世界で流行!「クラフトジン」ってどんなお酒?特徴やおすすめの銘柄を紹介

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ジントニックやジンバックなど、ジンを使用したカクテルは日本でも人気があります。

そして最近話題になっているのが「クラフトジン」。世界から注目され始め、日本でも流行になると噂されているお酒です。クラフトビールがあるように、ジンにもクラフトジンがあります。

そこで今回はクラフトジンの特徴やジンとの違い、おすすめの銘柄を紹介していきます。普段からカクテルを飲む方や、新しいお酒に興味のある方は参考にしてみてください。

クラフトジンとは?

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クラフトジンとは、ハーブ、スパイスなど独自のボタニカルを用いて造られたオリジナルな蒸留酒。大量生産ではなく、こだわりを持って少量生産されることが多い珍しいジンです。

厳しいルールや規定がないので、辛口から甘口、個性的なボタニカルを使用したものまでさまざまです。

クラフトジンブームが起こった理由

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ジンは世界中飲まれ、日本でもお馴染みの蒸留酒として人気があります。ジンの本場はイギリスで、日本でも定番の「ビーフィーター」「ボンベイ・サファイア」はコンビニやスーパーでも購入できます。

イギリスではジンの生産が盛んですが、約200年に渡り蒸留免許が降りていませんでした。1823年にできた法律により1800l未満の蒸溜器では、蒸溜免許が降りなくなってしまったのです。これにより、こだわったクラフトジンを造るということができなくなりました。

その後、アメリカにクラフトビールブームが訪れ、影響を受けたサム・ゴールズワージーとフェアファクス・ホール、ブラウンがクラフトジンの会社を設立することを決めます。

イギリス政府と何度も交渉をし、ついにジンの蒸留免許が下りたのです。そしてクラフトジンメーカー「シップスミス」を創業。クラフトジンが世界に広まり始め、現在に至ります。

クラフトジンと通常のジンの違い

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こだわって造られるのがクラフトジンですが、「通常のジンと何が違うの?」と疑問に感じている人も少なくありません。そこでクラフトジンと通常のジンの違いを、詳しく解説していきます。

ボタニカル

ボタニカルとは自然の草花から由来した成分を指します。英語では「植物由来の」という意味があり、植物から抽出した成分を使用してクラフトジンは造られます。

普通のジンはジュニパーベリーやコリアンダーシードなど、5〜10種類ほどのボタニカルを使用。しかしドラフトジンは、バラの花やキュウリなどのエキスを使用されることもあり、通常のジンではありえないようなボタニカルも加えられるのです。

日本のクラフトジン「季の美」は、玉露やゆずのボタニカルを使用しており、日本らしさが溢れるクラフトジンになっています。国や地域によって全く違う個性が出るのもクラフトジンの良さですね。

味わい

クラフトジンは味わいも通常のジンとは違い、ボタニカルによって個性あふれる味になります。ボタニカルを楽しむために、ロックやストレートで飲まれることも多く、カクテルの割り材として使われる通常のジンとは少し飲み方も違います。

価格

クラフトジンは少量生産でこだわりを持って造られています。そのため値段も3000〜5000円前後の銘柄が多いです。通常のジンは1000円前後で販売されているため、初めて購入する人は「ちょっと高い」と感じてしまうかもしれませんね。

ボトルデザイン

こだわりを持って造られるクラフトジンは、ボトルデザインも個性的です。クラフトジンは「飲む香水」とも呼ばれており、まるで香水ボトルのようなデザインもあります。おしゃれなものが多いので、プレゼントにもおすすめです。

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クラフトジンの美味しい飲み方

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それではクラフトジンの美味しい飲み方を紹介します。

ロック・ストレート

クラフトジンは銘柄ごとにボタニカルが違うので、ロックやストレートでダイレクトに味や香りを楽しむのもおすすめです。通常のジンはスッキリとしてしてアルコール感がありますが、クラフトジンは味わい深く、ロックやストレートでも美味しく飲めます。

ソーダ割り

「ロックやストレートはちょっと」という人はソーダ割りがおすすめです。ジントニックよりも味は薄いですが、クラフトジン本来の味や香りをほんのりと感じることができ、美味しく飲めます。プラスでライムを絞ると、よりフレッシュになり飲みやすくなりますよ。

ジントニック

ジンといえば、ジントニックを思い浮かべる人も多いかと思います。クラフトジンはジントニックにしても美味しいです。

普通のジントニックとは違い、香りと味に深みが出ます。いつも飲んでいるジントニックと比べてみるのもいいかもしれませんね。

おすすめのクラフトジン

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最後におすすめのクラフトジンを紹介します。それぞれ特徴的な個性があるので、ぜひ参考にしてみてください。

Sipsmith London Dry Gin(シップスミス ロンドンドライジン)

先ほどクラフトジンの歴史でもお話しした、クラフトジンブームの火付け役でもある「シップスミス」。イギリス産100%の麦をベースに、ジュニパー・ベリー、コリアンダーの種、アーモンド、シナモン、レモンピール、オレンジピールなどのボタニカルが使用されています。

製造にもこだわりがあり「ワンショット蒸溜」と呼ばれる手法を採用。安いジンや焼酎などは同じ原料を何度も蒸留し、多くのアルコールを生産します。ワンショット蒸留は、原料を1回しか蒸留しません。これにより個性や香りが強くなり、上質なクラフトジンができるのです。

花のような香りが特徴的で、飲んだ瞬間にレモンやオレンジのアロマが漂います。後味はキリッと力強い印象で、ドライジンを旨味をダイレクトに感じることができます。ジントニックにしても非常に美味しいですよ。

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HENDRICK’S GIN(ヘンドリックスジン)

世界70カ国で愛されている、スコットランドのクラフトジンです。11種類のボタニカルを使用し、バラの花びらやキュウリのエキスも加えられています。ボタニカルは世界中から仕入れ、その年の一番状態の良い産地から仕入れるほど、こだわっています。

また強いこだわりが評価され、ウォールストリート・ジャーナルで「世界のベスト・ジン」にも選ばれました。日本でも人気が高まっているクラフトジンのひとつです。

味わいは、きゅうりの爽やかさとバラの香りが絶妙にマッチし、長い余韻を楽しむことができます。おすすめは、ロックにキュウリのスライスを浮かべて飲むキュウリスタイルです。ボタニカルにキュウリを使用しているので、意外とマッチして美味しく飲めますよ。

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SILENT POOL(サイレントプール)

クラフトジンの中でも「SNS映えするボトル」と話題のサイレントプール。イギリスで最も美しい田園地帯ともいわれる、サイレントプールの湖畔の蒸溜所を構えています。

バラの花びらやラベンダー、リンデンなどイギリス産のボタニカルを24種類も使用し、丁寧に製造。花系のボタニカルが豊富に使用されているため、非常に香り高いジンが出来上がります。

味わいはスッキリしたシトラスのような飲み口で、後味も瑞々しい感じがあります。とにかく香りが特徴的なので「まるで香水のようだ」と比喩されることも。

そしてサイレントプールといえばボトルデザインです。エメラルドグリーンのボトルは、サイレントプール湖をイメージして作られています。飲んだ後は、花瓶として使用してもおしゃれですね。

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BLUE BOTTLE DRY GIN(ブルーボトルドライジン)

イギリスとフランスの間に浮かぶガーンジー島にある、スリーフィンガーズ蒸留酒製造所が造るクラフトジンです。サンフランシスコ・ワールドスピリッツコンペティション2015では金賞を受賞し、世界的にも認められるクラフトジンになりました。

ボタニカルにもこだわり、1回の生産バッチは400本以下。全てのボトルには、ボトルナンバーとバッチナンバーが記載されており、その希少さが伺えます。

ココナッツやバニラのようなアロマとほのかに甘い飲み口は、普通のジンとは全く異なるスタイルです。ストレートやロックでじっくりと飲むことをおすすめします。

ジャパニーズクラフトジン ROKU 六

日本が世界に誇るジャパニーズクラフトジンです。サントリースピリッツ(株)とビームサントリー社が共同開発を行った、こだわりの強いクラフトジンで、日本ならではのボタニカルを使用しているのが特徴。

ボタニカルは桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子を使用し、日本らしさが溢れる味わいを実現しています。桜の香りや柚子の風味、山椒のスパイシーさを感じられるクラフトジンです。

使用されているボタニカルは和食との相性も抜群です。ロックやソーダ割りにして和食と合わせてみるのもいいでしょう。

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まとめ

今回は世界で流行しているクラフトジンについて解説をしました。普段からジンを飲んでいる人は、クラフトジンを試してみたくなったのではないでしょうか?

また日本で生産されているクラフトジンも魅力的ですね。どんな味がするのか気になります。

それでは、お店でクラフトジンをオーダーしたり、リカーショップで購入して楽しんでみてくださいね。

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