知られざるNO,1!インド最強のウイスキー「アムルット」について解説
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インドのウイスキーと聞くと何を想像しますか?
IT系?カレー?映画?
実は、インドのウイスキーは日本のウイスキー市場の10倍もの規模を持ち、これからのウイスキー市場をになっていくブランドのひとつなのです。
そこで今回は、これから伸びること間違いなしのインディアン・ウイスキーの代表銘柄「アムルット」について紹介します。
また、以下記事にて、初心者の方でも飲みやすいウイスキーの選び方をご紹介しています。
産地ごとの特徴を知ることで自分好みのウイスキーが見つかります。本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
参考記事:【初心者向け】飲みやすいウイスキーの選び方とおすすめ銘柄を10個厳選!
目次
アムルット蒸留所とは
アムルットは、インド南部の田園都市バンガロールにある蒸留所です。
元は、ラムやブランデーを蒸溜していましたが、1980年代にモルトウイスキーの蒸溜を開始し、2004年にはインドで初めて、シングルモルトを開発しました。
創業は1948年、日本だと歌手の美空ひばりさんがデビューした年のこと。長い歴史を持っています。
蒸留所の大きな特徴の1つに、立地です。「バンガロール」という標高920mと世界にある蒸留所の中でも最も高い場所で、種類によりますが、山脈の絵がデザインさています。
インドのウイスキーというとあまりイメージがないとは思いますが、近年世界的なウイスキー誌からも高い評価を受けて、徐々に人気が高まっている注目のウイスキーです。
インドのウイスキーってどうなの?
そもそもな話なのですが、正直な話インドのウイスキーって日本に住んでいると全くといっていいほどイメージがないと思います。アムルットについて詳しく紹介するた前に、少しインディアン・ウイスキーについて紹介します。
実は世界で一番ウイスキーを飲んでいるのはインド
文字通り、インドはウイスキーの消費量が世界一。インドの消費量だけで、世界の消費量の約半分に迫ります。とんでもない消費量です。
なぜここまでウイスキーが盛んかなのかというと、諸説ありますがライフラインの問題が大きいです。インドでは電力に問題がありました。現在ではかなり改善されているそうですが、数年前まで頻繁に停電が発生していたようです。そのため冷やす必要があるビールなどはあまり普及しなかった背景があります。一方ウイスキーは、冷蔵しなくても長期保存でき、ショットでも飲めるため、人気となりました。
なぜ有名じゃないのか?
なぜ世界一消費されるウイスキーなのにも関わらず、有名なイメージがないのでしょうか?理由は、国内消費量にあります。
インドでは、国内で製造されるウイスキーの約60~70%が国内で消費されています。背景には、先ほどの理由や、関税が150%と異様に高いことあったりと様々な要因がインドのウイスキー人気、消費量を創り上げています。
いくら生産してもこれだけ地産地消するのであれば、国外にあまりウイスキーが出回らないことも頷けます。
アムルットの特徴である2つの「3」とは?
アムルット蒸留所のウイスキーはどんな特徴がるのか紹介します。
「3」倍速で進む熟成
蒸留所がある、バンガロールはインドの田園都市といわれるほど、農耕に対して非常に良い環境の土地です。また、農業マーケットはもちろん街としても人気で今や東京を超える人口規模を誇ります。
そんなバンガロールにある蒸留所でのウイスキーの熟成は約3倍の速度で進むといわれています。なぜそんなことがいえるかというと、自然環境起因による、エンジェルシェアの割合が高いからです。
エンジェルシェアとはウイスキーが樽熟成する中で、水分とアルコールが蒸発する減少のことをいいます。ウイスキーが呼吸している証拠であり、品質を左右する現象です。
そして、このエンジェルシェアですが、最もウイスキーが有名なスコットランドで約3%なのに対して、バンガロールでは10~16%とかなり高いです。このようにウイスキーの呼吸に着目し、熟成の速度だけを考えると、スコットランドに対して約3倍の速度で熟成がピークに達します。
世界「3」位といわれる品質
ウイスキーの世界にはいくつかの有名な評論誌、評論家がいます。そのなかでもジム・マレー氏が手掛ける「ウイスキー・バイブル」は、世界的に権威のある雑誌です。
アムルットは、本誌2011年の評価において、ジム・マレー氏に全40,000種の中で「世界第3位のウイスキー」と言わしめました。なお、当時の評価点は97/100点とかなりの高得点、高品質なのです。
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アムルットのラインアップ
最後に、そんな魅力にあふれるウイスキーのラインアップを紹介します。
アムルット シングルモルト
2004年当初に国内で初めてのリリースとなったシングルモルトのインディアンウイスキー。アジアのフルーツの飴のような甘い味わいと長い余韻が特徴的な仕上がりです。
アムルット フュージョン
ジム・マレー氏に世界3位を言わしめた銘柄。インドとスコットランドの麦芽を合わせて使用していることから「フュージョン」という名前がついています。複雑で深い甘みを感じることのできるウイスキーです。
アムルット ピーテッド
メイプルのような甘い味わいに、軽めのスモーキーな香りがあるピーテッドタイプ。ピーテッドタイプとは言いましたが、ピートの主張がそれほど強くなく、ほんのり香る程度でスッキリしているのが特徴です。
まとめ
今回はインディアン・ウイスキーの代表的銘柄である「アムルット」について紹介しました。山崎や白州、スコッチなどが現在有名ですが、肩を並べる日もそう遠くはないのかもしれません。
お店見つけた際はぜひ、試してみてください!
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