。
何気なく食べていたナッツですが、合わせるお酒によって感じ方が変わります。
ぜひ本記事を参考に、自分好みの組み合わせを見つけてみてください。
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