• レビュー
  • 検証レビュー・お店紹介のページ

究極のお酒アレンジ、フレーバースティック(タルフレーバー)を試してみた。

※当メディアの記事で紹介している一部商品にはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどのアフィリエイトプログラムが含まれています。 アフィリエイト経由での購入の一部は当メディアの運営等に充てられます。

お酒を味チェンしたいなと考えると、温度を変えたり、割りものを変えたりということが多いかと思います。

一方で「熟成」でアレンジできるという少し変わった方法があることをご存知でしょうか?

たった1つの棒状の木をウイスキーなどのお酒に漬け込むだけで、「味わい」「香り」が変わり、お酒の格がグッと上がるという夢のような木が存在します。

どんな変化が起こるのか良く分からないと思いますので、実際に試してみましょう!

そもそも熟成をする理由とは

究極のお酒アレンジ、フレーバースティック(タルフレーバー)を試してみた。 イメージ画像1

そもそもなぜ樽に入れて熟成をするのか、実はよくわかっていないという方のために、説明します。

製造するお酒の種類によって異なる理由がありますが、共通して挙げれる理由は1つ。それは熟成することにより、木の成分がお酒の「香り」や「味わい」を変化させてくれるからです。

ちなみにこの熟成の工程は、木の種類、熟成の期間、樽の大きさ、熟成する場所などによって仕上がりが変わります。そのため、樽熟成は完成を大きく左右し、各蒸溜所が特にこだわり持って行う重要な工程と言われるのです。

▼樽熟成について詳しく知りたい方はこちら

タルフレーバーとは?

究極のお酒アレンジ、フレーバースティック(タルフレーバー)を試してみた。 イメージ画像2

さて、ここで登場するのが有明産業の「タルフレーバー」です。
画像の通り、樽をスティック状にカットした10cmほどのサイズ木片で、今回は4種類を用意しました。

・アメリカンホワイトオーク
・ミズナラ
・やまざくら
・くり

使い方は、ウイスキーや焼酎に浸け込むだけ、と超簡単です。浸けこむ期間によって変化し、目安は10分でほんのり色づき、1か月で風味が移るとのことです。

4種類それぞれに違いがあるようですが、後からちょろっと足した木片でそんなに変化が出るのか怪しいので、とりあえずやってみましょう。

▼タルフレーバーが気になる方はこちら。

48時間つけこんでみました


今回のお試しするにあたり用意したのは

・ウイスキー(バランタインファイネスト)
・タルフレーバー4種類

スーパーなどでもよく目にするバランタインのファイネストに、48時間それぞれ浸けたものを試飲し「香り」「味わい」「合いそうなペアリング」の3つの変化をレビューしていきます。

なお、レビューは元バーテンダーやソムリエ資格ホルダーなどなど、近くにいたお酒が好きそうな社員を集めて5人で行いました。

▼バランタイン ファイネストはこちらでチェック。


元々、この色のウイスキーが一体どんな変化するのか観ていきましょう!

アメリカンホワイトホーク

アメリカンホワイトホークは、バーボンやスコッチ、ワインなど様々な熟成に使われる代表的な素材です。

48時間浸け込んだ結果はこちら!

ミズナラ

ミズナラとはどんぐりのなる木の一種です。別名ジャパニーズオークとも呼ばれるほど、よく日本で使用される素材です。

48時間浸け込んだ様子はこちら!

やまざくら

やまざくらは、バラ科特有の甘い香りを持ち、少し控えめな印象の素材です。

48時間浸け込んだ様子はこちら!

くり

くりは、頑丈なため昔ワインの輸送などに使用されており、現在ではあまり使用されることが少ない素材です。

48時間浸け込んだ様子はこちら!

総評と早見表

究極のお酒アレンジ、フレーバースティック(タルフレーバー)を試してみた。 イメージ画像5
正直ここまで変わってしまうのかと結構な衝撃を受けました。変化にはそれぞれに違いがあり良し悪しがありますが、共通点は角がなくなるという点です。それもたった2日間漬けて放置すだけで!

レビューするにあたり何もしていないバランタインファイネストもストレートでしこたま飲みましたが、二度と元々を飲めなくなるぐらいアルコール感に変化がありました。そのため、アルコール臭さが苦手という方には特におすすめできるかもしれません。

また星の数からも分かるかと思いますが、ミズナラとアメリカンホワイトホークは4種類の中でも頭一つ抜きに出た2巨頭でした。とりあえずで試すのであれば、この2つがおすすめです。

一体どこが開発したのか?

究極のお酒アレンジ、フレーバースティック(タルフレーバー)を試してみた。 イメージ画像6

今回試した「タルフレーバー」の販売元は京都府にある、有明産業株式会社です。
「樽を通じて常に革新に挑み、 世界に向けて お酒の新たな価値を創造していく」という樽に特化した経営理念を掲げ、日本で唯一洋酒熟成用の樽を製造しています。

Taru Flavor タルフレーバー (Amazon)

ちなみに、今回の試した「タルフレーバー」は、
スティーブという原料である大麦を水に浸すための容器に使用される質の良い木材をそのまま使用していたり、チャーリングと呼ばれる熟成用の樽に火入れする工程を再現していたり、かなりこだわった高品質品でした。流石のこだわりです。

▼Taru Flavor タルフレーバーはこちらでチェック。

公式HPはこちら

まとめ

お酒を購入した後に、熟成をアレンジできる「タルフレーバー」をレビューしました。

グラス、温度、割りものなどでアレンジを楽しむことは有名ですが、「熟成」そのものに変化を持たせられるという幅、これかなり面白いです。お酒好きな方にプレゼントすれば喜ばれることでしょう。

もちろん、面白いだけではなく、約800円の木片を浸け込んだだけで、普段飲みの格が爆上がりしてしまいますので、ぜひお酒好きの皆様にお試し頂きたいです!

■この記事を読んだ方におすすめの記事
樽熟成が味わいのカギ!ウイスキー樽の種類と特徴は?
【初心者向け】飲みやすいウイスキーの選び方とおすすめ銘柄を10個厳選!
ウイスキーを樽買い?究極の大人の楽しみ方